ショート動画クリエイティブの素材作成5手順【2026】

ショート動画クリエイティブの素材作成5手順【2026】

読了目安:約分

ショート動画クリエイティブの素材作成とは、広告で配信する縦型動画を、冒頭・訴求・尺を変えて複数本つくることです。配信先はTikTok・Instagramのリール・YouTube Shortsが中心です。1本の動画を作り込むより、1回の撮影から冒頭とテロップを差し替えた4〜6本を用意し、配信しながら効く型を見つけるほうが成果につながります。TikTokは公式に、1つの広告セットにクリエイティブを3〜5点入れることを推奨しています。

株式会社TaTap(SNSマーケティング支援会社)は、SNSで知り、AIで調べ、買うという新しい「買う場面」を、一次データで設計する会社です。古着・自社EC・楽天やAmazon・飲食・小売店舗・人材など9業種を自分たちで運営してきた経験と、月次の独自調査(第1回n=321/第2回n=363/第3回n=435/第4回n=342/第5回n=334)をもとに、累計300アカウント以上のSNS運用を支援してきました。本記事では、TaTapのYouTube動画「ショート動画制作会社・代行を頼む前に見る342名の調査|見ている人の55.6%が購入・買い場はAmazon楽天55.6%・決め手は「使っている様子」45.3%」の内容もあわせて紹介します。

最初にやることは、今配信している広告動画の本数と、それぞれの冒頭3秒で何を見せているかを書き出すことです。素材が1〜2本しかない、または冒頭がどれも同じなら、素材の作り分けから始めます。

この記事の要点

  • ショート動画クリエイティブの素材作成は、冒頭・訴求・尺を変えた縦型動画を複数本つくる作業です。
  • TikTokは、1つの広告セットにクリエイティブを3〜5点入れることを推奨しています。
  • TaTapの調査では、ショート動画を見る人の30.5%が最初の3秒で見続けるかを決めていました。
  • TaTapのショート動画制作は、制作のみで1本30,000円からです(税別)。
  • 素材は2〜4週ごとに見直し、効いた素材の冒頭を変えた新しい素材を足します。

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ショート動画クリエイティブの素材作成とは、何を作ることですか?

作るのは、冒頭3秒・訴求・証拠・行動の4つの部品でできた縦型動画です。広告では、この4つのうち1つだけを変えた動画を複数本用意し、どれが効くかを配信で確かめます。部品を一度にすべて変えると、何が効いたのか分からなくなります。

広告用のショート動画は4つの部品でできている冒頭3秒何の動画か一目で分かるつかみ訴求誰のどんな悩みに効くかを1つ証拠使っている様子・価格・口コミ行動どこで買えるか何と検索するかを伝える素材を作り分けるときは、4つのうち1つだけを変えますテロップは音声オフでも伝わる量にし、9:16の安全域に収めます株式会社TaTap作成(2026年10月時点)

図:広告用ショート動画を構成する4つの部品

部品役割作り分けの例
冒頭3秒何の動画かを一目で伝える使用後の結果/悩みの一言/価格を先に見せる
訴求誰のどんな悩みに効くかを1つに絞る時短になる/見た目が変わる/コスパが良い
証拠本当かどうかを確かめる材料を見せる使っている様子/価格表示/購入者の口コミ
行動どこで何と検索すれば買えるかを伝える商品名の表示/販売しているモール名

冒頭3秒が素材の作り分けで最も大切です。TaTapは2026年9月、全国の20〜59歳の男女342名に「ショート動画と購買行動調査」を実施しました。TaTapが同調査で集計したところ、最初の3秒で見続けるかを決める人は30.5%でした(ショート動画を見ている243名)。

同じ調査で、音声をオフにして見ることが多い人は28.8%でした(243名)。テロップがない動画は飛ばす人は、20代で35.2%、50代で5.7%と年代で差がありました。調査の詳細はショート動画と購買行動調査(TaTap SNS調査 第4回)で公開しています。

広告用のショート動画素材は、何本・どんな違いで用意しますか?

目安は1つの広告セットに3〜5本です。違いは冒頭と訴求の組み合わせでつくり、中盤の使用シーンは共通にします。1回の撮影で冒頭3パターンと訴求2パターンを撮っておけば、編集だけで6本まで作り分けられます。

1回の撮影から、冒頭×訴求で4〜6本を作る冒頭\訴求訴求A:時短になる訴求B:見た目が変わる冒頭1:使用後の結果素材①素材②冒頭2:悩みの一言素材③素材④冒頭3:価格を先に素材⑤素材⑥中盤の使用シーンは共通にし、冒頭とテロップだけ差し替えます株式会社TaTap作成(2026年10月時点)

図:1回の撮影から冒頭と訴求を組み合わせて作る広告素材

作り分けの軸変える部分確かめられること
冒頭最初の3秒の映像とテロップどのつかみで見続けられるか
訴求中盤のテロップとナレーションどの悩みに刺さるか
証拠使っている様子・価格・口コミの順番何を見て買う気になるか
尺15秒・30秒など長さどの長さで最後まで見られるか
出演者スタッフ・購入者・クリエイター誰が話すと信頼されるか

TikTokは「運用型広告向けのクリエイティブベストプラクティス」で、広告セットごとのクリエイティブは3〜5点を推奨すると説明しています。検証期間中は、違いの大きいクリエイティブを使うことが効果的だとしています。詳しくはTikTokビジネスヘルプセンター「運用型広告向けのクリエイティブベストプラクティス」で確認できます。

ショート動画クリエイティブの素材は、どう作りますか?

作り方は5つの手順です。最初に「何が決め手になるか」の仮説を立て、撮影は1回にまとめ、編集で冒頭とテロップを差し替えます。撮影を素材ごとに分けると、費用と日数が本数分かかります。

手順やることポイント
1決め手の仮説を2〜3個立てる使っている様子・価格・口コミのどれで買われるか
2冒頭と訴求の組み合わせ表をつくる冒頭3パターン×訴求2パターンなど
31回の撮影で冒頭カットと使用シーンを撮るスマホでの手元撮影や購入者目線の映像も撮る
4編集で冒頭とテロップを差し替える音声オフでも伝わる量のテロップを入れる
59:16で書き出し、安全域を確かめるテロップがボタンや説明文に重ならないようにする

仮説を立てるときは、見る人が何を決め手にしているかを参考にします。第4回調査では、「欲しい」と思う決め手の1位は実際に使っている様子で45.3%、価格表示は30.0%、冒頭で何の動画か分かることは26.3%でした(243名)。再生回数やいいね数を決め手にした人は9.5%でした。

縦型の比率と安全域はショート動画のサイズ・比率|9:16と安全域【2026】で解説しています。購入者風に撮る広告動画の作り方はUGC風広告動画の作り方|1本5万円と向く商材6条件にまとめています。

投稿用のショート動画と広告用の素材は、何が違いますか?

違いは、見る人がフォローしているかどうかと、作る本数です。投稿用はフォロワーに向けて1本ずつ企画しますが、広告用は知らない人に向けて、同じ商品で複数の冒頭を試します。広告と分かると飛ばす人もいるため、作り込みすぎない見せ方も必要です。

比べる点投稿用のショート動画広告用の素材
見る人フォロワーとおすすめ欄の人商品を知らない人
本数の考え方1企画1本1つの撮影から3〜6本
冒頭アカウントらしさを優先何の動画かを3秒で伝える
終わり方保存・フォローを促す商品名と買える場所を伝える
評価の数字保存数・シェア数視聴維持・獲得単価

第4回調査で、広告だと分かったら飛ばす人は28.4%でした(243名)。ショート動画きっかけで購入した人のきっかけは、企業・ブランドの公式アカウントの投稿が40.7%、広告が27.4%でした(購入経験者135名)。投稿で反応の良かった動画を広告の素材に回すと、広告らしさを抑えられます。

ショート動画の広告素材の作成と運用は、いくらかかりますか?

制作のみなら1本30,000円から、広告運用は広告費の20%で最低100,000円が目安です。1つの広告セットに4本を入れる場合、素材の制作費は120,000円からになります。広告費は実費で別にかかります。

メニュー料金(税別)含まれる作業
ショート動画制作(制作のみ)1本30,000円〜企画・台本・撮影(スマホ/Osmo)・編集・サムネイル・3媒体の書き出し
ショート動画運用(運用込み)1本50,000円上記に加え、投稿・分析・翌月の企画への反映
SNS広告運用代行広告費の20%(最低100,000円)Meta・TikTokの配信設計・入札と予算の調整・月次レポート
ギフティングの二次利用許諾1件2,000円購入者の投稿を広告素材に使う許諾取得

株式会社TaTapのショート動画制作の料金は、制作のみで1本30,000円です。一眼での撮影、キャスティング、撮影場所の手配は別途です。SNSアカウントの運用代行と組み合わせる場合は、初回のみ初期対応費100,000円がかかります。表示価格はすべて税別です(2026年10月時点)。制作の範囲はショート動画制作のサービスページ、広告の運用はSNS広告運用・出稿のサービスページに掲載しています。

広告用ショート動画の制作範囲と1本の料金を見る →

素材の入れ替えは、どのくらいの頻度で行いますか?

目安は2〜4週ごとの見直しです。配信を始めて2〜4週で、視聴維持と獲得単価から効いている素材を決めます。成果が落ち始めたら、効いた素材の冒頭だけを変えた新しい素材を同じ広告セットに足します。

素材は2〜4週で見直し、効いた型を残す配信開始1つの広告セットに3〜5本を入れて同時に配信2〜4週目視聴維持と獲得単価で勝ち素材を決める入れ替え勝ち素材の冒頭を変えた新素材を同じセットに追加成果が落ち始めたら、新しい広告セットではなく素材を足します株式会社TaTap作成(2026年10月時点)

図:ショート動画の広告素材を入れ替える流れ

時期やること見る数字
配信開始1つの広告セットに3〜5本を入れる表示回数・冒頭の離脱
2〜4週目効いている素材と止める素材を決める視聴維持・クリック率・獲得単価(UTM付きリンクとGoogleアナリティクスで購入まで追う)
成果が落ち始めたら効いた素材の冒頭を変えた新素材を足す獲得単価の推移と新規の到達

TikTokは同じ公式ページで、クリエイティブの更新方法にも触れています。新しい広告セットを作らず、既存の広告セットに新しいクリエイティブを追加すると、広告セットの寿命を延ばせると説明しています。広告を見て商品名で検索する人も多いため、Search Consoleで商品名の検索が伸びているかもあわせて確かめます。摩耗の見分け方は広告クリエイティブの摩耗|検知5段階と入れ替え基準で解説しています。

ショート動画クリエイティブの素材作成で失敗しやすい注意点は?

よくある失敗は4つです。どれも、本数や見た目にこだわって、何を確かめるための素材かを決めていないときに起きます。

失敗起きること防ぎ方
1本を作り込みすぎる費用がかさみ、外れたときに次がない1回の撮影から3〜6本に作り分ける
全部の部品を同時に変える何が効いたのか分からない1素材で変える部品は1つにする
購入者の投稿を許諾なしに使う権利の問題になる二次利用の許諾を取り、PRを明記する
効能を言い切るテロップを入れる薬機法や景品表示法に触れるおそれがある根拠のある表現だけを使う

購入者の投稿を広告に使うときの許諾はUGCの二次利用|広告転用の許諾4点と注意点【2026】で解説しています。

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広告用のショート動画素材を作らないほうがいい会社は?

おすすめしないのは、次の3つに当てはまる会社です。どの場合も、素材を増やす前に整えることがあります。

会社の状況先にやること理由
月の広告費が少なく、素材を比べられない投稿で反応の良い動画を見つける配信量が少ないと勝ち負けが決まらない
商品ページや口コミが整っていない売り場と口コミを整える動画で興味を持った人が調べた先で離れる
使う様子を見せにくい商材静止画や説明の広告を試す決め手の1位である使用シーンを撮れない

広告より先に集客の全体像を決めたい場合は、ECサイトの集客は3本柱|方法12選と費用【2026】も参考にしてください。

まとめ:ショート動画クリエイティブの素材作成は、1回の撮影から作り分ける

  • ショート動画クリエイティブの素材は、冒頭・訴求・証拠・行動の4つの部品でできています。
  • 1つの広告セットに3〜5本を入れ、1素材で変える部品は1つにします。
  • 最初の3秒で見続けるかを決める人は30.5%で、冒頭の作り分けが最も大切です。
  • 1回の撮影から冒頭とテロップを差し替えて、4〜6本を作ります。
  • 2〜4週ごとに見直し、効いた素材の冒頭を変えた新素材を足します。
  • TaTapのショート動画制作は、制作のみで1本30,000円からです(税別)。

広告の素材が1〜2本のまま、同じ動画を回し続けていませんか?

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よくある質問

Q1. ショート動画の広告素材は何本用意すればいいですか?

1つの広告セットに3〜5本が目安です。TikTokも公式に3〜5点を推奨しています。冒頭3パターンと訴求2パターンを1回の撮影で撮っておけば、編集だけで6本まで作り分けられます。中盤の使用シーンは共通にして、費用を抑えます。

Q2. 広告用のショート動画は何秒がいいですか?

15秒と30秒の2種類を用意して比べるのが確実です。長さより大切なのは冒頭3秒で、TaTapの調査では最初の3秒で見続けるかを決める人が30.5%でした。冒頭で何の動画かが伝われば、長めの動画でも最後まで見られます。

Q3. 音声なしでも伝わる素材にする必要はありますか?

必要です。TaTapの調査では、音声をオフにして見ることが多い人は28.8%でした。テロップで要点が伝わるようにし、TikTokが推奨する1秒あたり10〜20文字を目安にします。テロップがない動画は飛ばす人が20代で35.2%いました。

Q4. 投稿で使った動画を広告に回してもいいですか?

反応の良かった投稿は、広告素材の有力な候補です。広告だと分かると飛ばす人が28.4%いるため、投稿の自然な見せ方は広告でも効きます。購入者やクリエイターの投稿を使う場合は、二次利用の許諾を取り、関係を明示してください。

Q5. 素材はどのくらいの頻度で入れ替えますか?

2〜4週ごとに見直します。視聴維持と獲得単価から効いている素材を決め、成果が落ち始めたら、効いた素材の冒頭を変えた新しい素材を同じ広告セットに足します。新しい広告セットを作るより、既存のセットに追加するほうが学習を活かせます。

Q6. 広告用のショート動画をTaTapに頼むといくらかかりますか?

ショート動画制作は制作のみで1本30,000円〜、投稿と分析まで含む運用込みは1本50,000円です。広告の運用は広告費の20%で、最低100,000円です。1つの広告セットに4本なら制作費は120,000円〜です(税別・2026年10月時点)。

最終更新:2026年10月25日/執筆:株式会社TaTap 編集部(監修:代表取締役 富田竜介)

記事監修
富田竜介 プロフィール写真
富田 竜介 Ryusuke Tomita
株式会社TaTap 代表取締役|SNSマーケティングコンサルタント

Instagram・TikTok・X(旧Twitter)・YouTubeを中心に、企業のSNS運用設計・コンテンツ制作・改善まで一気通貫で支援。累計300社以上の支援実績をもとに、業種・予算規模を問わず再現できる運用モデルを体系化している。
現場の一次情報にもとづいた実践的なノウハウを強みとし、自社メディア「SOCIAL TALK」ではSNSトレンドの解説や運用事例を継続発信中。

富田竜介 著書

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