採用単価の計算と下げ方【2026】媒体費・紹介料・工数の3分解
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採用単価は、一定期間に採用にかかった費用を、その期間の採用人数で割って計算します。費用は、求人広告などの媒体費、人材紹介の紹介料、担当者や面接官の工数の3つに分けて集計します。採用単価を下げるには、紹介料を値切るより、求人票と選考の流れを直して自社に直接来る応募を増やすほうが効果が続きます。
株式会社TaTap(SNSマーケティング支援会社)は、SNSで知り、AIで調べ、買うという新しい「買う場面」を、一次データで設計する会社です。古着・自社EC・楽天やAmazon・飲食・小売店舗・人材など9業種を自分たちで運営してきた経験と、月次の独自調査(第1回n=321/第2回n=363/第3回n=435/第4回n=342/第5回n=334)をもとに、累計300アカウント以上のSNS運用を支援してきました。本記事では、TaTapのYouTube動画「採用SNS支援サービスが必要な理由|企業のSNSは働く人の44.9%の応募判断に影響。20代は58.8%、40代は半数が応募前に見ていません」の内容もあわせて紹介します。
最初に、過去6か月の請求書と採用人数を集め、媒体費・紹介料・工数の3つに分けて書き出してください。自社の採用単価がいくらかが分かると、どこから直すかが決まります。
この記事の要点
- 採用単価は、媒体費・紹介料・工数の合計を、同じ期間の採用人数で割って計算します。
- 工数を入れないと、社内で頑張った方法が安く、外部に頼んだ方法だけが高く見えます。
- Indeedは、スポンサー求人がクリックされた場合にだけ料金が発生すると説明しています。
- TaTapの調査では、働く人の44.9%が、企業の公式SNSや社員の投稿を見て応募するかを決めていました。
- TaTapの求人媒体の運用は月100,000円からで、年間1,300,000円の構成なら採用2名分で費用に届く試算です(税別)。
採用単価とは何で、どう計算しますか?
採用単価とは、1人を採用するのにかかった費用のことです。計算式は「(媒体費+紹介料+工数)÷採用人数」で、期間は半年か1年でそろえます。採用人数が少ない会社ほど、1か月単位で見ると数字がぶれます。
図:採用単価を構成する3つの費用
| 項目 | 計算の例(半年分) | 集め方 |
|---|---|---|
| 媒体費 | 600,000円 | 求人広告・有料枠の請求書 |
| 紹介料 | 0円 | 人材紹介の請求書 |
| 工数 | 400,000円 | 担当者と面接官の作業時間に人件費を割り当てる |
| 合計÷採用人数 | 1,000,000円÷2名=500,000円 | 同じ期間の入社人数 |
表の金額は計算の例で、実際の数字は会社ごとに大きく変わります。採用SNSの費用対効果を採用単価で見る方法は採用SNSの費用対効果【2026】採用単価で解説しています。
採用にかかる費用の3つの内訳は、何がどう違いますか?
違いは、費用が発生するタイミングです。媒体費は応募の前、紹介料は採用が決まったとき、工数は選考のあいだずっと発生します。どの費用が大きいかで、下げ方が変わります。
| 内訳 | 発生するとき | 大きくなる理由 | 下げ方の方向 |
|---|---|---|---|
| 媒体費 | 掲載・クリックのとき | 応募率の低い求人票、合わない媒体 | 求人票と媒体を直す |
| 紹介料 | 採用が決まったとき | 自社への直接の応募が少ない | 直接の応募を増やす |
| 工数 | 書類選考・面接・連絡のあいだ | 合わない人の応募が多い、選考が長い | 人物像を絞り、選考を短くする |
人材紹介と採用SNSの費用の比べ方は人材紹介と採用SNSを比較|3名で4,200,000円【2026】でまとめています。
中途採用の費用は、何と比べればいいですか?
比べる相手は、世の中の平均より、自社の過去と媒体ごとの数字です。公開されている調査の平均は、調査の年や対象企業の規模で大きく変わり、業種や職種が違う会社の数字は当てはまりません。自社の過去6か月と、媒体ごとの応募単価・採用単価で比べます。
| 比べ方 | 見る数字 | 分かること |
|---|---|---|
| 過去と比べる | 前の半年と今の半年の採用単価 | 改善が進んでいるか |
| 媒体ごとに比べる | 媒体ごとの応募単価と採用単価 | 止める媒体と増やす媒体 |
| 職種ごとに比べる | 職種ごとの採用単価 | どの職種の求人票から直すか |
媒体ごとの応募の数え方は採用の応募経路の計測は3つで|UTM・媒体・自己申告【2026】で解説しています。
採用単価は、どう下げますか?
下げ方は5つあります。求人票を直す、媒体を選び直す、選考を短くする、内定後の辞退を減らす、社名で調べたときの見え方を整えるの5つです。紹介料が大きい会社も、この5つで自社への直接の応募を増やすと紹介料が減ります。
図:採用単価を下げる5つの打ち手
| 打ち手 | 効く内訳 | 確かめる数字 |
|---|---|---|
| ①求人票を直す | 媒体費 | 閲覧数に対する応募率 |
| ②媒体を選び直す | 媒体費 | Indeed・engage・ハローワークなど媒体ごとの応募単価 |
| ③選考を短くする | 工数 | 応募から面接までの日数 |
| ④辞退を減らす | 媒体費・紹介料・工数のすべて | 内定承諾率 |
| ⑤社名の見え方を整える | 媒体費・紹介料 | Google検索とChatGPT・Geminiでの答え、InstagramやTikTokの公式アカウント |
⑤の見え方は、応募するかどうかの判断に関わります。TaTapは2026年10月、全国の20〜49歳の会社員・学生334名に「就職・転職先選びとSNS・AI検索の関係調査」を実施しました。TaTapが同調査で集計したところ、企業の公式SNSや社員の投稿を見たことが応募する・しないの判断に影響した人は44.9%でした(働いている人287名)。
求人広告とSNSの応募単価を並べた配分の考え方は求人広告と採用SNSの応募単価【2026】併用の配分で紹介しています。
1人あたりの費用を下げる支援を頼むと、いくらかかりますか?
TaTapの採用支援では、求人票と媒体を直すSTEP1が月100,000円からで、年額は初期対応費と合わせて1,300,000円です。採用単価を仮に800,000円とすると、年間で2名多く採用できれば費用に届く計算です。採用SNSのスタンダードを4か月目から足す場合は、年額3,100,000円で4名が目安です。
| 構成 | 年額(税別) | 費用に届く採用増(採用単価800,000円の仮置き) |
|---|---|---|
| STEP1 求人媒体の運用のみ | 1,300,000円(初期対応費100,000円+月100,000円×12) | 年間2名 |
| STEP1+STEP2 スタンダード(4か月目から) | 3,100,000円(1,300,000円+月200,000円×9) | 年間4名 |
株式会社TaTapの求人媒体の運用の料金は、月100,000円です。有料の求人広告を使う場合は、求人広告費の20%(最低100,000円)が加わります。試算は求人広告費と出張撮影費を含まず、採用単価と採用増は仮置きです。表示価格はすべて税別です(2026年10月時点)。作業範囲は採用支援のサービスページに掲載しています。
直し始めてから下がるまで、どのくらいかかりますか?
目安は3〜6か月です。最初の1か月で過去の費用を計算し、2〜3か月目に求人票・媒体・選考の流れを直し、4〜6か月目に直した後の採用単価を計算し直します。採用人数が少ない会社は、半年や1年の単位で比べてください。
図:採用単価が下がるまでの流れ
| 時期 | やること | 見る数字 |
|---|---|---|
| 1か月目 | 過去6か月の3つの費用を集計 | 今の採用単価と内訳の割合 |
| 2〜3か月目 | 求人票・媒体・選考の流れを直す | 応募率・応募単価・面接までの日数 |
| 4〜6か月目 | 直した後の採用単価を計算 | 採用単価・内定承諾率 |
採用PV制作と配信設計を支援した代理店業の会社(東京都)では、年間採用数が1人から4人に増え、Indeed経由の応募数は3倍以上になりました。応募数の増減はSNS以外の要因にも左右されるため、SNS単独の効果として保証するものではありません。
採用単価を下げるときの注意点は?
注意点は4つあります。どれも、採用単価の数字だけを下げようとして、合う人の採用を減らしてしまう失敗です。
| 注意点 | 起きること | 防ぎ方 |
|---|---|---|
| 工数を計算に入れない | 外部に頼む方法だけが高く見える | 担当者と面接官の作業時間を記録する |
| 有料枠を一律に止める | 応募が急に減る | 媒体ごとの応募単価を見て止める |
| 採用単価だけを目標にする | 合わない人の採用で早期離職が増える | 内定承諾率と定着も一緒に見る |
| 無料掲載の効果を見落とす | 費用ゼロの応募が数えられない | 応募経路ごとに記録し、採用サイト経由はUTM付きリンクとGoogleアナリティクスで追う |
Indeedは公式の案内で、料金が発生するのはスポンサー求人が求職者にクリックされた場合に限られると説明しています。Indeedに直接投稿した求人から採用が決まっても、成功報酬は不要としています。詳しくはIndeed公式の案内「料金の仕組み」で確認できます。無料掲載からの応募も、採用単価の計算に入れてください。
費用を下げることを優先しないほうがいい会社は?
おすすめしないのは、次の3つに当てはまる会社です。どの場合も、採用単価より先に見る数字があります。
| 会社の状況 | 先に見る数字 | 理由 |
|---|---|---|
| 専門職や管理職をすぐ採用したい | 採用までの日数 | 紹介料をかけてでも早く採るほうが損失が小さい |
| 入社後すぐの離職が多い | 定着率 | 安く採っても辞められると費用が二重にかかる |
| 採用人数が年に1人程度 | 1年単位の総費用 | 単価がぶれて比べられない |
応募の数そのものが足りない段階なら、まず求人媒体の運用から始めます。中身は求人媒体の運用代行【2026】月100,000円〜でやる6つの納品物で紹介しています。
まとめ:採用単価は3つに分けて計算し、自社への応募を増やして下げる
- 採用単価は、媒体費・紹介料・工数の合計を採用人数で割って計算します。
- 比べる相手は、世の中の平均より、自社の過去と媒体ごとの数字です。
- 下げ方は、求人票・媒体・選考・辞退・社名の見え方の5つです。
- Indeedは無料掲載から採用しても成功報酬が不要なため、無料の応募も計算に入れます。
- 下がるまでの目安は3〜6か月で、承諾率と定着も一緒に見ます。
- TaTapの求人媒体の運用は月100,000円からで、年額1,300,000円の構成なら採用2名分で届く試算です(税別)。
よくある質問
Q1. 採用単価はどう計算しますか?
一定期間の媒体費・紹介料・工数を合計し、同じ期間の採用人数で割ります。例えば半年で媒体費600,000円、工数400,000円、採用2名なら、採用単価は500,000円です。工数は担当者と面接官の作業時間に人件費を割り当てて出します。
Q2. 中途採用の採用単価の相場はいくらですか?
公開されている調査の平均は、調査の年や企業規模、職種で大きく変わるため、自社に当てはめにくい数字です。自社の過去6か月の採用単価と、媒体ごとの応募単価・採用単価で比べるほうが、どこを直すかが分かります。
Q3. 採用コストを削減する方法は何ですか?
求人票を直す、媒体を選び直す、選考を短くする、内定後の辞退を減らす、社名で調べたときの見え方を整えるの5つです。紹介料を値切るより、自社に直接来る応募を増やすほうが、採用単価が下がった状態を長く保てます。
Q4. Indeedは採用単価を下げられますか?
下げられる場合があります。Indeedはスポンサー求人がクリックされたときだけ料金が発生し、直接投稿した求人から採用が決まっても成功報酬は不要です。無料枠と有料枠の応募単価を分けて記録し、効く求人票だけに有料枠を使います。
Q5. 採用単価が下がるまでどのくらいかかりますか?
目安は3〜6か月です。1か月目に過去の費用を計算し、2〜3か月目に求人票・媒体・選考を直し、4〜6か月目に計算し直します。採用人数が少ない会社は、半年や1年の単位で比べると数字のぶれが小さくなります。
Q6. TaTapに採用の改善を頼むといくらかかりますか?
STEP1の求人媒体の運用が月100,000円〜で、初期対応費100,000円は初回のみです。年額は1,300,000円で、採用単価を800,000円と仮置きすると年間2名多く採用できれば届く計算です。有料の求人広告は広告費の20%(最低100,000円)です(税別)。
最終更新:2026年10月28日/執筆:株式会社TaTap 編集部(監修:代表取締役 富田竜介)
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