採用広報のSNS活用は人事が主担当|分担表【2026】
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結論:採用広報のSNS活用は、広報部が「会社の見え方と表現の基準」を、人事が「仕事・条件・人の中身と応募導線」を持つ分担にすると止まらずに回ります。投稿の確認は、給与や職種など条件に触れるものは人事責任者、会社の実績に触れるものは広報部と、中身で確認先を分けます。すべての投稿を広報部の承認に回すと、公開が遅れて求職者が確かめに来たときに情報が古くなります。
株式会社TaTap(SNSマーケティング支援会社)は、SNSで知り、AIで調べ、買うという新しい「買う場面」を、一次データで設計する会社です。古着・自社EC・楽天やAmazon・飲食・小売店舗・人材など9業種を自分たちで運営してきた経験と、月次の独自調査(第1回n=321/第2回n=363/第3回n=435)をもとに、累計300アカウント以上のSNS運用を支援してきました。本記事では、TaTapのYouTube動画「採用SNS支援サービスの設計|媒体で知って、SNSで確かめ、内定後の接点で決める。7割がSNSで検索!?」の内容もあわせて紹介します。
採用広報とは、求職者に向けて会社の仕事・人・働き方を伝え、応募と入社の判断材料をつくる発信のことです。採用アカウントを外部に頼む場合、TaTapの採用SNS支援は月100,000円〜で、初期対応費は初回のみ100,000円です(税別・2026年10月時点)。最初にやるべきことは、広報部と人事で「誰が何を決めるか」を1枚の分担表にすることです。
この記事の要点
- 採用広報のSNS活用では、広報部が表現の基準と会社の実績の表記を、人事が投稿の企画・条件の表記・返信を持ちます。
- 求職者は求人媒体で知り、SNSで確かめ、内定後の接点で決めるため、採用アカウントの主な役割は「確かめる」段階の受け皿です。
- 給与・職種・勤務地に触れる投稿は、職業安定法第5条の4の的確表示の対象として人事責任者が確認します。
- TaTapの調査では、SNSきっかけの購入のきっかけは一般ユーザーの口コミが42.9%で、公式アカウントの24.4%を上回りました(15〜29歳・217名ベース)。
- TaTapの採用SNS支援は、ライト月100,000円〜・スタンダード月200,000円〜・プロ月400,000円〜です(税別・2026年10月時点)。
採用広報のSNS活用とは、何を発信して何を決めるものですか?
結論:採用広報のSNS活用は、求職者が社名を検索したときに「どんな人と、どんな仕事を、どんな条件でするか」を確かめられる状態をつくる発信です。決めるべきことは、採用ペルソナ、伝える仕事と人、表現の基準、確認の流れの4つです。
図:知る・確かめる・決めるの3段階と、広報部・人事の主担当
TaTapのYouTube動画「採用SNS支援サービスの設計」では、求職者は求人媒体で知り、SNSで確かめ、内定後の接点で決めると説明しています。採用アカウントの投稿は、媒体の求人票では伝わらない職場の雰囲気と働く人の声を補う役割を持ちます。
| 求職者の段階 | 見ているもの | 採用アカウントで出すもの |
|---|---|---|
| 知る | 求人媒体・ニュース・知人の話 | 会社と事業を一言で伝えるプロフィール |
| 確かめる | SNSでの社名検索・社員の投稿 | 社員の1日・職場・仕事の中身・先輩の声 |
| 決める | 面接・内定後の面談・先輩社員との会話 | 選考の流れ・入社後の研修・よくある質問 |
社員の声を中心にする理由は、公式の発信より「人の声」のほうが判断のきっかけになりやすいからです。TaTapが全国の15〜29歳男女363名を対象に実施した「Z世代のSNS購買行動調査」(2026年8月)では、SNSきっかけで商品を買った人の購入のきっかけは、一般ユーザーの口コミが42.9%で、公式アカウントの投稿の24.4%、SNS広告の14.3%を上回りました(217名ベース)。商品購入の調査ですが、若い世代が公式の発信より人の声を参考にする傾向は、採用の情報収集を考えるうえでも参考になります。調査の詳細はZ世代の定義とSNS購買行動|保存して3日で買う世代への向き合い方で紹介しています。
採用広報のSNS活用で、広報部と人事の役割は何が違い、どう分担しますか?
結論:広報部は「会社としてどう見えるか」を守る役割、人事は「応募と入社につながる中身」をつくる役割です。分担のコツは、1つの業務に「決める部署」を1つだけ置き、もう一方は確認に回ることです。
図:「決める人」を1業務1部署にすると、確認待ちで投稿が止まりません
| 比べる点 | 広報部 | 人事 |
|---|---|---|
| 目的 | 会社の信頼と見え方をそろえる | 応募数・面接数・内定承諾率を上げる |
| 決めるもの | 表現の基準・会社の実績の表記・炎上時の対応 | 投稿の企画・出演社員・条件の表記・返信 |
| 見る数字 | 社名の指名検索・メディア露出 | プロフィールのリンククリック・応募数 |
| 起きやすい失敗 | 確認が厳しすぎて投稿が止まる | 表現がぶれて会社の見え方と食い違う |
広報部がすべての投稿を承認する体制は、確認待ちで投稿が週1本を下回りやすくなります。採用アカウントの運用は人事が主担当になり、広報部は月1回の表現チェックと、実績に触れる投稿の確認に絞ると回ります。兼任の体制づくりはSNS運用体制の作り方|1人・兼任でも回る仕組み【2026年版】でも整理しています。
採用広報の発信ルールには、何を書けばいいですか?
結論:発信ルールには、発信の目的とペルソナ、出してよい情報と出さない情報、社員の出演と同意、条件と実績の表記、確認の流れと期限、コメント・DMの返信範囲、トラブル時の連絡先の7項目を書きます。A4で2〜3枚に収めると、現場の社員も読めます。
図:投稿の中身で確認先を分けると、すべてを広報部に回すより早く公開できます
| ルールの項目 | 書く内容 | 決める部署 |
|---|---|---|
| 目的とペルソナ | 誰に何を確かめてほしいか | 人事 |
| 出してよい情報 | 職場・仕事・社員の声・選考の流れ | 人事 |
| 出さない情報 | 顧客名・社外秘の画面・未発表の事業 | 広報部 |
| 社員の出演と同意 | 書面の同意・退職時の削除の扱い | 人事 |
| 条件と実績の表記 | 給与・職種は時点を書く、実績は自社とグループ会社を分ける | 人事・広報部 |
| 確認の流れと期限 | 確認先・期限1営業日・期限後の扱い | 人事・広報部 |
| 返信の範囲 | 選考・条件の質問は応募窓口に案内する | 人事 |
社員の出演は、口頭ではなく書面で同意を取り、退職したときに過去の投稿を残すか消すかも同じ書面に書いておきます。顔を出さずに手元や後ろ姿、職場の様子で伝える設計にすると、出演できる社員の幅が広がります。会社全体のSNSルールはSNS運用ガイドラインの作り方|13章テンプレ【2026】を土台にすると作りやすくなります。
採用広報のSNS活用で、よくある失敗と注意点は何ですか?
結論:よくある失敗は、給与や職種を誤解される形で見せること、グループ会社の実績を自社の実績のように見せること、募集を終えた投稿を放置することの3つです。条件に触れる投稿は、職業安定法第5条の4の「求人等に関する情報」の表示として扱います。
| 失敗 | 主に起きる部署 | 防ぎ方 |
|---|---|---|
| 給与の高い社員の例を全員の基本給のように見せる | 人事 | 「モデル収入例」と明記し、基本給と分ける |
| グループ会社の実績を自社の実績のように見せる | 広報部 | 実績の主語を会社名で書き分ける |
| 職種名が実際の業務と合っていない | 人事 | 求人票と同じ職種名を使う |
| 募集終了・条件変更後も古い投稿が残る | 人事 | 投稿に時点を書き、変更時に見直す |
| 出演した社員の退職後の扱いが決まっていない | 人事 | 同意書に削除の扱いを書く |
厚生労働省は、「令和4年 改正職業安定法Q&A」で、グループ会社の実績を大きく記載してあたかも求人企業の実績であるかのように表示することや、給与の高い労働者の基本給を全ての労働者の基本給のように表示することを、「誤解を生じさせる表示」の例として示しています。同じQ&Aは、モデル収入例や「○万円~○万円」の幅を持った表示自体は許容される一方、モデル収入例を必ず支払われる基本給のように見せる表示は誤解を生じさせる表示に当たると説明しています。個別の判断は、所轄の労働局や社会保険労務士に確認してください。
採用アカウントを外部に頼むと、いくらかかりますか?
結論:TaTapの採用SNS支援は、ライト月100,000円〜、スタンダード月200,000円〜、プロ月400,000円〜で、初期対応費は3プランとも初回のみ100,000円です(税別・2026年10月時点)。広報部と人事の分担を決めたうえで、人事が持ちきれない企画・制作・撮影を外部に任せる形が多くなります。
| プラン | 費用(税別・2026年10月時点) | 含まれる作業 | 向く企業 |
|---|---|---|---|
| ライト | 月100,000円〜 | 投稿企画 月1回・投稿制作 月2〜4本・撮影なし(素材はご提供) | 社内で撮影でき、発信の型を作りたい |
| スタンダード | 月200,000円〜 | 投稿企画 月2回・投稿制作 月4〜6本・訪問撮影 半期1回・ショート動画・全代行 | 素材が社内で用意できなくても止めたくない |
| プロ | 月400,000円〜 | 投稿制作 月8〜10本・訪問撮影 半期2回・複数SNS一括・求人媒体の運用支援 | 新卒・中途を並行し職種ごとに訴求を分けたい |
| 全プラン共通 | 初期対応費100,000円(初回のみ) | 採用ペルソナ設計・採用コンセプト設計・SNSと応募導線の基本設計・競合/ターゲット調査・KPI設計サポート | - |
株式会社TaTapの採用SNS支援(スタンダードプラン)の料金は、月額200,000円です(税別・2026年10月時点)。初月は初期対応費を含めて300,000円、2か月目以降は200,000円です。契約は3か月ごとで、最初の3か月はプランを毎月変更できます。出張撮影費は別途です。表示価格はすべて税別です。プランごとの作業の範囲は採用SNS支援のサービスページに掲載しています。
採用広報のSNSは、どのくらいの期間で、何の数字で判断しますか?
結論:応募数で判断できるまでの目安は3〜6か月です。最初の3か月は投稿本数・プロフィールのリンククリック・社名の指名検索を見て、応募数・面接数・内定承諾率は3か月目以降に判断します。フォロワー数や再生数は主な指標にしません。
| 時期 | 人事が見る数字 | 広報部が見る数字 |
|---|---|---|
| 1〜3か月 | 投稿本数・リンククリック数 | 表現ルールの違反件数 |
| 4〜6か月 | SNS経由の応募数・面接数 | 社名の指名検索の推移 |
| 7か月〜 | 内定承諾率・面接での言及 | 採用以外の問い合わせへの波及 |
SNS経由の応募を数えるには、応募フォームに「応募のきっかけ」の選択肢を置き、面接で「SNSを見たか」を聞きます。応募数の増減はSNS以外の要因にも左右されるため、SNS単独の効果として保証するものではありません。立ち上げの手順は採用SNSの立ち上げ方 完全ガイド【2026年最新】はじめかたと応募につながる作り方で詳しく紹介しています。
採用広報をSNSで始めないほうがいいのは、どんな会社ですか?
結論:1〜2か月で応募増を判断したい会社、社員が一切出られず素材も出せない会社、フォロワー数やバズを成果にしたい会社は、SNSで採用広報を始めないほうが成果を判断しやすくなります。この3つに当たらなければ、採用アカウントは求人媒体の受け皿として機能します。
| 状況 | 先にやること |
|---|---|
| 1〜2か月で応募増を判断したい | 求人媒体や採用エージェントを優先する |
| 社員が一切出られず、素材も出せない | 採用サイトと求人票の中身を先に充実させる |
| フォロワー数やバズを成果にしたい | 応募数・面接数を目標に置き直す |
| 広報部と人事のどちらも担当者を出せない | まず分担表と確認の流れだけを決める |
社内の担当者で回したい場合は採用SNSの内製化【2026】人事が3か月で型を持つ、求人媒体との組み合わせ方は中小企業の採用SNS【2026】求人媒体の受け皿にするで整理しています。中長期のブランドづくりまで含めて考える場合は採用ブランディング SNSとは|累計300社支援のプロが解説する中長期戦略と業種別アプローチも参考になります。
まとめ:採用広報のSNS活用は、広報部と人事の役割分担と発信ルールで回す
- 採用広報のSNS活用では、広報部が表現の基準と会社の実績の表記を、人事が投稿の企画・条件の表記・返信を持ちます。
- 1つの業務に「決める部署」を1つだけ置き、確認の期限を1営業日と決めると、投稿が止まりません。
- 発信ルールには、目的、出す情報と出さない情報、社員の同意、条件と実績の表記、確認の流れ、返信の範囲、連絡先の7項目を書きます。
- 給与・職種・勤務地に触れる投稿は、職業安定法第5条の4の的確表示の対象として人事責任者が確認します。
- TaTapの採用SNS支援は月100,000円〜で、初期対応費は初回のみ100,000円です(税別・2026年10月時点)。
よくある質問
Q1. 採用広報のSNSは、広報部と人事のどちらが担当すべきですか?
主担当は人事にし、広報部は表現の基準と会社の実績に触れる投稿の確認を持つ分担が回りやすくなります。採用アカウントの目的は応募と入社の判断材料をつくることで、仕事や条件の中身を知っているのは人事だからです。広報部が全投稿を承認すると、確認待ちで投稿が止まりやすくなります。
Q2. 採用広報の発信ルールには、最低限何を書けばいいですか?
目的とペルソナ、出してよい情報と出さない情報、社員の出演と同意、条件と実績の表記、確認の流れと期限、コメント・DMの返信範囲、トラブル時の連絡先の7項目です。A4で2〜3枚に収め、現場の社員も読める長さにします。会社全体のSNSルールがある場合は、採用向けの追記として作ります。
Q3. 採用SNSで給与を載せるときの注意点は何ですか?
給与の高い社員の例を全員の基本給のように見せないことです。厚生労働省の「令和4年 改正職業安定法Q&A」では、モデル収入例や幅を持った表示自体は許容される一方、モデル収入例を基本給のように見せる表示は誤解を生じさせる表示に当たるとしています。時点も書いておきます。
Q4. 社員に出演してもらうとき、同意はどう取ればいいですか?
口頭ではなく書面で同意を取り、掲載する媒体、掲載期間、退職したときの投稿の扱いを同じ書面に書きます。顔を出したくない社員には、手元や後ろ姿、職場の様子で伝える方法を選べるようにします。出演の強制にならないよう、断っても不利益がないことも伝えておきます。
Q5. 採用広報のSNSは、どのくらいで効果が分かりますか?
応募数で判断できるまでの目安は3〜6か月です。最初の3か月は投稿本数、プロフィールのリンククリック、社名の指名検索を見ます。応募数・面接数・内定承諾率は3か月目以降に判断し、フォロワー数や再生数は主な指標にしません。1〜2か月で判断したい場合は求人媒体を優先します。
Q6. TaTapに採用広報のSNSを頼むと、いくらかかりますか?
TaTapの採用SNS支援は、ライト月100,000円〜、スタンダード月200,000円〜、プロ月400,000円〜で、初期対応費は3プランとも初回のみ100,000円です(税別・2026年10月時点)。スタンダードなら初月300,000円、2か月目以降200,000円です。契約は3か月ごとで、出張撮影費は別途です。
最終更新:2026年10月16日/執筆:株式会社TaTap 編集部(監修:代表取締役 富田竜介)
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