SNS支援会社のコンペの進め方|RFPの7項目と配点つき評価表【2026】
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結論:SNS支援会社のコンペは、①目的と現在の数字を整理する ②提案依頼書(RFP)を3〜4社に同じ内容で配る ③質問の回答を全社に共有する ④担当PMが出席する提案会で評価表をもとに採点する ⑤発注内容と代金を書面で明示して契約する、の5段階で、6〜8週間かけて進めます。評価は制作本数と金額ではなく、「何を判断してくれるか」と「誰がPM/ディレクターをやるか」に配点の半分以上を置きます。
株式会社TaTap(SNSマーケティング支援会社)は、SNSで知り、AIで調べ、買うという新しい「買う場面」を、一次データで設計する会社です。古着・自社EC・楽天やAmazon・飲食・小売店舗・人材など9業種を自分たちで運営してきた経験と、月次の独自調査(第1回n=321/第2回n=363/第3回n=435)をもとに、累計300アカウント以上のSNS運用を支援してきました。本記事では、TaTapのYouTube動画「SNSマーケティング会社TaTapが話す大手代理店と独立系の違い|AIで差が縮まった今、決め手は「誰がPM/ディレクターをやるか」です」の内容もあわせて紹介します。
SNS支援のコンペとは、複数のSNS支援会社に同じ条件で提案を依頼し、評価基準にもとづいて発注先を1社に決める選定方法です。コンペに提案する側として参加しているTaTapが、比べやすい提案が集まるRFPの書き方と、配点つきの評価表を紹介します。最初にやるべきことは、フォロワー数ではなく、売上・指名検索・問い合わせのどれを伸ばしたいかを1つ決めることです。
この記事の要点
- SNS支援会社のコンペは、目的整理・RFP配布・質問対応・提案と評価・契約の5段階で、6〜8週間が目安です。
- RFPには、目的とKGI、現在の数字、予算レンジ、任せたい範囲、評価基準と配点を必ず書きます。
- 評価表は「判断(戦略・KPI設計)」と「体制(担当PM・ディレクター)」に100点中55点を置く配点を推奨します。
- 提案の金額は、判断・手数・変動の3層に並べ替えて比べると、「一式」の中身の違いが分かります。
- TaTapのコンサル/進行費は月100,000円、最小構成は月250,000円〜です(税別・2026年10月時点)。
SNS支援会社のコンペは、どう進めればいいですか?
結論:目的と現在の数字を社内で整理してからRFPを配り、全社に同じ情報・同じ期限・同じ評価基準を渡して進めます。準備の差ではなく提案の差で選べる状態をつくることが、コンペの進め方で最も大切な点です。
図:目的の整理からRFP、提案、評価、契約までの5段階と期間の目安
| 段階 | やること | 期間の目安 | 社内の担当 |
|---|---|---|---|
| 1. 目的と現状の整理 | KGI・KPI、現在のフォロワー・指名検索・売上、予算レンジを決める | 1〜2週間 | マーケ責任者 |
| 2. RFPの配布 | 3〜4社に同じRFPと評価基準を送る | 2週目 | 担当者 |
| 3. 質問対応 | 各社の質問に回答し、回答は全社に共有する | 3〜4週目 | 担当者 |
| 4. 提案と評価 | 提案会を開き、評価表で採点する | 5〜6週目 | 評価者3名程度 |
| 5. 決定と契約 | 発注内容・代金・支払期日を書面で明示する | 7〜8週目 | 担当者・法務 |
声をかける会社は3〜4社に絞ります。5社を超えると提案会と比較の工数が増え、1社あたりの質問対応も浅くなります。候補の探し方は、SNSマーケティング支援会社おすすめ比較|選び方と費用相場【2026年最新】で会社のタイプ別に整理しています。
提案依頼書(RFP)には、何を書けばいいですか?
結論:目的とKGI、現在の数字、ターゲットと買う場面の仮説、予算レンジ、任せたい範囲と社内で持つ範囲、スケジュール、評価基準と配点の7項目を書きます。現在の数字と予算レンジがないRFPでは、各社が想定で提案を作るため、提案の比較ができません。
| RFPの項目 | 書く内容 | 書き方の例 |
|---|---|---|
| 目的とKGI | 何を伸ばすか1つ | 自社ECの売上、商品名の指名検索、問い合わせ数 |
| 現在の数字 | 過去3か月の実績 | フォロワー数、保存数、指名検索の表示回数、売上 |
| ターゲットと買う場面 | 誰がどんな場面で買うかの仮説 | 30代女性が出産準備のときに比較する |
| 予算レンジ | 月額と期間の上限 | 月400,000〜600,000円・6か月 |
| 任せたい範囲 | 戦略・制作・投稿・広告・口コミのどこまでか | 戦略と制作は外部、撮影は社内 |
| スケジュール | 提案期限・提案会・開始日 | 提案期限は配布から2週間以上 |
| 評価基準と配点 | 何点満点で何を見るか | 判断30点・体制25点など |
目的には、SNSの数字だけでなくAI検索での見え方も入れておくと、提案の幅が広がります。TaTapが全国の20〜49歳男女321名を対象に実施した「AI検索時代の購買行動調査」(2026年8月)では、情報探索の起点はGoogle等の検索エンジンが44.9%、生成AIが16.5%で、SNS単独の12.1%を上回りました。同じ調査は、AIの回答だけで購入を判断する人が2.4%にとどまると示しています(AI利用者250名ベース)。SNSで知った商品を検索とAIで調べる流れがあるため、「商品名の指名検索」をKGIに置くRFPが増えています。詳しくはAI検索とは|利用率77.9%の実態と、AIの回答だけで買う人が2.4%しかいない理由で紹介しています。
RFPの段階で予算レンジを伏せる会社もありますが、伏せると各社の提案金額が2〜3倍に開き、内容ではなく規模の違いを比べることになります。上限だけでも書いておくと、各社が同じ土俵で提案できます。
大手代理店と独立系の支援会社は、コンペで何が違いますか?
結論:大手代理店は体制の厚さと媒体・広告の調達力、独立系は意思決定の速さと担当者の近さに強みがあります。ただ、AIで制作の差が縮まった今、決め手は会社の規模ではなく、自社の案件で誰がPM/ディレクターをやるかです。
| 比べる点 | 大手代理店 | 独立系の支援会社 |
|---|---|---|
| 強み | 体制の厚さ・広告や媒体の調達力 | 意思決定の速さ・担当者の近さ |
| 提案会に出る人 | 営業・プランナーが中心 | 実際に担当するPMが出ることが多い |
| 制作の差 | AIの活用で縮まっている | AIの活用で縮まっている |
| 確認すべきこと | 契約後の担当PMは誰か | 担当PMが休んだときの代わりは誰か |
TaTapのYouTube動画「SNSマーケティング会社TaTapが話す大手代理店と独立系の違い」では、AIで差が縮まった今、決め手は「誰がPM/ディレクターをやるか」だと説明しています。コンペでは、提案会に契約後の担当PMの出席を条件にし、評価表の「体制」の項目でその人の経験を採点します。
図:判断と体制に配点の半分以上を置くと、提案の質の差が見えます
| 評価項目 | 配点 | 見るポイント |
|---|---|---|
| 判断(戦略・KPI設計) | 30点 | 誰に・どの買う場面で・何を伝えるかが、現在の数字から説明されているか |
| 体制(担当PM・ディレクター) | 25点 | 担当PMが提案会に出ているか、同じ業種の経験があるか |
| 実行(制作・口コミ・広告) | 20点 | 投稿・口コミ・広告のつなぎ方が具体的か |
| 計測と報告 | 15点 | 先行KPIと結果KPIを分けて、毎月何を報告するか |
| 費用の内訳の明確さ | 10点 | 「一式」ではなく、判断・手数・変動の内訳があるか |
評価者ごとに点数を付けてから話し合うと、声の大きい人の印象で決まることを防げます。各項目は1〜5の5段階で採点し、配点を掛けて合計します。
SNS支援のコンペで出てくる提案の金額は、いくらくらいですか?
結論:SNS運用を任せる提案では、月250,000〜600,000円が多く、口コミや広告まで含めると月700,000円以上になります。ただ金額の総額だけで比べず、判断・手数・変動の3層に並べ替えてから比べます。
図:見積もりは判断・手数・変動の3層に分けて比べます
| 層 | 中身 | TaTapの料金(税別・2026年10月時点) |
|---|---|---|
| 判断 | 戦略・KPI設計・分析・月次定例 | 初期対応費100,000円(初回のみ)/コンサル/進行費 月100,000円 |
| 手数 | 投稿・動画の制作と投稿 | フィード投稿 1本37,500円/ショート動画運用 1本50,000円 |
| 変動 | 広告・口コミ・起用 | SNS広告 広告費の20%(最低100,000円)/ギフティング 投稿1件8,000円〜/インフルエンサー起用 1投稿25,000円〜 |
| 構成例 | 月額(税別・2026年10月時点) | 内訳 |
|---|---|---|
| 最小構成 | 250,000円 | コンサル/進行費+フィード4本 |
| 標準構成 | 400,000円 | コンサル/進行費+フィード8本 |
| EC・D2C標準 | 600,000円 | コンサル/進行費+フィード8本+ショート動画4本 |
| 判断+手数+変動の構成例 | 700,000円〜 | 上記に口コミ・広告を加え、指名検索を半年で伸ばす構成 |
TaTapのコンサル/進行費は月100,000円です(税別・2026年10月時点)。制作は社内で行い、戦略と分析だけを任せる契約もできます。判断の層から提案する支援の範囲は、SNSコンサルティングの支援内容と料金で確認できます。各社の見積書の読み方はSNS運用代行の料金・費用構成6項目|失敗しない選び方7基準もあわせてご覧ください。
コンペには、どのくらいの期間と社内の工数がかかりますか?
結論:RFPの準備から契約まで6〜8週間、社内の工数は担当者で延べ20〜30時間が目安です。提案期限を1週間以内にすると、各社が調査と設計を省いた提案になるため、提案の準備期間は2週間以上取ります。
| 作業 | 社内の工数の目安 | 短くするコツ |
|---|---|---|
| 目的と現状の整理・RFP作成 | 8〜12時間 | 本記事のRFPの7項目を雛形にする |
| 質問対応 | 3〜5時間 | 質問の締切を決め、回答をまとめて全社に送る |
| 提案会 | 1社60〜90分×3〜4社 | 同じ日に並べ、評価者をそろえる |
| 評価・社内決裁 | 4〜6時間 | 評価表の合計点と理由を1枚にまとめる |
契約後は、初月に戦略とアカウントの設計、2〜3か月目に投稿と口コミの改善が入ります。発注先の成果は、先行KPIは毎月、指名検索や売上は3か月目に判断するスケジュールを、契約前に合意しておきます。
コンペで、よくある失敗と注意点は何ですか?
結論:よくある失敗は、制作本数と金額だけで比べる、提案会に担当PMがいない、他社の提案内容を発注先に流用する、の3つです。発注が決まったら、発注内容・代金・支払期日を書面か電子メールで明示します。
| 失敗 | 起きること | 防ぎ方 |
|---|---|---|
| 本数×単価だけで比べる | 戦略の薄い提案が安く見えて選ばれる | 評価表で判断と体制に55点を置く |
| 提案会に担当PMがいない | 契約後に担当が変わり、提案どおりに進まない | 担当PMの出席をRFPに書く |
| 他社の提案を流用する | 信頼を失い、次のコンペに参加してもらえなくなる | 不採用の会社の資料は社内利用に限ると明記する |
| 不採用の理由を伝えない | 次回の提案の質が上がらない | 評価表の点数と理由を短く返す |
2026年1月1日から、下請法は「中小受託取引適正化法」(取適法)に変わりました。政府広報オンライン「2026年1月から下請法が「取適法」に!委託取引のルールが大きく変わります」は、委託事業者には発注内容等を書面又は電子メールで明示する義務があり、受領日から60日以内に支払期日を定める必要があると説明しています。資本金や従業員数の条件で対象かどうかが変わるため、契約時には法務と確認してください。
コンペをしないほうがいいのは、どんな場合ですか?
結論:目的と現在の数字が決まっていない場合、予算が月100,000円未満の場合、既存の支援会社に改善の余地がある場合は、コンペをしないほうが早く進みます。コンペは選ぶ手段で、目的を決める手段ではありません。
| 状況 | コンペの代わりにやること |
|---|---|
| 目的と現在の数字が決まっていない | 先に1社と現状の診断を行い、目的を決める |
| 予算が月100,000円未満 | コンサルのみ、または制作のみの単発発注で始める |
| 既存の支援会社に改善の余地がある | 評価表を既存の会社に当てて、足りない点を伝える |
| 手数(制作本数)だけで比べたい | 制作会社の相見積もりで十分 |
| 将来は社内で運用したい | 内製化の伴走を前提に1社を選ぶ |
社内で運用する体制を目指す場合は、SNS運用の内製化(インハウス化)完全ガイド【2026年最新】|外注との比較・進め方・落とし穴・成功事例を先に読むと、外注する範囲を決めやすくなります。会社選びの基準そのものはSNS運用代行の選び方5基準|費用相場と失敗回避【2026】、SNSコンサルティングの支援範囲はSNSコンサルティングとは【2026年最新】支援内容・費用相場・選び方を徹底解説でも整理しています。AI検索対策まで含めて選ぶ場合はAI検索(LLMO・AIO)対策会社の選び方|SNS・口コミが引用に効く5つの基準と比較表12タイプが参考になります。
まとめ
- SNS支援会社のコンペは、目的整理・RFP配布・質問対応・提案と評価・契約の5段階で、6〜8週間かけて進めます。
- RFPには目的とKGI、現在の数字、予算レンジ、任せたい範囲、評価基準と配点を書きます。
- 評価表は判断に30点、体制に25点を置き、提案会には契約後の担当PMの出席を求めます。
- 提案の金額は、判断・手数・変動の3層に並べ替えて比べます。TaTapの最小構成は月250,000円〜です(税別・2026年10月時点)。
- 発注が決まったら、取適法にもとづき発注内容・代金・支払期日を書面か電子メールで明示します。
よくある質問
Q1. SNS支援会社のコンペには、何社に声をかければいいですか?
3〜4社が目安です。5社を超えると、提案会と比較にかかる社内の工数が増え、1社ごとの質問対応も浅くなります。大手代理店と独立系の支援会社を混ぜる場合も、全社に同じRFP・同じ期限・同じ評価基準を渡すと、提案の内容で比べられます。
Q2. RFPに予算を書かないほうが、安い提案が集まりますか?
集まりません。予算を伏せると各社が想定で規模を決めるため、提案金額が2〜3倍に開き、内容ではなく規模の違いを比べることになります。月額と期間の上限だけでも書いておくと、各社が同じ前提で、判断・手数・変動の配分を工夫した提案を出せます。
Q3. 提案を評価するとき、何に一番配点を置くべきですか?
判断(戦略・KPI設計)と体制(担当PM・ディレクター)に、100点中55点を置くことを推奨します。AIの活用で制作の差は縮まっており、成果の差は誰に・どの買う場面で・何を伝えるかを決める人の経験で出ます。制作本数と金額だけの比較は避けます。
Q4. コンペの準備から契約まで、どのくらいかかりますか?
6〜8週間が目安です。目的と現状の整理に1〜2週間、提案の準備期間に2週間以上、提案会と評価に1〜2週間、契約に1〜2週間かかります。社内の担当者の工数は延べ20〜30時間ほどで、RFPの雛形と評価表を先に用意すると短くできます。
Q5. 不採用にした会社の提案内容を、発注先に伝えてもいいですか?
避けてください。他社の提案の流用は信頼を失い、次のコンペに参加してもらえなくなる原因になります。RFPに「提案資料は選定の目的にだけ使う」と書いておくと、各社が踏み込んだ提案を出しやすくなります。不採用の会社には、評価表の点数と理由を短く返します。
Q6. TaTapはSNS支援のコンペに参加できますか?
参加できます。TaTapは判断・手数・変動の3層で提案し、コンサル/進行費は月100,000円、最小構成は月250,000円〜です(税別・2026年10月時点)。提案会には契約後の担当PMが出席します。RFPがまだない場合は、無料のAI検索診断で現在の数字を整理するところから始められます。
最終更新:2026年10月16日/執筆:株式会社TaTap 編集部(監修:代表取締役 富田竜介)
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