インフルエンサー広告の費用|4つの合計で考える【2026】
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インフルエンサー広告の費用は、投稿を作る費用だけでは決まりません。起用費、広告に使うための二次利用の許諾、広告費、運用手数料の4つを足した総額で考えます。株式会社TaTap(SNSマーケティング支援会社)の料金で組むと、広告費500,000円を使う構成例で月690,000〜800,000円になり、その大半は広告費です。
TaTapは、SNSで知り、AIで調べ、買うという新しい「買う場面」を、一次データで設計する会社です。古着・自社EC・楽天やAmazon・飲食・小売店舗・人材など9業種を自分たちで運営してきた経験と、月次の独自調査(第1回n=321/第2回n=363/第3回n=435/第4回n=342/第5回n=334)をもとに、累計300アカウント以上のSNS運用を支援してきました。本記事では、TaTapのYouTube動画「インフルエンサーマーケティング会社が分けている3つの型|数はギフティング8,000円、意図は企画型、数値は起用。混ぜると中途半端になります」の内容もあわせて紹介します。
素材づくりの単価は、インフルエンサー起用がフォロワー1万人規模で1投稿25,000円〜(報酬込み)です(税別・2026年10月時点)。依頼する前に、その投稿を広告で配信するかどうかを先に決めてください。配信するなら、二次利用の範囲を依頼の時点で取り決める必要があります。
この記事の要点
- インフルエンサー広告の費用は、起用費・二次利用の許諾・広告費・運用手数料の4つを足した総額で考えます。
- TaTapの料金で組んだ構成例では、広告費500,000円のとき総額は月690,000〜800,000円で、半分以上が広告費です(税別・2026年10月時点)。
- 素材の作り方は、数を積むギフティング、意図をそろえる企画型ギフティング、数値を取るインフルエンサー起用の3つから目的で選びます。
- TaTapの調査では、#PR付きの投稿でも参考にする人は68.3%で、PRと表示すること自体は不利になりにくいことが分かっています(15〜29歳・n=341)。
- 広告に転用するときは、好意的な投稿だけを選んで流す場合も含め「広告」「PR」の表示が必要です。
インフルエンサー広告とは何で、ギフティングやタイアップ投稿と何が違いますか?
違いは、投稿を誰に届けるかです。タイアップ投稿やギフティングの投稿は、インフルエンサーのフォロワーに届きます。インフルエンサー広告は、その投稿を企業が広告費を払って配信し、フォロワー以外の狙った相手にも届ける施策です。
| 施策 | 届く相手 | かかる費用 | 広告への転用 |
|---|---|---|---|
| ギフティング | 投稿者のフォロワー | 投稿された分の成果報酬 | 二次利用の許諾があれば可能 |
| タイアップ投稿(インフルエンサー起用) | 投稿者のフォロワー | 起用費(報酬込み) | 二次利用の許諾があれば可能 |
| インフルエンサー広告 | 広告で狙った相手(フォロワー以外も) | 起用費+二次利用+広告費+運用手数料 | 前提として組み込む |
Instagramでは、インフルエンサーの投稿をそのまま広告として配信する仕組みとして、パートナーシップ広告が使われます。「タイアップ」という言葉の2つの意味とラベルの違いはタイアップとは?意味2つとラベルの違い【2026】で解説しています。
広告で配信する価値があるのは、買い手が広告より口コミを信じて買っているからです。TaTapが全国の15〜29歳男女363名を対象に実施した「Z世代のSNS購買行動調査」(2026年8月)では、SNSきっかけで購入したときのきっかけは一般ユーザーの口コミが42.9%、SNS広告は14.3%でした(購入経験者217名)。
図:SNSきっかけで購入したときのきっかけ(n=217・複数回答から3項目)
インフルエンサー広告の費用は、総額でいくらかかりますか?
TaTapの料金で組んだ構成例では、広告費500,000円を使う場合、総額は月690,000〜800,000円です(税別・2026年10月時点)。素材づくりは100,000〜200,000円ほどで、残りは広告費と運用手数料です。表示価格はすべて税別です。
図:インフルエンサー広告の総額の内訳(広告費500,000円の構成例)
4つの費用の内訳と、TaTapの料金は次のとおりです。
| 費用 | 中身 | 料金(税別・2026年10月時点) |
|---|---|---|
| 素材づくり(起用) | インフルエンサー起用 | 1投稿25,000円〜(フォロワー1万人規模・報酬込み) |
| 素材づくり(企画型) | 企画型ギフティング(リール・フィード) | 初期企画費50,000円+1件40,000円 |
| 素材づくり(成果報酬) | ギフティング | 投稿1件8,000円〜(投稿された分だけのご請求) |
| 二次利用の許諾 | 投稿を広告に使う権利 | ギフティングは1件2,000円・企画型は1件10,000円〜(目安)・起用は起用時に取り決め |
| 広告費 | Instagramなどへの配信費 | 実費(依頼企業が決める) |
| 運用手数料 | SNS広告運用代行 | 広告費の20%(最低100,000円) |
構成例の内訳は、ギフティング型が10件80,000円と許諾5件10,000円、起用型が4投稿100,000円〜、企画型が3件170,000円と許諾3件30,000円です。いずれも広告費500,000円と運用手数料100,000円を加えています。株式会社TaTapのインフルエンサー起用の料金は、フォロワー1万人規模で1投稿25,000円です(税別・2026年10月時点)。
起用と企画型の対応範囲はインフルエンサー・ギフティングのサービスページに、広告配信の進め方はSNS広告運用のサービスページに掲載しています。インフルエンサー施策そのものの相場はインフルエンサー費用の相場|1投稿8千円〜と月額の目安で比べています。
起用・企画型・ギフティングのうち、どれを広告の素材にすればいいですか?
選び方は、広告で何を伝えたいかで決まります。使っている人の数を見せたいならギフティング、伝えたい場面を確実に撮ってほしいなら企画型ギフティング、リーチや流入の数値を取りたいならインフルエンサー起用です。3つを混ぜて1本で済ませようとすると、どれも中途半端になります。
図:インフルエンサー広告の素材を作る3つの型
| 型 | 広告で伝えられること | 向いている広告の形 | 確認する数字 |
|---|---|---|---|
| ギフティング | 多くの人が使っていること | 複数の口コミを並べた広告 | 投稿数・二次利用できた本数 |
| 企画型ギフティング | 決めた場面での使い方 | 場面ごとに作り分けた広告 | 企画どおりの投稿数・広告に使えた本数 |
| インフルエンサー起用 | 影響力のある人のおすすめ | パートナーシップ広告 | リーチ・保存・サイト流入 |
企画型ギフティングは、TaTapが企画例を3パターン作り、投稿前に構成とPR表記を確認します。依頼は1件から受け、有償のため投稿まで約束します。
投稿を広告に転用するときは、どう進めればいいですか?
手順は4段です。依頼の時点で二次利用の範囲を決め、投稿にPR表記とタイアップのラベルを付け、広告の配信を許可してもらい、少額で複数本を試してから予算を寄せます。
| 手順 | やること | 決めておくこと |
|---|---|---|
| 1. 依頼時の取り決め | 二次利用の範囲・期間・媒体を合意する | 広告に使う期間(例:3か月)と配信先 |
| 2. 表示の確認 | 「#PR」とタイアップ投稿ラベルを付ける | 表示の位置と文言 |
| 3. 配信の許可 | パートナーシップ広告の許可を設定してもらう | 許可の期限 |
| 4. 少額テスト | 複数本を同じ予算で配信して比べる | 比べる数字(保存・流入・購入)と期間 |
表示は、広告に転用したあとも必要です。消費者庁は、「ステルスマーケティングに関するQ&A」で、事業者の表示であることを明瞭に示す方法として「広告」「宣伝」「プロモーション」「PR」の用語を記載して表示する方法を挙げていると説明しています。同じQ&Aは、商品に好意的な評価だけを選んで引用する場合は「事業者の表示」に当たると明記しています。良い口コミだけを選んで広告にする場合も、PRと分かる表示を外さないでください。
表示があっても、見る人は離れにくいことが分かっています。TaTapの第2回調査では、#PR付きの投稿でも参考にする人は68.3%で、#PRがつくと参考にしない人は13.2%でした(15〜29歳・n=341)。二次利用の許諾の取り方はUGCの二次利用|広告転用の許諾4点と注意点【2026】で詳しく解説しています。
インフルエンサー広告の費用で失敗しやすい注意点は何ですか?
よくある失敗は4つあります。素材の費用だけで予算を組むことと、二次利用を投稿のあとから交渉することが前半の2つです。後半の2つは、広告費が少なすぎて最低手数料の割合が重くなることと、フォロワー数だけで起用する人を選ぶことです。
| よくある失敗 | 起きること | 代わりにやること |
|---|---|---|
| 素材の費用だけで予算を組む | 投稿はできても配信する予算が残らない | 広告費を先に決めてから素材の本数を決める |
| 二次利用を後から交渉する | 良い投稿ほど広告に使えない | 依頼の時点で範囲・期間を取り決める |
| 広告費が少なすぎる | 最低手数料100,000円の割合が重くなる | 広告費500,000円以上で組むか、まずギフティングだけで試す |
| フォロワー数だけで選ぶ | 広告にしたとき反応が取れない | 保存の多さと、伝えたい場面に合うかで選ぶ |
広告費が500,000円未満でも、SNS広告運用代行の手数料は最低100,000円かかります。広告費200,000円なら手数料は広告費の半分にあたるため、小さく試すならギフティングの投稿だけで反応を見てから配信に進むほうが無駄が出ません。費用対効果の計算方法はインフルエンサー施策の費用対効果【2026】CPE・CPAの計算で紹介しています。
配信を始めてから、成果はどのくらいで判断できますか?
目安は、素材づくりに1〜1.5か月、広告の勝ちパターンの判断に配信開始から2〜4週間、売上や指名検索への効果の判断に3か月です。依頼から投稿までの期間は、インフルエンサー起用・企画型ギフティングとも1〜1.5か月ほどかかります。
| 時期 | やること | 確認する数字 |
|---|---|---|
| 1〜1.5か月目 | 依頼・撮影・投稿・二次利用の許諾 | 投稿数・広告に使える本数 |
| 配信開始から2〜4週間 | 複数本を同じ予算で配信して比べる | 保存・クリック・購入の単価 |
| 3か月目 | 反応の良い素材に予算を寄せて判断する | 売上・指名検索数・新規顧客数 |
インフルエンサー広告を出さないほうがいいのは、どんな会社ですか?
出さないほうがいいのは、3つのタイプの会社です。広告費を月に数万円しか用意できない会社、売る商品の受け皿(商品ページや購入導線)が整っていない会社、そしてフォロワー数やバズだけを成果にしたい会社です。
| 条件 | 出さないほうがいい | 出す価値がある |
|---|---|---|
| 広告費 | 月に数万円しか用意できない | 月500,000円前後を3か月続けられる |
| 受け皿 | 商品ページ・購入導線が整っていない | 広告から買える場所が整っている |
| 成果の置き方 | フォロワー数やバズを成果にしたい | 購入・指名検索・新規顧客で判断したい |
| 商材 | 規制で使える表現がほとんどない | 使っている様子を見せられる |
広告費を用意できない段階では、ギフティングで口コミを増やし、自社のSNSで投稿を紹介するだけでも買い手の確認先は増えます。TaTapは、フォロワー数を目標にする運用や、本数だけで値段を説明する提案はしていません。
まとめ:インフルエンサー広告の費用は総額で考える
- インフルエンサー広告の費用は、起用費・二次利用の許諾・広告費・運用手数料の4つを足した総額で考えます。
- TaTapの料金で組んだ構成例では、広告費500,000円のとき総額は月690,000〜800,000円で、半分以上が広告費です(税別・2026年10月時点)。
- 素材は、数ならギフティング、意図なら企画型ギフティング、数値ならインフルエンサー起用と、目的で選びます。
- 二次利用の範囲は依頼の時点で取り決め、広告に転用したあとも「PR」の表示を外しません。
- 広告費が少ないと最低手数料100,000円の割合が重くなるため、小さく試すときはギフティングから始めます。
- 勝ちパターンは配信開始から2〜4週間、売上と指名検索への効果は3か月で判断します。
よくある質問
Q1. インフルエンサー広告の費用相場はいくらですか?
起用費だけを見ると、TaTapのインフルエンサー起用はフォロワー1万人規模で1投稿25,000円〜です(税別・2026年10月時点)。広告として配信する場合は、二次利用の許諾・広告費・運用手数料が加わり、広告費500,000円の構成例で総額は月690,000〜800,000円になります。
Q2. インフルエンサーの投稿を広告に使うには、何が必要ですか?
投稿者からの二次利用の許諾と、広告配信の許可が必要です。許諾は投稿のあとから交渉すると断られることがあるため、依頼の時点で広告に使う期間・媒体・範囲を取り決めます。広告にしたあとも「#PR」などの表示は外さないでください。
Q3. 広告に転用するとき、PR表記は必要ですか?
必要です。消費者庁のステルスマーケティングに関するQ&Aは、事業者の表示であることを示す方法として「広告」「PR」などの用語を挙げています。好意的な口コミだけを選んで広告にする場合も事業者の表示に当たるため、PRと分かる表示を付けて配信します。
Q4. 広告費はいくらから始めるのが目安ですか?
TaTapでは、広告費を月500,000円前後で3か月続けられる場合に配信をおすすめしています。運用手数料は広告費の20%で、最低100,000円かかるためです。広告費が少ない場合は、ギフティングで口コミを増やし、反応の良い投稿が見つかってから配信に進みます。
Q5. 起用・企画型・ギフティングは、どう使い分けますか?
使っている人の数を見せたいならギフティング(投稿1件8,000円〜)、伝えたい場面を確実に撮ってほしいなら企画型ギフティング(初期企画費50,000円+1件40,000円)、リーチや流入を取りたいならインフルエンサー起用(1投稿25,000円〜)を選びます。いずれも税別です。
Q6. 成果が出たかどうかは、何か月で判断できますか?
依頼から投稿までに1〜1.5か月かかり、配信を始めてから2〜4週間で反応の良い素材が分かります。売上や指名検索への効果は、反応の良い素材に予算を寄せてから3か月を目安に判断します。投稿の再生数だけで判断しないでください。
最終更新:2026年10月20日/執筆:株式会社TaTap 編集部(監修:代表取締役 富田竜介)
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