インフルエンサー費用の相場|1投稿8千円〜と月額の目安
- ナノ1〜5万円〜メガ300万円超の相場一覧
- ギフティングなら商品提供のみで実施可能
- マイクロ×大量配布がコスパ最強の戦略
- UGCを広告転用しCPA30〜50%削減
- 成果報酬型なら1投稿8,000円〜で開始
読了目安:約分
結論:インフルエンサー施策の費用は、依頼する形によって「1投稿8,000円〜」から「1投稿300万円超」まで開きます。この差はフォロワー規模だけでなく、報酬の払い方(成果報酬型か固定報酬型か)で決まります。商品提供のみで投稿を依頼する成果報酬型なら投稿1件8,000円台から始められ、フォロワー数十万人規模への固定報酬型なら1投稿で数十万円が必要です。「月額いくらか」「1投稿いくらか」は別々の話で、この2つを混ぜたまま見積もりを比べると判断を誤ります。本記事では、累計300アカウント・600万フォロワー以上の支援を行ってきた株式会社TaTap(SNSマーケティング支援会社)代表取締役・富田竜介が、費用の決まり方を単位ごとに分解して整理します。(最終更新:2026年10月2日)
【早見表】インフルエンサー施策の費用
結論:まず全体像を確認してください。施策の種類によって、費用の単位そのものが変わります。「1投稿あたり」で比べられるものと、「月額」で比べるものが混在している点に注意が必要です。
| 施策 | 費用の目安 | 単位 | 投稿の確約 |
|---|---|---|---|
| 成果報酬型ギフティング | 8,000円〜 | 投稿1件 | 投稿された分だけ課金 |
| ギフティング(自社実施) | 商品原価+送料 | 1名あたり | 任意(投稿されないこともある) |
| タイアップ投稿(ナノ) | 1万〜5万円 | 1投稿 | 確約される |
| タイアップ投稿(マイクロ) | 3万〜15万円 | 1投稿 | 確約される |
| タイアップ投稿(ミドル) | 15万〜80万円 | 1投稿 | 確約される |
| タイアップ投稿(メガ以上) | 50万〜300万円超 | 1投稿 | 確約される |
| アンバサダー契約 | 月10万〜50万円 | 月額 | 契約内容による |
| ライブコマース | 10万〜100万円 | 1回 | 確約される |
| インフルエンサー起用(TaTap) | 25,000円〜 | 投稿1件(1万フォロワー規模・報酬込み) | 確約される |
| 代行会社への委託 | 月20万〜50万円 | 月額(+インフルエンサー報酬) | — |
太字の2行はTaTapの料金(税別・2026年9月時点)です。それ以外はTaTapが支援現場で確認してきた範囲の目安で、各社の料金体系を保証するものではありません。
最も費用を抑えられるのは成果報酬型のギフティングです。投稿が発生した分だけ費用がかかるため、固定費のリスクがありません。一方、投稿内容や時期を細かくコントロールしたい場合は、報酬を支払うタイアップ投稿が必要になります。
この表を読むときの注意点を挙げます。
- 単位が揃っていません。「1投稿あたり」と「月額」が混在しています。比較するときは期間を揃えてください。
- 商品原価と送料は含まれていません。ギフティングでは別途かかります。
- 代行手数料も別。インフルエンサーへの報酬とは分けて計上します。
- 二次利用(広告転用)も別。投稿を広告に使うには許諾が必要です。
この記事の要点
- 費用は「フォロワー規模 × 施策の種類 × 報酬の払い方」の3つで決まります。
- 成果報酬型ギフティングなら投稿1件8,000円台から始められる(TaTapは8,000円〜・税別)。
- タイアップ投稿は、業界では、フォロワー数に単価を掛けて見積もる方法が使われます。
- エンゲージメント率はフォロワーが少ないほど高く、費用対効果に直結します。
- 投稿を確約したいなら固定報酬型、費用リスクを抑えたいなら成果報酬型。
- ギフティングは「承諾されるか」と「承諾後に投稿されるか」の2段階で見ます。送付数がそのまま投稿数にはなりません。
- TaTapのインフルエンサー起用は1投稿25,000円〜、ギフティングは投稿1件8,000円〜(いずれも税別)。
費用は3つの変数で決まる
結論:インフルエンサー施策の費用は「フォロワー規模」「施策の種類」「報酬の払い方」の3つで決まります。見積もりを比べるときは、この3つが揃っているかを確認してください。1つでも違うと、金額の比較には意味がなくなります。
| 変数 | 何が変わるか | 確認すること |
|---|---|---|
| フォロワー規模 | 単価そのもの。フォロワー数に単価を掛けて算出するのが一般的 | 依頼先の規模帯はどこか |
| 施策の種類 | ギフティング・タイアップ・アンバサダー・ライブで構造が違う | 投稿は確約されるか |
| 報酬の払い方 | 成果報酬型か固定報酬型かで、リスクの所在が変わる | 投稿されなかった場合の費用は |
この3つのうち、最も見落とされやすいのが3番目の「報酬の払い方」です。「1投稿5万円」と聞いても、それが投稿の確約付きなのか、投稿されなくても発生するのかで、実質的なコストはまったく変わります。
見積もりを受け取ったら、次の4点を必ず確認してください。
- 投稿されなかった場合、費用は発生するか。成果報酬型なら発生しません。
- 商品原価と送料は別か。ギフティングでは自社負担になるのが一般的です。
- 二次利用は含まれるか。投稿を広告に転用するには、別途の許諾が必要です。
- 代行会社の手数料は別か。インフルエンサーへの報酬とは別に発生します。
フォロワー規模別の相場
結論:タイアップ投稿の費用は、フォロワー数に応じた単価を基準に計算されるのが一般的です。ただし規模が大きくなるほどエンゲージメント率は下がるため、単価が安いから割安、とは限りません。
| 区分 | フォロワー数 | 1投稿の目安 | フォロワー単価 | エンゲージメント率 | 向いている用途 |
|---|---|---|---|---|---|
| ナノ | 1,000〜1万 | 1万〜5万円 | 1〜3円 | 5〜10% | ニッチ商材・地域密着 |
| マイクロ | 1万〜10万 | 3万〜15万円 | 2〜4円 | 3〜5% | 費用対効果を重視するとき |
| ミドル | 10万〜50万 | 15万〜80万円 | 2〜5円 | 2〜3% | 認知と購買の両立 |
| メガ | 50万〜100万 | 50万〜150万円 | 3〜8円 | 1〜2% | 大規模な認知獲得 |
| トップ・著名人 | 100万以上 | 100万〜300万円超 | 5〜15円 | 0.5〜1.5% | 話題化・短期の露出 |
TaTapが支援現場で確認してきた範囲の目安です。ジャンル・実績・時期によって変動します。
費用対効果で見ると、マイクロ(1万〜10万フォロワー)が扱いやすい価格帯です。エンゲージメント率が3〜5%と高く、費用も手が届く範囲に収まります。
規模を選ぶときの考え方を整理します。
- 認知を広げたい:ミドル以上。リーチの総数が必要です。
- 購買につなげたい:ナノ〜マイクロ。フォロワーとの距離が近く、推奨が効きます。
- 口コミを積み上げたい:ナノ〜マイクロを複数名。1名の大型起用より件数が効きます。
- 短期で話題化したい:メガ以上。ただし単発で終わりやすく、後続の設計が必要です。
施策の種類ごとの費用構造
結論:同じ「インフルエンサー施策」でも、種類によって費用の構造がまったく違います。投稿の確約が必要かどうかが、選択の最初の分かれ道です。
| 施策 | 費用の構造 | 投稿の確約 | 向いている場面 |
|---|---|---|---|
| ギフティング | 商品原価+送料(+代行手数料) | なし(任意) | 口コミを数で積み上げたい |
| タイアップ投稿 | フォロワー単価×フォロワー数 | あり | 内容と時期を管理したい |
| アンバサダー契約 | 月額(3〜12か月) | 契約内容による | 継続的に露出させたい |
| コラボ投稿 | タイアップと同等 | あり | 双方のフォロワーに届けたい |
| ライブコマース | 1回あたり10万〜100万円 | あり | その場で購買につなげたい |
ギフティング|投稿は任意、費用は最も低い
商品を無償提供し、投稿するかどうかは相手に委ねる形です。件数の見通しは、「承諾率」と「投稿実行率」の2段階に分けて立ててください。DMを送った全員が受け取ってくれるわけではなく、受け取った方が必ず投稿するわけでもありません。送付数をそのまま投稿数として見込むと、確実に足りなくなります。
TaTapでは、商材カテゴリごとの承諾率と投稿実行率の実績値をもとに、必要な送付数と商品提供個数を逆算しています。商品提供可能な個数が目標投稿数を下回っている場合、その時点で目標は達成できません。企画の前に、用意できる個数を先に確定させてください。
費用は商品原価と送料が中心です。代行会社に依頼する場合は、そこに手数料が加わります。成果報酬型を選べば、投稿が発生した分だけの課金になります。
タイアップ投稿|投稿を確約できる代わりに単価が上がる
金銭報酬を支払い、投稿を依頼する形です。内容・時期・訴求点を企業側で調整できます。費用はフォロワー単価で計算されるのが一般的です。
対価を支払う場合、「PR」「広告」等の表示が景品表示法上の義務になります。Instagramの場合はタイアップ投稿ラベルの設定も含めて運用してください。
アンバサダー契約|月額で継続的に発信してもらう
3〜12か月の契約を結び、継続的に発信してもらう形です。月額10万〜50万円が目安で、投稿頻度や契約条件によって変わります。単発のタイアップより1投稿あたりの単価は下がる傾向がありますが、契約期間中の総額は大きくなるため、予算計画が必要です。
コラボ投稿・ライブコマース
コラボ投稿はInstagramの共同投稿機能を使い、双方のフォロワーに同時に届ける形です。費用はタイアップと同等ですが、リーチ効率は上がります。
ライブコマースは1回あたり10万〜100万円と幅があり、視聴者数と知名度で大きく変動します。その場で質問に答えられるため購買に直結しやすい一方、事前の商品理解と進行設計が欠かせません。
月額でかかる費用はいくらか
結論:インフルエンサー施策で「月額」が発生するのは、アンバサダー契約と代行会社への委託の2つだけです。ギフティングやタイアップ投稿は、本来は1投稿あたりの費用で、月額ではありません。ここを混ぜると見積もりの比較ができなくなります。
| 費目 | 月額の目安 | 何に対する費用か |
|---|---|---|
| アンバサダー契約 | 月10万〜50万円 | インフルエンサー本人への継続報酬 |
| 代行会社への委託 | 月20万〜50万円 | 選定・交渉・進行・報告の手数料 |
| インフルエンサー報酬 | 実施分だけ | 上記とは別に発生する |
| 商品原価・送料 | 実施分だけ | ギフティングでは自社負担が一般的 |
TaTapが支援現場で確認してきた範囲の目安です。各社の料金体系を保証するものではありません。
「月額いくらですか」と聞いたときに返ってきた金額が、インフルエンサーへの報酬を含むのかどうかを必ず確認してください。多くの場合、月額は代行会社の手数料だけを指します。報酬・商品原価・送料・二次利用費は別枠で、総額は月額の2倍以上になることも珍しくありません。
月額で考えるべきか、1投稿あたりで考えるべきかは、目的で決まります。
- 継続的に露出させたい:月額。アンバサダー契約や代行委託が向きます。
- 特定の時期だけ集中させたい:1投稿あたり。新商品発売やセール期に合わせます。
- 口コミを数で積み上げたい:1件あたり。成果報酬型のギフティングが最も読みやすい形です。
TaTapの場合、インフルエンサー施策そのものに月額の固定費は設定していません。ギフティングは投稿1件8,000円〜、インフルエンサー起用は1投稿25,000円〜(いずれも税別)で、実施した分だけの請求です。SNSアカウントの運用を継続的に任せる場合は月額の体系になり、その内訳はSNS運用代行のページにまとめています。
成果報酬型と固定報酬型|どちらを選ぶか
結論:費用のリスクをどちらが負うかが違います。成果報酬型は投稿された分だけ課金され、固定報酬型は投稿の有無にかかわらず発生します。
| 比較項目 | 成果報酬型 | 固定報酬型 |
|---|---|---|
| 課金のタイミング | 投稿が発生したとき | 契約時・実施前 |
| 投稿の確約 | なし | あり |
| 投稿内容の管理 | 依頼はできるが強制しない | 事前確認できる |
| 費用のリスク | 低い(無駄が出ない) | 高い(投稿が弱くても発生) |
| 件数の見通し | 立てにくい | 立てやすい |
| 向いている場面 | 口コミを数で積み上げたい | 時期と内容を管理したい |
初めて取り組む場合は、成果報酬型から始めるのが現実的です。固定費のリスクがなく、どんな投稿が生まれるかを確かめられます。そのうえで、確実に押さえたい時期(新商品発売やセール期)だけ固定報酬型を使う、という組み合わせが扱いやすくなります。
キャスティング会社に払う費用の内訳
結論:キャスティング会社への支払いは「インフルエンサーへの報酬」と「会社の手数料」に分かれます。見積書で両者が分かれていない場合は、必ず分けて出してもらってください。分かれていないと、報酬が適正かどうかを判断できません。
| 費目 | 相場の考え方 | 確認すること |
|---|---|---|
| インフルエンサー報酬 | フォロワー単価×フォロワー数 | 単価はいくらで計算しているか |
| キャスティング手数料 | 報酬の20〜30%、または月額固定 | 料率か固定か、何に対する対価か |
| ディレクション費 | 手数料に含まれる場合と別の場合がある | 構成案の作成・投稿前確認は誰がやるか |
| 商品原価・送料 | 実費 | 誰が立て替えるか |
| 二次利用費 | 件数課金、または報酬の一定割合 | 期間と媒体の範囲はどこまでか |
| レポート費 | 手数料に含まれる場合が多い | 何の数値を、いつ出すか |
TaTapが支援現場で確認してきた範囲の目安です。各社の料金体系を保証するものではありません。
手数料の水準よりも、その手数料で何をしてもらえるかを見てください。同じ25%でも、候補の選定だけを行う会社と、構成案の作成・投稿前確認・実施後のレポートまで行う会社では、手元に残る作業量がまったく違います。安い手数料の見積もりが、結局は自社の工数を増やしていた、ということが起こります。
依頼先を比べるときは、次の3点を同じ質問で聞いてください。
- 候補はどうやって選んでいるか。フォロワー数だけで選んでいないか、過去の投稿とフォロワー属性を見ているかを確認します。
- 投稿前の確認はできるか。薬機法や景品表示法に触れる表現を、誰がいつチェックするかを決めておきます。
- 実施後に何が手元に残るか。投稿URLの一覧、数値、二次利用できる素材。残るものが少ない施策は、次につながりません。
TaTapの料金|ギフティングとインフルエンサー起用
結論:TaTapの費用は「ギフティング 投稿1件8,000円〜」「インフルエンサー起用 1投稿25,000円〜」の2本立てです(いずれも税別)。ギフティングは投稿された分だけの請求で、固定報酬は発生しません。投稿の時期と内容を確約したい場合は、報酬を含むインフルエンサー起用を選びます。
| メニュー | 費用 | 単位 | 投稿の確約 |
|---|---|---|---|
| ギフティング | 8,000円〜 | 投稿1件 | 投稿された分だけ請求 |
| インフルエンサー起用 | 25,000円〜 | 投稿1件(1万フォロワー規模・報酬込み) | 確約される |
| 発送までTaTapが行う場合 | 12,000円〜 | 1件(発送代行を含む) | — |
すべて税別。金額は商材・フォロワー数・投稿形態によって変動します。(2026年9月時点)
オプションは次のとおりです。とくに二次利用の許諾取得は、投稿を広告に転用する場合に必要になります。
| オプション | 費用 | どんなときに |
|---|---|---|
| 数値分析 | 1,000円/件 | 投稿の数値を回収したい |
| ご発注側アカウントからの対応 | 2,000円/件 | 自社アカウント名義でやり取りしたい |
| 二次利用の許諾取得 | 2,000円/件 | 投稿を広告やサイトに使いたい |
| 発送業務の代行 | 4,000円/件 | 発送の手が足りない(送料・梱包費1,000円を含む) |
ギフティングの実施内容には次の作業が含まれます。
- DM送付先の選定・リストアップ:商材に合うアカウントを抽出します。
- DMの送付:文面の作成から送信までを行います。
- DMのやり取り:応諾・辞退の対応、住所の確認を進めます。
- 実施者への発送連絡:発送先の情報を整理してお渡しします。
請求の対象になる投稿は、条件を満たしたものだけです。指定のハッシュタグとメンションが入っていること、商品が判別できること、公開アカウントであること、一定期間削除されないこと、同一アカウントからは1件までであること。この5点を満たさない投稿は件数に数えません。
あわせて、リーチ・インプレッション・エンゲージメント・フォロワー数は成果指標に含めていません。これらはインフルエンサー側の状況で大きく動き、施策の巧拙とは別の要因で上下するためです。数として保証できるのは投稿の件数だけで、ここを曖昧にしたまま契約すると、後から評価が食い違います。
契約後は、ご契約(3営業日)→ 運用準備(4営業日)→ 最短7営業日で運用開始という流れです。
キャスティングから施策設計・効果測定まで含めた支援内容は、インフルエンサーマーケティングのページをご覧ください。SNSアカウントの運用自体を任せたい場合はSNS運用代行、社内で回せるようにしたい場合はSNSコンサルティングが対応範囲になります。
プラットフォームによる費用の違い
結論:同じフォロワー数でも、依頼するSNSによって単価は変わります。制作にかかる手間が違うためです。
| プラットフォーム | 費用の傾向 | 理由 |
|---|---|---|
| YouTube | 最も高い | 長尺動画の企画・撮影・編集に時間がかかる |
| Instagram(リール) | 静止画より高い | 動画制作の工数が加わる |
| Instagram(静止画) | 基準になる | フォロワー数に応じた単価の目安が使いやすい |
| TikTok | Instagramと同程度 | 動画前提だが尺が短い |
| X(旧Twitter) | 相対的に低い | テキスト中心で制作の負担が軽い |
TaTapが支援現場で確認してきた範囲の傾向です。
単価が高い=費用対効果が悪い、ではありません。YouTubeは制作コストが高い分、コンテンツが長く残り、検索から見つけられ続けます。逆にXは単価が低い代わりに、投稿が流れるのも速くなります。
プラットフォームを選ぶ判断軸は次の3つです。
- 顧客がいる場所:自社の顧客層が最も使っているSNSに集中させます。
- 商材の性質:説明が必要な商材はYouTube、見た目で伝わる商材はInstagramやTikTokが向きます。
- 残したい期間:長く参照させたいならYouTube、瞬発力ならTikTokやXです。
費用対効果はどう判断するか
結論:費用対効果を判断するには、目的ごとに追う指標を変える必要があります。すべてを1つの指標で測ろうとすると、判断を誤ります。
| 目的 | 追う指標 | 見るタイミング |
|---|---|---|
| 認知を広げる | リーチ数・再生回数 | 投稿から1週間 |
| 興味を持ってもらう | 保存数・プロフィール遷移 | 投稿から2週間 |
| 購買につなげる | クリック数・CVR・売上 | 投稿から1か月 |
| 口コミを積み上げる | 投稿件数・二次利用できた数 | 施策期間を通して |
| ブランドを覚えてもらう | 指名検索数 | 3か月以降 |
着手前の数値を記録しておいてください。これがないと、施策の前後で何が変わったかを判断できません。とくに指名検索数は、Search Consoleで自社ブランド名の検索回数を見れば無料で測れます。
費用対効果を高める実務的なポイントを挙げます。
- 二次利用を前提に設計します。投稿を広告に転用できれば、1件の費用で2つの役割を果たします。
- 投稿の質を件数で補います。ギフティングは承諾率と投稿実行率の2段階で逆算し、必要な送付数を先に決めます。
- 指名検索を必ず見ます。短期のCVだけで判断すると、認知への投資を切ってしまいます。
- コメントの中身を読みます。数値には出ませんが、次の訴求点が見つかります。
費用の面で失敗する7パターン
結論:費用の失敗は「安さで選ぶ」「効果を測らない」「二次利用を設計しない」の3点に集約されます。以下は契約前のチェックとしてお使いください。
| パターン | 何が起きるか | 回避策 |
|---|---|---|
| フォロワー数だけで選ぶ | 実際には届かないアカウントに支払う | エンゲージメント率とフォロワー属性を確認する |
| 投稿の確約条件を確認しない | 費用を払ったのに投稿されない | 成果報酬型か固定報酬型かを明確にする |
| 商品原価を計算に入れない | ギフティングの実費が想定を超える | 商品原価+送料×実施数で試算する |
| 二次利用の許諾を取らない | 良い投稿を広告に使えない | 依頼時に二次利用の可否を確認する |
| PR表示を怠る | 法令違反と信頼の毀損 | 対価がある場合は必ず表示する |
| 単発で終わらせる | 一度きりで積み上がらない | 継続的な実施を前提に予算を組む |
| 効果を測らない | 次回の投資判断ができない | 着手前の数値を記録しておく |
3番目の「商品原価を計算に入れない」は見落とされがちです。1個5,000円の商品を100名に送れば、それだけで50万円の実費がかかります。代行手数料とは別に、この試算を先に済ませてください。
PR表示のルール
結論:対価を支払って投稿を依頼する場合、「PR」「広告」等の表示が景品表示法上の義務です。2023年10月施行の改正で、いわゆるステルスマーケティングが規制対象になりました。
| ケース | PR表示 | 考え方 |
|---|---|---|
| 金銭報酬を支払う | 必要 | 事業者の広告として扱われる |
| 商品提供+投稿を依頼 | 必要 | 商品提供も対価にあたる |
| 商品提供のみ(投稿は任意) | 推奨 | 提供の事実を明記するのが安全 |
| 投稿内容を指定する | 必要 | 事業者の関与が明確 |
迷ったら表示してください。表示しないことで得られる利益より、失うものの方がはるかに大きくなります。Instagramではタイアップ投稿ラベル、Xでは開示の文言を、それぞれの仕様に沿って設定します。
予算は購買の段階ごとに配分する
結論:予算を1つの施策に集中させるより、購買までの段階ごとに配分するほうが成果が出やすくなります。「知る→気になる→信じる→買う→広がる」という流れのどこが弱いかで、使うべき施策が変わるためです。
| 段階 | 向いている規模 | 向いている施策 |
|---|---|---|
| 知ってもらう | ミドル〜メガ | タイアップ投稿+広告転用 |
| 気になってもらう | マイクロ | リール企画・コラボ投稿 |
| 信じてもらう | ナノ〜マイクロを複数名 | ギフティングで口コミを積む |
| 買ってもらう | マイクロ・アンバサダー | ライブコマース・タグ付き投稿 |
| 広げてもらう | ナノ・一般ユーザー | ハッシュタグ施策・投稿の再掲 |
予算が限られている場合は、「信じてもらう」と「広げてもらう」から始めるのが現実的です。ギフティングは単価が低く、生まれた投稿は資産として残ります。認知獲得の施策は単価が高いため、後回しにしても支障が出にくい領域です。
目的別|次に読むべき記事
結論:費用の検討は、施策や媒体によって次に確認すべきことが変わります。自社の状況に近いものから読み進めてください。
| いまの状況 | 次に確認すること |
|---|---|
| ギフティングの費用を詳しく知りたい | ギフティングの費用相場はいくら?内訳・料金レンジ・失敗回避 |
| そもそもギフティングとは何か | ギフティングとは?仕組み・やり方・成果報酬型の料金相場 |
| Instagramの相場を知りたい | インフルエンサーPR相場|インスタ費用フォロワー別完全ガイド |
| Instagramギフティングの費用 | Instagramギフティングの費用相場と内訳 |
| Xで実施したい | X(旧Twitter)インフルエンサーマーケティング完全ガイド |
| 代行会社を探している | Instagramギフティング代行会社おすすめ比較【2026】 |
| PR会社の選び方を知りたい | インフルエンサーPR会社の選び方|失敗しない5つの基準と費用相場 |
| 少額予算で始めたい | マイクロインフルエンサー施策完全ガイド |
| 投稿されない原因を知りたい | ギフティングで投稿されない5大原因と改善策7選 |
| 広告に転用したい | Instagramギフティング×パートナーシップ広告完全ガイド |
| ステマ規制の対応を確認したい | ギフティングのPR表記ルール【2026年最新】 |
| 戦略から組み立てたい | インフルエンサーマーケティング戦略とは?5要素設計と4階層フレーム完全ガイド |
AI検索の時代に、口コミの意味が変わりました
結論:生成AIで商品を知り、SNSで裏を取ってから買う行動が定着しました。インフルエンサー施策で生まれた投稿は、この「裏取り」の受け皿になります。
TaTapが2026年7〜8月に実施した調査では、次の結果が出ています。
| 指標 | 数値 | 集計ベース |
|---|---|---|
| 生成AI・AI検索を継続利用している | 70.7% | n=321 |
| AIの回答がきっかけで購入した経験がある | 57.2% | AI利用経験者 n=250 |
| AIで知った商品を購入前にSNS・動画で調べる(延べ選択数) | 259件(検索エンジン103件の約2.5倍) | AI利用経験者 n=250 |
| 調べずにAIの回答だけで判断する | 2.4% | AI利用経験者 n=250 |
| すすめられた商品にSNSの口コミがないと不安になる | 62.0% | AI利用経験者 n=250 |
出典:TaTap独自調査「AI検索時代の購買行動調査」(2026年8月/全国20〜49歳男女321名・AI利用経験者250名)
最後の62.0%が、インフルエンサー施策の費用を考えるうえで重要です。AIに商品名を挙げてもらっても、その名前でSNSを検索した先に口コミがなければ、3人に2人近くが不安を覚えます。
つまり口コミの数は「あると良いもの」から「ないと止まるもの」に変わりました。ギフティングで投稿を積み上げる投資は、この観点でも意味を持ちます。
費用対効果を考えるときは、次の3点を評価に含めてください。
- 投稿が残る期間:削除されない限り、口コミは検索されたときに見つかり続けます。
- 二次利用の価値:広告に転用すれば、制作費として計算できます。
- 不安を打ち消す効果:口コミがないことによる離脱を防ぎます。
ブランド全体でAI検索に引用される情報設計を整えたい場合は、AI検索対策(LLMO)もあわせてご覧ください。
まとめ
インフルエンサー施策の費用について、要点を整理します。
- 費用は「フォロワー規模 × 施策の種類 × 報酬の払い方」の3つで決まります。
- 成果報酬型ギフティングなら投稿1件8,000円台から始められます。
- タイアップ投稿は、相場ではフォロワー数に応じた単価が計算の基準。
- 規模が大きいほどエンゲージメント率は下がります。単価が安い=割安とは限りません。
- 投稿を確約したいなら固定報酬型、リスクを抑えたいなら成果報酬型。
- ギフティングは承諾率と投稿実行率の2段階で逆算します。送付数=投稿数ではありません。
- 月額が発生するのはアンバサダー契約と代行委託だけ。報酬・原価・送料は別枠。
- キャスティング会社への支払いは、報酬と手数料を必ず分けて見積もってもらいます。
- 商品原価と送料の実費を、代行手数料とは別に試算しておきます。
- 対価がある場合はPR表示が法令上の義務。迷ったら表示します。
- 二次利用を前提に設計すれば、1件の費用で2つの役割を果たせます。
- 口コミがないと62.0%が不安を覚えます。投稿の蓄積は購買のブレーキを外す投資でもあります。
よくある質問
Q1. インフルエンサーへの依頼費用の相場はいくらですか?
施策によって単位が変わります。成果報酬型のギフティングなら投稿1件8,000円台から、タイアップ投稿ならフォロワー数に応じた単価が基準です。ナノ(1,000〜1万フォロワー)で1投稿1万〜5万円、マイクロ(1万〜10万)で3万〜15万円、ミドル(10万〜50万)で15万〜80万円、メガ以上で50万〜300万円超が目安になります。TaTapのインフルエンサー起用は1投稿25,000円〜(1万フォロワー規模・報酬込み・税別)です。
Q2. 最も費用を抑えられる方法は何ですか?
成果報酬型のギフティングです。商品提供のみで投稿を依頼し、投稿が発生した分だけ課金される仕組みのため、固定費のリスクがありません。TaTapは投稿1件8,000円〜(税別)です。ただし送付した全員が投稿するわけではないため、承諾率と投稿実行率の2段階で必要な送付数を逆算する必要があります。商品原価と送料は別途かかります。
Q3. 成果報酬型と固定報酬型はどちらを選ぶべきですか?
投稿の確約が必要かどうかで決まります。時期や内容を管理したいなら固定報酬型、費用のリスクを抑えたいなら成果報酬型です。初めて取り組む場合は成果報酬型から始め、新商品発売やセール期など確実に押さえたいタイミングだけ固定報酬型を足す、という組み合わせが扱いやすくなります。
Q4. TaTapのギフティングはいくらですか?
成果報酬型で、投稿1件8,000円〜(税別)です。投稿が発生した分だけのご請求で、固定報酬は発生しません。発送業務は原則クライアント様の対応となり、TaTapが発送まで行う場合は1件12,000円〜です。オプションは数値分析1,000円/件、ご発注側アカウントからの対応2,000円/件、二次利用の許諾取得2,000円/件、発送業務の代行4,000円/件(送料・梱包費1,000円を含む)です。投稿の時期と内容を確約したい場合は、インフルエンサー起用(1投稿25,000円〜・1万フォロワー規模・報酬込み)になります。
Q5. どの規模のインフルエンサーが費用対効果が高いですか?
マイクロ(1万〜10万フォロワー)が扱いやすい価格帯です。エンゲージメント率が3〜5%と高く、1投稿3万〜15万円と費用も手が届きます。ただし目的によって変わり、認知を広げたいならミドル以上、口コミを数で積み上げたいならナノ〜マイクロを複数名という選び方になります。
Q6. 商品原価は費用にどう影響しますか?
ギフティングでは大きく影響します。1個5,000円の商品を100名に送れば、それだけで50万円の実費がかかります。代行会社の手数料とは別に発生するため、必ず「商品原価+送料×実施数」で先に試算してください。この計算を飛ばすと、予算が想定を大きく超えます。
Q7. PR表示は必ず必要ですか?
対価を支払う場合は必要です。2023年10月施行の景品表示法改正により、事業者が関与した投稿であることを隠すことは規制対象となりました。金銭報酬を支払う場合、商品提供して投稿を依頼する場合、投稿内容を指定する場合はいずれも表示が必要です。商品提供のみで投稿が任意の場合も、提供の事実を明記するのが安全です。
Q8. 代行会社に依頼するといくらかかりますか?
月額20万〜50万円にインフルエンサーへの報酬が加わるのが一般的です。月額は代行会社の手数料だけを指すことが多く、報酬・商品原価・送料・二次利用費は別枠になります。成果報酬型のサービスであれば、月額の固定費そのものを持たずに始められます。TaTapのギフティングは投稿1件8,000円〜(税別)で、月額の固定費は設定していません。見積もりを比べるときは、代行手数料・インフルエンサー報酬・商品原価・送料・二次利用費が、それぞれ含まれるか別かを必ず確認してください。
Q9. 費用対効果はどう測ればいいですか?
目的ごとに指標を変えます。認知ならリーチ数・再生回数、興味なら保存数・プロフィール遷移、購買ならクリック数・CVR・売上、口コミの蓄積なら投稿件数と二次利用できた数です。ブランドの浸透は指名検索数で見ます。いずれの場合も、着手前の数値を記録しておかないと前後比較ができません。
Q10. AI検索の時代に、口コミへの投資は意味がありますか?
むしろ重要性が増しています。TaTapの調査では、AIの回答だけで購入を判断する人は2.4%にとどまり、ほとんどはSNSで確認します。そして口コミが見つからなければ62.0%が不安を覚えます。AIに商品名を挙げてもらっても、その名前で検索した先に投稿がなければそこで止まるため、口コミの蓄積は購買のブレーキを外す投資として機能します。
Q11. 月額費用はいくらかかりますか?
インフルエンサー施策で月額が発生するのは、アンバサダー契約(月10万〜50万円)と代行会社への委託(月20万〜50万円)の2つです。ギフティングやタイアップ投稿は本来1投稿あたりの費用で、月額ではありません。月額の見積もりを受け取ったら、それがインフルエンサーへの報酬を含むのか、代行手数料だけなのかを必ず確認してください。TaTapはインフルエンサー施策に月額の固定費を設定しておらず、実施した分だけのご請求です。
Q12. キャスティング会社への支払いはどう分かれますか?
「インフルエンサーへの報酬」と「会社の手数料」に分かれます。手数料は報酬の20〜30%、または月額固定が一般的です。ディレクション費・商品原価・送料・二次利用費・レポート費が手数料に含まれるかは会社によって違うため、見積書で分けて出してもらってください。手数料の水準よりも、その手数料で構成案の作成や投稿前確認まで行ってもらえるかを見るほうが、実質的な負担の比較になります。
Q13. リーチやエンゲージメントは保証されますか?
TaTapでは、リーチ・インプレッション・エンゲージメント・フォロワー数を成果指標に含めていません。これらはインフルエンサー側の状況で大きく動き、施策の巧拙とは別の要因で上下するためです。保証できるのは条件を満たした投稿の件数で、指定ハッシュタグとメンション、商品が判別できること、公開アカウントであることなどの条件を満たした投稿だけを件数に数えます。
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最終更新:2026年10月2日/執筆:株式会社TaTap 編集部(監修:代表取締役 富田竜介)
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本記事は2026年9月16日時点の情報に基づきます。掲載しているTaTapの料金は同時点のもので、すべて税別です。金額は商材・フォロワー数・投稿形態によって変動します。料金・提供内容は改定される場合があるため、最新の内容はお問い合わせください。TaTap料金以外の相場は、TaTapが支援現場で確認してきた範囲の目安であり、各社の料金体系や成果を保証するものではありません。PR表示に関する記述は一般的な考え方を示すもので、個別の判断については所管官庁の公表資料および専門家にご確認ください。調査数値はTaTap独自調査「AI検索時代の購買行動調査」(2026年8月/全国20〜49歳男女321名)によるもので、設問ごとに集計ベースが異なります。
