新卒採用のSNSは12月から|広報解禁3か月前【2026】

新卒採用のSNSは12月から|広報解禁3か月前【2026】

読了目安:約分

新卒採用のSNSは、学生が説明会やエントリーの前に「どんな会社か」を確かめる場所として見られています。政府の日程ルールでは広報活動の開始が3月1日以降のため、SNSは12月ごろから投稿をため始め、3月に説明会を告知できる状態にしておきます。内定後も更新を続けることが、内定承諾までの接点になります。

株式会社TaTap(SNSマーケティング支援会社)は、SNSで知り、AIで調べ、買うという新しい「買う場面」を、一次データで設計する会社です。古着・自社EC・楽天やAmazon・飲食・小売店舗・人材など9業種を自分たちで運営してきた経験と、月次の独自調査(第1回n=321/第2回n=363/第3回n=435/第4回n=342/第5回n=334)をもとに、累計300アカウント以上のSNS運用を支援してきました。本記事では、TaTapのYouTube動画「採用SNS支援サービスの設計|媒体で知って、SNSで確かめ、内定後の接点で決める。7割がSNSで検索!?」の内容もあわせて紹介します。

新卒採用でも、学生と出会う入口は求人媒体や就職サイトのままです。TaTapの採用支援は、求人媒体の運用(STEP1)が月100,000円〜、採用SNS(STEP2)のスタンダードが月200,000円〜です(税別・2026年10月時点)。最初にやることは、広報解禁の3か月前までに、仕事の1日と社員の入社理由が分かる投稿を20本ためておくことです。

この記事の要点

  • 新卒採用の広報活動は卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降が原則のため、SNSは12月ごろから準備します。
  • TaTapの第5回調査では、内定承諾前の最後の確認先は社員のSNS投稿12.9%と公式SNS8.4%で、合計21.3%でした。
  • 投稿のテーマは「知る・比べる・決める・待つ」の4つの時期で変えます。
  • 公式SNSの更新停止は、20代の29.5%が内定辞退を考えるきっかけになると答えています。
  • TaTapの採用支援は、求人媒体の運用が月100,000円〜、採用SNSのスタンダードが月200,000円〜です(税別・2026年10月時点)。

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新卒採用のSNSは、説明会のどのくらい前から準備すればいいですか?

目安は、広報活動が始まる3月1日の3か月前、12月ごろです。説明会の告知を始めた時点で、学生が過去の投稿をさかのぼって会社を確かめられる状態にしておく必要があるためです。

新卒採用のSNSは、広報解禁の3か月前から用意する 2027年度卒業・修了予定者(2028年3月卒)の場合 12月準備投稿を20本ためる3月1日広報活動開始説明会の告知6月1日採用選考開始選考の流れ・社員10月1日正式な内定内定者が見る投稿4月入社更新を止めない 3月1日より前は会社と仕事を知ってもらう投稿、3月1日以降に説明会を告知します 日程は厚生労働省「大学等卒業・修了予定者の就職・採用活動時期について」をもとにTaTap作成

図:新卒採用の日程とSNSで見せるもの

新卒採用の日程と、それぞれの時期にSNSで見せるものは次のとおりです。

時期(2028年3月卒の場合)日程ルールSNSでやること
大学3年の12月〜2月インターンシップの時期仕事の1日・社員の入社理由の投稿をためる
大学3年の3月1日〜広報活動開始説明会・エントリーの告知を始める
大学4年の6月1日〜採用選考活動開始選考の流れ・面接官の紹介を出す
大学4年の10月1日〜正式な内定日内定者が見る投稿を続ける
翌年4月入社新入社員の様子を発信し、次の年度の学生に見せる

日程の根拠は政府の要請です。厚生労働省は、「大学等卒業・修了予定者の就職・採用活動時期について」で、2027年度卒業・修了予定者の就職・採用活動について、広報活動開始を卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降、採用選考活動開始を6月1日以降、正式な内定日を10月1日以降とする日程ルールを原則とすると説明しています。専門活用型インターンシップを経た一部の学生は、6月の選考開始時期にとらわれない扱いです。

学生は企業をどう調べ、新卒採用のどこでSNSを見ていますか?

入口は就職サイトや求人サイトで、SNSはそのあとの確かめに使われています。TaTapの第5回調査では、企業を調べるときに使う先は求人サイト・転職サイトが42.2%で最も多く、公式サイト・採用サイト31.4%、口コミサイト19.5%、企業の公式SNS18.3%、生成AI13.8%が続きました。

企業を調べるときに使う先割合新卒採用での役割
求人サイト・転職サイト(就職サイト)42.2%会社を知る入口
公式サイト・採用サイト31.4%募集要項と制度の確認
口コミサイト19.5%評判の確認
企業の公式SNS18.3%職場と社員の雰囲気の確認
検索エンジン15.6%社名での情報収集
生成AI13.8%会社の要約・比較
社員・元社員のSNS投稿11.1%働く人の本音の確認

数字は、全国の20〜49歳の会社員・学生334名の回答です(複数回答)。学生の年代では、ふだんの情報探しでもSNSが入口になりやすくなっています。15〜29歳を対象にした第2回調査では、商品を調べるとき最初に開くのはSNS4媒体の合計が45.2%で、検索エンジンの33.6%を上回りました(Z世代のSNS購買行動調査(TaTap SNS調査 第2回))。

新卒採用のSNSでは、時期ごとに何を投稿すればいいですか?

投稿のテーマは、学生の気持ちに合わせて4つの時期で変えます。12〜2月は会社を知ってもらい、3〜5月は他社と比べる材料を出し、6〜9月は選考を受ける決め手を見せ、10月以降は内定者が入社まで安心して待てる情報を出します。

新卒採用のSNSは、時期ごとに投稿のテーマを変える 知る12月〜2月仕事の1日社員の入社理由インターン報告比べる3月〜5月説明会の告知給与・研修の数字よくある質問決める6月〜9月選考の流れ面接官の紹介先輩の選考体験待つ10月〜入社内定者の交流配属・研修の予定入社前の準備 株式会社TaTap作成(2026年10月時点)

図:新卒採用SNSの時期別の投稿テーマ

時期学生の気持ち投稿の例見る数字
知る(12〜2月)どんな会社か知りたい仕事の1日・社員の入社理由・インターンの様子保存数・プロフィールへのアクセス
比べる(3〜5月)他社と条件を比べたい説明会の告知・初任給と研修の数字・よくある質問説明会の予約数
決める(6〜9月)選考を受けるか決めたい選考の流れ・面接官の紹介・先輩の選考体験応募数・面接数
待つ(10月〜入社)本当にこの会社でいいか確かめたい内定者の交流・配属や研修の予定・入社前の準備内定承諾率

3月1日より前の投稿は、説明会やエントリーの告知ではなく、会社と仕事を知ってもらう内容にします。TaTapでは、広報活動の開始日を境に、告知の投稿を出すかどうかを分けることをおすすめしています。1本の投稿に必ず書く項目は採用インスタの投稿に必ず書く6項目【2026】にまとめています。

内定から入社までのSNSは、どう続ければいいですか?

内定後は、投稿の頻度を落とさず続けることが基本です。TaTapが全国の20〜49歳の会社員・学生334名を対象に実施した「就職・転職先選びとSNS・AI検索の関係調査」(2026年10月)では、内定承諾前の最後の確認先として社員・元社員のSNS投稿を選んだ人は12.9%、企業の公式SNSは8.4%でした。2つを合わせると21.3%で、口コミサイトの17.1%を上回ります。

内定を受ける前の最後の確認先は、SNSの合計が21.3% 口コミサイト17.1%社員・元社員のSNS投稿12.9%公式サイト・採用サイト11.4%企業の公式SNS8.4%生成AI7.2% 社員の投稿12.9%+公式SNS8.4%=21.3%で、口コミサイトの17.1%を上回ります 出典:TaTap「就職・転職先選びとSNS・AI検索の関係調査」2026年10月・会社員・学生334名・単一回答

図:内定承諾前の最後の確認先(TaTap第5回調査)

内定者は、承諾する前にもう一度会社を確かめます。同じ調査で、内定辞退を考えるきっかけとして、公式SNSの更新停止を挙げた人は21.9%で、20代では29.5%でした。SNSで社員が楽しそうに見えないことを挙げた人も23.1%いました。内定者フォローの投稿は、入社を急かす内容にしないでください。厚生労働省は、学生の職業選択の自由を妨げる「オワハラ」を行わないよう事業主に呼びかけています。

新卒採用のSNSを外部に頼むと、いくらかかりますか?

求人媒体の運用から始める場合、初月は200,000円、2か月目以降は月100,000円〜です(税別・2026年10月時点)。新卒採用では、説明会前に投稿をためる必要があるため、12月までに採用SNSのスタンダードを足す組み方が多く、その場合は合わせて月300,000円〜です。新卒と中途を並行して採る場合は、職種ごとに訴求を分けられるプロが向いています。

メニュー費用(税別・月額)含まれる作業向く会社
STEP1 求人媒体の運用100,000円〜+初期対応費100,000円(初回のみ)採用ペルソナ設計・求人票の見直し・Indeedやengageなどの運用・月次振り返りまず応募の数をそろえたい
STEP2 ライト100,000円〜投稿企画月1回・投稿制作月2〜4本(素材は御社提供)社内で撮影できる
STEP2 スタンダード200,000円〜投稿企画月2回・投稿制作月4〜6本・訪問撮影半期1回・ショート動画説明会前から投稿をためたい
STEP2 プロ400,000円〜投稿制作月8〜10本・訪問撮影半期2回・複数SNSの一括支援新卒と中途を並行して採りたい
初期対応費の条件STEP1から続ける場合はSTEP2の初期対応費なしSTEP2のみの依頼は初期対応費100,000円(初回のみ)—
契約条件3か月単位有料の求人広告を使う場合は広告費の20%(最低100,000円)・出張撮影費は別途—

株式会社TaTapの採用支援(STEP2 採用SNS スタンダード)の料金は、最小構成で月200,000円です(税別・2026年10月時点)。表示価格はすべて税別です。採用向けの会社紹介PVを作る場合は、クリエイティブ制作として600,000円〜が別途かかります。各STEPの中身は採用支援のサービスページに掲載しています。

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新卒向けの発信で失敗しやすい注意点は何ですか?

よくある失敗は4つあります。前半の2つは、説明会の直前に慌てて始めることと、内定を出したあとに更新を止めることです。後半の2つは、面接とSNSの内容がずれることと、生成AIで社名を調べても情報が出てこないことです。

よくある失敗起きること代わりにやること
3月に慌てて始める学生がさかのぼって見る投稿がない12月までに20本ためる
内定後に更新を止める内定者が不安になり、辞退を考える入社まで週1本を続ける
面接とSNSの内容がずれる内定者が会社を信じられなくなる面接官が投稿の内容を把握しておく
生成AIに社名の情報が出ないAIで調べる学生の候補から外れる社名で生成AIに聞き、出てくる内容を確かめる

生成AIで会社を調べる学生も増えています。第5回調査で、生成AIを使う人(247名)のうち18.6%は、生成AIに企業の情報が出てこない・不正確な場合に応募を見送るか優先度を下げると答えました。応募数・面接数・内定承諾率の追い方は採用SNSのKPI【2026】応募数・面接通過率・承諾率で整理しています。

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新卒採用でSNSを急がないほうがいいのは、どんな会社ですか?

おすすめしないのは3つのタイプです。採用人数が年に1〜2名で説明会を開かない会社と、学生を集める求人媒体や大学との接点がまだない会社が1つ目と2つ目です。3つ目は、12月から入社までの1年以上、発信を続ける体制を作れない会社です。

条件SNSを急がないほうがいいSNSを早めに始める価値がある
採用人数年1〜2名で説明会を開かない年5名以上で説明会を開く
入口求人媒体・大学との接点がない就職サイトや大学から学生が来ている
体制1年以上、発信を続けられない人事か外部で週1本以上を続けられる

学生を集める入口がない段階では、まず求人媒体と大学との接点を作るほうが先です。必要な応募数の逆算は母集団形成とは|必要な応募数の逆算式と13手法で解説しています。TaTapは、フォロワー数を採用の目標にする運用はしていません。

まとめ:新卒採用のSNSは説明会の前から始める

  • 新卒採用の広報活動は3月1日以降が原則のため、SNSは12月ごろから投稿をためておきます。
  • 学生の入口は就職サイトや求人サイトで、SNSは会社を確かめる場所として使われています。
  • 投稿のテーマは「知る・比べる・決める・待つ」の4つの時期で変えます。
  • 内定承諾前の最後の確認先はSNSの合計が21.3%で、内定後も更新を止めないことが大切です。
  • TaTapの採用支援は、求人媒体の運用が月100,000円〜、採用SNSのスタンダードが月200,000円〜です(税別・2026年10月時点)。

20代・第二新卒の中途採用でのSNSの使い方は若手・第二新卒の採用SNS【2026】20代58.8%で解説しています。

3月1日の広報解禁の前に、学生が見て確かめられる投稿はそろっていますか?

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よくある質問

Q1. 新卒採用のSNSはいつから始めればいいですか?

広報活動が始まる3月1日の3か月前、12月ごろからが目安です。政府の日程ルールでは広報活動の開始は卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降が原則のため、それまでは会社と仕事を知ってもらう投稿をためておきます。説明会の告知を始めたときに、学生がさかのぼって見られる投稿が20本ほどある状態にします。

Q2. 新卒採用ではどのSNSを使えばいいですか?

まずはInstagramで1つのアカウントを育てるのがおすすめです。写真と短い動画で職場と社員を見せやすく、ハイライトで説明会や選考の情報をまとめられます。投稿の型ができたら、TikTokやYouTube Shortsで同じ素材を縦動画として使い回します。最初から複数のSNSを同時に始めると、更新が止まりやすくなります。

Q3. 新卒採用のSNSで学生は何を見ていますか?

仕事の内容と1日の流れ、給与・待遇、職場の様子、社員の様子を見ています。内定が出たあとも、承諾する前に社員の投稿や公式SNSを確かめる人がいます。TaTapの第5回調査では、内定承諾前の最後の確認先は社員のSNS投稿と公式SNSを合わせて21.3%でした。

Q4. 内定者フォローにSNSは使えますか?

使えます。配属や研修の予定、内定者同士の交流、入社前の準備を投稿すると、内定者が入社まで安心して待てます。ただし、他社の選考を辞退するよう迫るような内容は避けてください。厚生労働省は、学生の職業選択の自由を妨げる「オワハラ」を行わないよう事業主に呼びかけています。

Q5. 新卒採用のSNSは何か月で効果が分かりますか?

1回の採用シーズンを通して判断します。12月から投稿をためて3月の説明会予約数、6月以降の応募数と面接数、10月以降の内定承諾率を前年と比べます。SNS単独の効果と言い切るのは難しいため、面接で「SNSを見たか」を聞き、応募者の何割が見ていたかも記録してください。

Q6. 新卒採用のSNSをTaTapに頼むと、費用はいくらですか?

求人媒体の運用(STEP1)は月100,000円〜で、初回のみ初期対応費100,000円がかかります。新卒向けに採用SNSのスタンダード(STEP2)を足すと合わせて月300,000円〜で、STEP1から続ける場合はSTEP2の初期対応費はかかりません(いずれも税別・2026年10月時点)。契約は3か月単位です。

最終更新:2026年10月22日/執筆:株式会社TaTap 編集部(監修:代表取締役 富田竜介)

記事監修
富田竜介 プロフィール写真
富田 竜介 Ryusuke Tomita
株式会社TaTap 代表取締役|SNSマーケティングコンサルタント

Instagram・TikTok・X(旧Twitter)・YouTubeを中心に、企業のSNS運用設計・コンテンツ制作・改善まで一気通貫で支援。累計300社以上の支援実績をもとに、業種・予算規模を問わず再現できる運用モデルを体系化している。
現場の一次情報にもとづいた実践的なノウハウを強みとし、自社メディア「SOCIAL TALK」ではSNSトレンドの解説や運用事例を継続発信中。

富田竜介 著書

支援企業の成功事例

指名検索と情報の蓄積で成果を出したTaTapの支援事例を紹介します。自社の課題に近いケースを参考にしてください。

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