採用SNSの稟議は回収ラインで通す|7項目【2026】

採用SNSの稟議は回収ラインで通す|7項目【2026】

読了目安:約分

結論:採用SNSの稟議は、「年額」「回収ライン(今の採用単価で何名分か)」「中止基準(いつ何の数字で止めるか)」の3つの数字を1枚目に書くと通りやすくなります。たとえば年額2,500,000円の採用SNSは、採用単価が800,000円の会社なら約3.1名分で、年間4名の採用増で回収できます。経営が知りたいのは投稿の中身より、いくら使って、何名で元が取れ、うまくいかないときにいつ止めるかです。

株式会社TaTap(SNSマーケティング支援会社)は、SNSで知り、AIで調べ、買うという新しい「買う場面」を、一次データで設計する会社です。古着・自社EC・楽天やAmazon・飲食・小売店舗・人材など9業種を自分たちで運営してきた経験と、月次の独自調査(第1回n=321/第2回n=363/第3回n=435)をもとに、累計300アカウント以上のSNS運用を支援してきました。本記事では、TaTapのYouTube動画「採用SNS支援サービスの設計|媒体で知って、SNSで確かめ、内定後の接点で決める。7割がSNSで検索!?」の内容もあわせて紹介します。

採用SNSの稟議とは、採用を目的にしたSNS運用の費用を、経営や決裁者に承認してもらうための社内手続きです。TaTapの採用SNS支援を3か月で稟議に出す場合、スタンダードプランなら初期対応費100,000円と月額200,000円×3か月で700,000円です(税別・2026年10月時点)。最初にやるべきことは、昨年度の求人媒体費と人材紹介手数料を合計し、採用1名あたりの費用を出しておくことです。

この記事の要点

  • 採用SNSの稟議書には、目的・現状・比較・金額・回収ライン・評価と中止基準・体制の7項目を書きます。
  • 経営が最初に見るのは、年額、何名の採用で元が取れるか、いつ何の数字で止めるかの3つです。
  • 年額2,500,000円の採用SNSは、採用単価800,000円の会社なら年間4名の採用増で回収できます(採用単価は仮置き)。
  • TaTapの採用SNS支援は、3か月の決裁額がライト400,000円・スタンダード700,000円・プロ1,300,000円です(税別・2026年10月時点)。
  • 応募数で判断できるまでの目安は3〜6か月のため、稟議の評価期間は最低6か月で書きます。

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採用SNSの稟議書は、何をどう書けばいいですか?

結論:目的、現状、比較、金額、回収ライン、評価と中止基準、体制の7項目を書きます。1枚目に7項目の要約を置き、見積書・投稿のイメージ・支援会社の資料は添付に回すと、決裁者が数分で判断できます。

採用SNSの稟議書は「1枚目」で決まる 1. 目的:今期の採用目標と、今の不足(名数) 2. 現状:採用単価・応募数・内定承諾率 3. 比較:何もしない/媒体増額/採用SNS 4. 金額:初月・3か月・年額の決裁額 5. 回収ライン:採用何名分で元が取れるか 6. 評価:3か月・6か月で見る数字と中止基準 7. 体制:社内の担当者・確認者と月の工数 経営が最初に見るのは4〜6。見積書・事例・投稿イメージは添付に回します 株式会社TaTapが作成(2026年10月時点)

図:採用SNSの稟議書に書く7項目と、経営が最初に見る3項目

項目書く内容書き方の例
1. 目的今期の採用目標と不足している名数中途の施工管理職を年6名採用、現状の見込みは3名
2. 現状採用単価・応募数・内定承諾率採用単価800,000円、応募月4件、承諾率50%
3. 比較何もしない/媒体増額/採用SNSの3案3案の費用と、止めたときに残るもの
4. 金額初月・3か月・年額の決裁額初月300,000円、3か月700,000円
5. 回収ライン年額 ÷ 今の採用単価年間4名の採用増で回収
6. 評価と中止基準3か月・6か月で見る数字と止める条件6か月でSNS経由の応募0件なら見直す
7. 体制社内の担当者・確認者と月の工数人事1名・月8時間、広報が表現を確認

目的の欄には、採用SNSを「求人媒体の代わり」ではなく「求人媒体で知った人が確かめに来る受け皿」と書きます。TaTapのYouTube動画「採用SNS支援サービスの設計」では、求職者は求人媒体で知り、SNSで確かめ、内定後の接点で決めると説明しています。媒体費を減らす提案ではなく、今の媒体費からの応募と承諾を増やす提案として書くと、経営の反対が出にくくなります。

経営は採用SNSのどの数字を見て判断しますか?

結論:経営が見るのは、年額、回収ライン、中止基準の3つです。フォロワー数や再生数の目標は判断材料にならないため、稟議では応募数・面接数・内定承諾率と、採用1名あたりの費用で書きます。

回収ラインは「年額 ÷ 今の採用単価」で出す 採用SNSの年額 2,500,000円 スタンダードの例 ÷ 今の採用単価 800,000円 仮置き。自社の実績に替える = 回収ライン 約3.1名 → 4名で回収 ・採用単価=求人媒体費・人材紹介手数料などの年間採用費 ÷ 年間採用数 ・「採用増」には、内定承諾率の改善で増えた入社も含めます ・採用SNSが関わった採用は、応募経路と面接での聞き取りの両方で数えます ・保守(+1名)・標準(+3名)・強気(+5名)の3案を並べて出します 株式会社TaTapの試算例(税別・2026年10月時点)。採用単価800,000円は仮置きです

図:年額を今の採用単価で割ると、何名分で元が取れるかが1行で示せます

経営が見る数字出し方稟議での書き方
年額初期対応費+月額×12か月スタンダードで2,500,000円(税別)
回収ライン年額 ÷ 今の採用単価採用単価800,000円なら約3.1名、4名で回収
3案の回収保守+1名・標準+3名・強気+5名保守では回収できず、標準でほぼ回収、強気で回収
中止基準評価時期と止める条件6か月目にSNS経由の応募0件なら見直す

採用単価800,000円は、TaTapが試算で使う仮置きの金額です。稟議では、昨年度の求人媒体費と人材紹介手数料の合計を採用数で割った、自社の実績に置き換えてください。保守の案で回収できないことも隠さずに書くと、決裁者は「どこまでいけば元が取れるか」を自分で判断できます。何名の採用増で回収できるかの計算の詳細は、採用SNSの費用対効果【2026】何名の採用増で回収できるかで解説しています。

求人媒体の増額と採用SNSは、稟議で何が違いますか?

結論:求人媒体の増額は掲載期間が終わると何も残らない費用で、採用SNSは投稿が残り、媒体で知った人が確かめに来るたびに使われる費用です。稟議では「何もしない」「媒体を増額する」「採用SNSを始める」の3案を並べ、止めたときに何が残るかまで書きます。

比べる点何もしない求人媒体を増額する採用SNSを始める
追加の費用0円掲載期間ごとに発生月額の固定費
効果が出る時期-掲載直後から応募の判断は3〜6か月
止めたときに残るもの-残らない投稿と、社名で調べたときの情報
内定承諾率への効果変わらない変わりにくい職場を知って入社を決めやすくなる

「何もしない」案のリスクは、採用環境の数字で示します。厚生労働省は、「一般職業紹介状況(令和8年8月分)について」で、令和8年8月の有効求人倍率(季節調整値)は1.18倍、新規求人倍率は2.06倍、正社員有効求人倍率は1.00倍と示しています。求人が求職者を上回る状況では、求人票だけで比べられると条件の差がそのまま応募の差になり、職場を確かめられる情報の有無が判断材料になります。

求職者が「確かめる」段階でSNSを使う傾向は、商品の購入でも同じです。TaTapが全国の20〜49歳男女435名を対象に実施した「買う場面(CEP)とSNSの関係調査」(2026年9月)では、何を買うかの判断にSNSが役立った場面がある人は79.5%でした(SNSで商品情報を見かける336名ベース)。採用に直接当てはめた数字ではありませんが、判断の前にSNSで確かめる行動が広がっていることを示す参考になります。調査の考え方はカテゴリーエントリーポイント(CEPs)とは【2026】|5つの問いで見つける方法とSNSへの落とし込みで紹介しています。

採用SNSの稟議に書く金額は、いくらですか?

結論:TaTapの採用SNS支援で稟議に書く金額は、3か月ならライト400,000円、スタンダード700,000円、プロ1,300,000円です(税別・2026年10月時点)。決裁区分に合わせて、初月・3か月・6か月・年額の4つを並べて書きます。

プラン月額(税別)初月3か月6か月年額
ライト100,000円〜200,000円400,000円700,000円1,300,000円
スタンダード200,000円〜300,000円700,000円1,300,000円2,500,000円
プロ400,000円〜500,000円1,300,000円2,500,000円4,900,000円

いずれも初期対応費100,000円(初回のみ)を含む金額です。表示価格はすべて税別です(2026年10月時点)。出張撮影費は別途です。

株式会社TaTapの採用SNS支援(スタンダードプラン)の料金は、月額200,000円です(税別・2026年10月時点)。投稿企画 月2回、投稿制作 月4〜6本、訪問撮影 半期1回、ショート動画、全代行、詳細レポートが含まれます。全プラン共通で、採用ペルソナ設計・採用コンセプト設計・SNSと応募導線の基本設計・競合/ターゲット調査・KPI設計サポートを初期対応費の中で行います。契約は3か月ごとで、最初の3か月はプランを毎月変更できるため、稟議は3か月で取り、6か月目の評価で延長する形にもできます。各プランの作業範囲は採用SNS支援のサービスページに掲載しています。

稟議に添付できるプラン別の作業範囲を見る →

稟議の評価期間はどのくらいで、何を中止基準にしますか?

結論:評価期間は最低6か月で書きます。3か月目は投稿本数とプロフィールのリンククリックで続けるかを判断し、6か月目にSNS経由の応募数と面接数で判断します。中止基準は「6か月目にSNS経由の応募が0件なら、プランを下げるか止める」のように数字で書きます。

稟議で約束するのは「いつ、何の数字で判断するか」 開始 3か月目 6か月目 12か月目 基準値を記録採用単価応募数・承諾率社名の指名検索 続けるかの判断投稿本数の達成リンククリック面接での言及 応募で判断SNS経由の応募数面接数プランの見直し 回収の判断採用数採用単価承諾率 中止基準も稟議に書く:6か月目にSNS経由の応募が0件なら、プランを下げるか止める 株式会社TaTapが作成(2026年10月時点)。基準値は会社ごとに設定します

図:3か月・6か月・12か月で見る数字と、稟議に書く中止基準

時期見る数字判断
開始時採用単価・応募数・内定承諾率・社名の指名検索基準値として稟議に添付する
3か月目投稿本数・リンククリック・面接での言及約束した本数が出ているかで継続を決める
6か月目SNS経由の応募数・面接数プランの維持・変更・中止を決める
12か月目採用数・採用単価・内定承諾率回収ラインに届いたかを判断する

評価期間を3か月で書くと、応募が増える前に判断することになり、効果が出ない施策として止まりやすくなります。応募数の増減はSNS以外の要因にも左右されるため、SNS単独の効果として保証するものではありません。そのため稟議では、応募フォームの「応募のきっかけ」と面接での聞き取りの2つで、SNSが関わった応募を数えると書いておきます。

採用SNSの稟議が通らない理由と注意点は何ですか?

結論:通らない理由は、効果をフォロワー数で書いている、回収ラインがない、中止基準がない、社内の体制が書かれていない、の4つが中心です。決裁者の質問を先回りして、1枚目に答えを書いておきます。

経営からよく出る質問稟議に書いておく答え
何名採れたら元が取れるのか年額 ÷ 今の採用単価で出した回収ライン
うまくいかなかったらどうするのか6か月目の中止基準とプラン変更の条件
求人媒体を増やすのと何が違うのか止めたときに投稿が残ること、承諾率への効果
社員は顔を出すのか顔出しなしの設計も可能で、出演は書面で同意を取る
人事の手間はどれくらい増えるのか月の工数と、外部に任せる範囲

社員の出演や投稿の確認者が決まっていない稟議は、承認後に運用が止まります。広報部と人事の分担は採用広報のSNS活用【2026】広報部と人事の役割分担と発信ルールで整理しています。また、給与や職種に触れる投稿は職業安定法第5条の4の的確表示の対象になるため、確認者を体制の欄に書いておきます。

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稟議を出す前に、採用SNSを始めないほうがいいのはどんな会社ですか?

結論:1〜2か月で応募増を判断したい会社、社員が一切出られず素材も出せない会社、フォロワー数やバズを成果にしたい会社は、採用SNSの稟議を出さないほうがいいです。この3つに当たる場合は、先に求人媒体や採用サイトの改善を稟議にかけます。

状況先に稟議にかけるもの
1〜2か月で応募増を判断したい求人媒体の掲載や人材紹介
社員が一切出られず、素材も出せない採用サイトと求人票の改善
フォロワー数やバズを成果にしたい目標を応募数・面接数に置き直す社内合意
年間の採用が1名以下採用単価が下がる余地が小さいため、媒体で十分

社内の担当者で回す前提で稟議を出す場合は採用SNSの内製化【2026】人事が3か月で型を持つ、求人媒体と組み合わせる設計は中小企業の採用SNS【2026】求人媒体の受け皿にするが参考になります。採用の流れ全体の設計は採用マーケティング×SNSの完全ガイド|ファネル7階層を統合設計する戦略と一次情報トレンド【2026年版】、立ち上げの手順は採用SNSの立ち上げ方 完全ガイド【2026年最新】はじめかたと応募につながる作り方で紹介しています。

まとめ:採用SNSの稟議は、年額・回収ライン・中止基準の3つの数字で通す

  • 採用SNSの稟議書には、目的・現状・比較・金額・回収ライン・評価と中止基準・体制の7項目を書きます。
  • 回収ラインは「年額 ÷ 今の採用単価」で出し、保守・標準・強気の3案を並べます。
  • 何もしない・求人媒体の増額・採用SNSの3案を、止めたときに残るものまで比べて書きます。
  • TaTapの採用SNS支援は、3か月の決裁額がライト400,000円・スタンダード700,000円・プロ1,300,000円です(税別・2026年10月時点)。
  • 評価期間は最低6か月で書き、6か月目の中止基準を数字で決めておきます。

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よくある質問

Q1. 採用SNSの稟議書には、最低限何を書けばいいですか?

目的、現状、比較、金額、回収ライン、評価と中止基準、体制の7項目です。経営が最初に見るのは金額・回収ライン・中止基準の3つのため、1枚目に要約して書きます。見積書や投稿のイメージ、支援会社の資料は添付に回すと、決裁者が短い時間で判断できます。

Q2. 採用SNSは何名採用できれば元が取れますか?

年額を今の採用単価で割って出します。たとえば年額2,500,000円で採用単価が800,000円なら約3.1名分のため、年間4名の採用増で回収できます。採用単価800,000円は仮置きのため、昨年度の求人媒体費と人材紹介手数料の合計を採用数で割った自社の実績に置き換えてください。

Q3. 採用SNSの稟議は、何か月分で出せばいいですか?

決裁区分に合わせて3か月で取り、6か月目の評価で延長する形が多くなります。ただし応募数で判断できるまでの目安は3〜6か月のため、稟議書には最低6か月の評価期間と、6か月目の中止基準を書いておきます。3か月で効果を判断すると、応募が増える前に止まりやすくなります。

Q4. 採用SNSの効果を、フォロワー数で書いてはいけないのはなぜですか?

フォロワー数は採用数や採用単価と直接つながらず、経営が投資を判断する材料にならないからです。稟議では、SNS経由の応募数・面接数・内定承諾率と、採用1名あたりの費用で書きます。SNSが関わった応募は、応募フォームのきっかけ欄と面接での聞き取りの2つで数えます。

Q5. 「何もしない」案のリスクは、どう書けばいいですか?

自社の採用目標と見込みの差を名数で書き、採用環境の数字を添えます。厚生労働省の一般職業紹介状況では、令和8年8月の有効求人倍率(季節調整値)は1.18倍でした。求人が求職者を上回る状況で、求人票だけで比べられることのリスクとして示します。

Q6. TaTapの採用SNS支援は、稟議にいくらで書けばいいですか?

3か月ならライト400,000円、スタンダード700,000円、プロ1,300,000円です(税別・2026年10月時点)。いずれも初期対応費100,000円(初回のみ)を含みます。年額はスタンダードで2,500,000円です。契約は3か月ごとで、最初の3か月はプランを毎月変更でき、出張撮影費は別途です。

最終更新:2026年10月17日/執筆:株式会社TaTap 編集部(監修:代表取締役 富田竜介)

記事監修
富田竜介 プロフィール写真
富田 竜介 Ryusuke Tomita
株式会社TaTap 代表取締役|SNSマーケティングコンサルタント

Instagram・TikTok・X(旧Twitter)・YouTubeを中心に、企業のSNS運用設計・コンテンツ制作・改善まで一気通貫で支援。累計300社以上の支援実績をもとに、業種・予算規模を問わず再現できる運用モデルを体系化している。
現場の一次情報にもとづいた実践的なノウハウを強みとし、自社メディア「SOCIAL TALK」ではSNSトレンドの解説や運用事例を継続発信中。

富田竜介 著書

支援企業の成功事例

指名検索と情報の蓄積で成果を出したTaTapの支援事例を紹介します。自社の課題に近いケースを参考にしてください。

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