SNS運用代行の見積は時間単価で比べる【2026】
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sns運用代行 見積で確認すべきは、業務範囲・数量・稼働時間・含まれない費用・契約条件の5点です。金額だけを見ても高いか安いかは判断できません。見積の月額を月間稼働時間で割って時間単価を出し、他社と同じ土俵に載せてから比べてください。株式会社TaTap(SNSマーケティング支援会社)の定額BPOの時間単価は、月7時間のLIGHTで7,143円、月15時間のSTANDARDで6,667円です(税別・2026年9月時点)。
SNS運用代行の見積書とは、業務範囲と数量と金額を対応させ、発注前に「何をいくらでやるか」を確定させる文書です。見積書に書かれていない作業は、やらない作業です。まず確認すべきは、月間の稼働時間が数字で書かれているかという1点です。
この記事の要点
- SNS運用代行の見積書で確認する5点は、業務範囲・数量・稼働時間または工数・含まれない費用・契約条件です。
- 相見積もりは条件を揃えて3社まで、依頼から受領までは1〜2週間が目安です。
- 見積の適正さは「月額÷月間稼働時間=時間単価」で検算します。TaTapの定額BPOの時間単価は7,143円(月7時間)と6,667円(月15時間)です(税別・2026年9月時点)。
- TaTapの工数目安では、投稿画像8枚の制作に12時間、リール編集1本に3時間、数値集計と月次レポートに2〜3時間かかります。
- 公正取引委員会は、2026年1月1日施行の取適法で、委託事業者に給付の内容・代金の額・支払期日・支払方法等を書面又は電磁的方法により明示する義務を課しています。
- 公正取引委員会は、取適法の禁止事項として、中小受託事業者に責任がないのに無償でやり直しや追加作業をさせることを挙げています。
SNS運用代行の見積書はどこを見ればいいですか?
結論:業務範囲・数量・稼働時間または工数・含まれない費用・契約条件の5点です。この5点がそろっていない見積は、他社と比較できず、発注後に追加費用が発生します。
図:SNS運用代行の見積書で確認する5点
最も多い問題は「Instagram運用一式 月額◯円」という1行だけの見積です。企画を含むのか、撮影は誰がするのか、コメント対応は入っているのかが読み取れません。次の表の項目が見積に書かれているかを1つずつ確認してください。
| 確認項目 | 見積に書かれているべき内容 | 書かれていない場合に起きること |
|---|---|---|
| 業務範囲 | 企画・撮影・編集・投稿・コメント対応・分析の可否 | 「それは範囲外です」と言われる |
| 数量 | 月間の投稿本数・画像枚数・動画本数・レポート回数 | 投稿数を減らされても指摘できない |
| 稼働時間 | 月間の稼働時間または作業ごとの工数 | 時間単価を計算できず、比較できない |
| 含まれない費用 | 初期費用・撮影費・広告費・素材費・MTG費 | 承認後に追加の稟議が必要になる |
| 修正回数 | 無償で修正できる回数と、それ以降の料金 | 修正のたびに追加請求される |
| 契約条件 | 最低契約期間・解約予告期間・成果物の権利 | 途中で止められない、素材を使えない |
見積の金額が適正かはどう確かめますか?
結論:月額を月間稼働時間で割り、時間単価を出して比べます。稼働時間が書かれていない見積は、作業内容に工数目安を当てはめて逆算してください。
図:見積金額を時間に割り戻して時間単価を検算する方法
時間単価に直すと、金額の見え方が変わります。月額10万円の見積でも、月8投稿(画像8枚)と月次レポートが含まれるなら12時間+3時間で15時間となり、時間単価は約6,667円です。同じ月額10万円で月4投稿だけなら時間単価は倍近くになります。工数目安は次の表の通りです。
| 作業 | 工数目安 | 出典(TaTap定額BPOの業種別内訳) |
|---|---|---|
| 投稿画像3枚の制作 | 4.5時間 | EC・D2C(LIGHT 7時間=月5万円) |
| 投稿画像8枚の制作 | 12時間 | スタートアップ(STANDARD 15時間=月10万円) |
| 投稿文・ハッシュタグ作成 | 1.5時間 | EC・D2C(LIGHT 7時間=月5万円) |
| X投稿文20本 | 5時間 | スタートアップ(STANDARD 15時間=月10万円) |
| リール編集1本 | 3時間 | 飲食店・店舗(STANDARD 15時間=月10万円) |
| 縦型動画4本 | 12時間 | 美容・エステ(PRO 30時間=月20万円) |
| コメント・DM対応 | 2時間 | 飲食店・店舗(STANDARD 15時間=月10万円) |
| 数値集計・月次レポート | 2〜3時間 | EC・D2C/スタートアップの内訳より |
時間単価が極端に安い見積は、金額ではなく作業量を確認してください。安さの理由が「投稿のみで企画は含まない」「既存テンプレートの流用」であることは珍しくありません。安いこと自体は問題ではなく、範囲を理解して選ぶかどうかが問題です。費用構成の詳細はSNS運用代行の料金・費用構成6項目|失敗しない選び方7基準で解説しています。
見積書に含まれない費用には何がありますか?
結論:初期費用・撮影費・広告費・素材購入費・定例MTG費・修正の追加料金・交通費の7つが、月額に含まれないことが多い費用です。総額を出すときは必ず合算してください。
| 費用 | 含まれないことが多い理由 | TaTapの場合(税別・2026年9月時点) |
|---|---|---|
| 初期費用 | アカウント設計・体制構築の一時費用のため | 定額BPOは10万円。アカウント運用は初期設計費用が無償 |
| 撮影費 | ロケ・スタジオ・機材の実費が変動するため | TaTap Creative Studioの撮影は6万円〜 |
| 広告費 | 媒体に支払う実費のため | SNS売上グロースパックは月25万円+広告費の20% |
| 素材購入費 | 有料素材・フォント・BGMのライセンス費 | 案件により実費 |
| 定例MTG費 | 制作稼働と分けて計上されるため | 定額BPOの月1MTG(30〜60分)は月額に含まれない |
| 修正の追加料金 | 無償修正の回数を超えた分 | 見積時に回数を確認 |
| 交通費・出張費 | 訪問を伴う場合の実費 | 案件により実費 |
稟議に書く総額は、月額×最低契約期間+初期費用+別途費用の合計です。月額だけで社内承認を取ると、開始後に追加稟議が必要になります。総額の書き方はSNS運用代行の稟議書は8項目で通す【2026】で解説しています。
相見積もりは何社に、どのくらいの期間で取ればいいですか?
結論:条件を揃えたうえで3社まで、依頼から受領まで2週間を見てください。同じ「月8投稿」でも画像枚数と企画の有無で工数が数倍変わるため、条件を揃えないと比較になりません。
依頼時に条件を書いた1枚を各社へ同時に渡すと、比較できる見積が返ってきます。渡す条件は次の表の通りです。
| 渡す条件 | 書き方の例 |
|---|---|
| 対象SNSと目的 | Instagram。指名検索数の増加 |
| 投稿本数と形式 | 月8投稿(画像投稿6本・リール2本) |
| 画像枚数 | 画像投稿は1本あたり5枚まで |
| 素材の提供元 | 撮影は自社で行い、素材は自社支給 |
| コメント・DM対応 | 一次返信のみ依頼。営業日以内に返信 |
| レポート | 月1回。指定の5指標を含む |
| 契約期間 | 6か月。以降3か月ごとの更新 |
| 見積に書いてほしいこと | 月間稼働時間、含まれない費用、無償修正の回数 |
依頼から発注までのスケジュールは次の表が目安です。撮影を伴う場合や複数SNSを対象にする場合は、各社の見積作成に1週間以上かかります。
| 段階 | やること | 期間の目安 |
|---|---|---|
| 条件の整理 | 対象SNS・本数・素材の有無・予算上限を1枚にまとめる | 1週間 |
| 見積依頼 | 3社へ同時に条件シートを渡す | 1日 |
| 見積受領 | 各社が作成。撮影や複数SNSを含むと長くなる | 1〜2週間 |
| 比較・質問 | 稼働時間・含まれない費用・無償修正回数を確認する | 1週間 |
| 社内承認 | 総額で稟議を上げる | 2週間〜 |
| 発注・開始 | 明示事項を書面か電磁的方法で交付し、開始 | TaTapは最短1週間で開始 |
相見積もりで得た他社の金額を、値下げ交渉の材料としてそのまま提示することは避けてください。後述の通り、取適法は協議に応じない一方的な代金決定を禁止しています。会社ごとの選び方はSNSマーケティング支援会社おすすめ比較|選び方と費用相場【2026年最新】にまとめています。
見積を受け取った後、発注時に明示すべきことはありますか?
結論:あります。自社が取適法の委託事業者に当たる場合、給付の内容・代金の額・支払期日・支払方法等を書面又は電磁的方法で明示する義務があります。個人や一人法人に発注する場合はフリーランス法の明示義務が別に適用されます。
図:見積の曖昧さと、発注時の明示義務・禁止事項の関係
公正取引委員会は、2026年1月1日施行の取適法について、委託事業者の義務として、発注に当たって発注内容(給付の内容、代金の額、支払期日、支払方法)等を書面又は電子メールなどの電磁的方法により明示することを挙げています。あわせて、取引記録を2年間保存する義務、受領日から起算して60日以内のできる限り短い期間内で支払期日を定める義務、支払遅延や減額の際に年率14.6%の遅延利息を支払う義務が定められています。
適用の対象は取引の内容と資本金基準または従業員基準で決まります。同リーフレットによれば、情報成果物作成委託と役務提供委託(プログラム作成、運送、物品の倉庫における保管、情報処理を除く)は、委託事業者が資本金5千万円超または従業員100人超の場合が対象です。2026年1月の改正で従業員基準(300人・100人)が追加されたため、資本金が小さくても従業員数で対象になる場合があります。自社が該当するかは、取引類型を含めて法務にご確認ください。
個人事業主や従業員を使用しない一人法人に発注する場合は、2024年11月1日施行のフリーランス法が適用され、給付の内容・報酬の額・支払期日等を直ちに書面又は電磁的方法で明示する必要があります。こちらは資本金や従業員数の要件がありません。見積書の項目をそのまま発注書に転記できる粒度で作らせておくと、この明示がそのまま済みます。
見積からどこまで値下げ交渉していいですか?
結論:範囲を変えずに金額だけを下げる交渉は避けてください。取適法は、通常支払われる対価に比べ著しく低い代金を不当に定めること(買いたたき)と、協議に応じない一方的な代金決定を禁止しています。
公正取引委員会は、2026年1月施行の改正で「協議に応じない一方的な代金決定」を禁止事項に追加したと説明しています。中小受託事業者から価格協議の求めがあったにもかかわらず、協議に応じなかったり必要な説明を行わなかったりして一方的に代金を決めることが対象です。金額を下げたい場合は、範囲か数量を減らして再見積を取る形にします。
| やりたいこと | 避けたい進め方 | 安全な進め方 |
|---|---|---|
| 予算内に収めたい | 金額だけ「あと◯万円下げて」と伝える | 投稿本数や画像枚数を減らして再見積を依頼する |
| 他社より安くしたい | 他社見積の金額だけを提示して合わせさせる | 他社の業務範囲と数量を共有し、同条件で見積り直す |
| 修正を何度もしたい | 無償の追加作業として依頼する | 無償修正の回数と超過時の単価を見積で決めておく |
| 途中で本数を増やしたい | 同じ月額のまま増やしてもらう | 追加分の単価を先に決めておく |
| 支払を遅らせたい | 検収の名目で支払を先延ばしにする | 受領日から60日以内で支払期日を定める |
SNS運用代行の見積の相場はいくらですか?
結論:企画から投稿までを任せる場合は月額30万円(税別)から、作業を切り出す場合は月額5万円(月7時間・税別)からです。時間単価に直すと6,667円から7,143円が目安になります。
株式会社TaTapの料金は次の通りです。金額はすべて税別で、2026年9月時点のものです。
| メニュー | 月額(税別) | 稼働時間・本数 | 時間単価・契約条件 |
|---|---|---|---|
| SNS特化 定額BPO LIGHT | 5万円 | 月7時間 | 7,143円/初期費用10万円・6ヶ月〜 |
| SNS特化 定額BPO STANDARD | 10万円 | 月15時間 | 6,667円/初期費用10万円・6ヶ月〜 |
| SNS特化 定額BPO PRO | 20万円 | 月30時間 | 6,667円/初期費用10万円・6ヶ月〜 |
| Instagramアカウント運用 | 30万円〜 | 月8投稿の企画・制作・投稿 | 初期設計費用は無償/3ヶ月〜 |
| ショート動画運用 | 30万円 | 月6本(撮影費は別途) | 3ヶ月〜 |
| YouTubeアカウント運用 | 50万円 | 企画・編集・投稿 | 3ヶ月〜 |
定額BPOは対応16項目から選べる形式で、月1回のミーティング(30〜60分)は月額に含まれません。お問い合わせから業務開始までは最短1週間です。相場の全体像はSNS運用代行の費用相場を徹底解説|料金プラン別の業務内容・選び方・費用対効果の高め方まで完全ガイドで解説しています。
見積を取らないほうがいいのはどんな場合ですか?
結論:発注する目的と数量が決まっていない段階で見積を取ると、各社バラバラの前提で作られた比較できない見積が集まります。条件を1枚にまとめてから依頼してください。
| 状況 | 判断 | 理由 |
|---|---|---|
| 投稿本数も対象SNSも決まっていない | 先に条件を決める | 各社が別々の前提で作るため比較できない |
| とりあえず5社に依頼したい | 3社までに絞る | 条件を揃えた比較は3社で足りる |
| 金額だけ知りたい | 公開料金を見る | 料金表を公開している会社なら見積前に判断できる |
| 社内で予算枠が決まっていない | 先に上限を決める | 上限がないと範囲を絞れず、総額が膨らむ |
| 撮影が必要かどうか未定 | 先に素材の有無を確認する | 撮影の要否で総額が数十万円変わる |
見積は比較のための道具です。条件を揃えないまま集めた見積は、金額の大小しか比べられません。条件を1枚にまとめてから3社に同時に渡し、返ってきた見積を稼働時間と含まれない費用で並べ直してください。
まとめ:sns運用代行 見積は時間単価に直して比べます
SNS運用代行の見積書で確認するのは、業務範囲・数量・稼働時間または工数・含まれない費用・契約条件の5点です。金額の適正さは「月額÷月間稼働時間=時間単価」で検算し、稼働時間が書かれていない場合は工数目安を当てはめて逆算してください。
含まれない費用は、初期費用・撮影費・広告費・素材費・定例MTG費・修正の追加料金・交通費の7つです。相見積もりは条件を1枚にまとめて3社に同時に渡し、同じ土俵で比べます。発注時には、自社が取適法の委託事業者に当たる場合の明示義務と、個人へ発注する場合のフリーランス法の明示義務を確認してください。範囲を変えずに金額だけを下げる交渉は避けます。
SNS運用代行の見積に関するよくある質問
Q1. SNS運用代行の見積はいくらが相場ですか?
企画から投稿までを任せる場合は月額30万円(税別)から、作業を切り出す場合は月額5万円(月7時間・税別)からです。株式会社TaTapの定額BPOは、LIGHTが月5万円(月7時間・時間単価7,143円)、STANDARDが月10万円(月15時間・時間単価6,667円)、PROが月20万円(月30時間)で、いずれも初期費用10万円が別途かかります。
Q2. 見積書のどこを見れば適正か判断できますか?
月間の稼働時間が書かれているかを見てください。書かれていれば「月額÷月間稼働時間」で時間単価が出せ、他社と同じ土俵で比べられます。書かれていない場合は、投稿画像8枚の制作に12時間、リール編集1本に3時間、月次レポートに2〜3時間といった工数目安を当てはめて逆算してください。
Q3. 見積の月額に含まれない費用は何ですか?
初期費用・撮影費・広告費・素材購入費・定例MTG費・修正の追加料金・交通費の7つが、月額に含まれないことが多い費用です。TaTapの場合、定額BPOの初期費用は10万円、月1回のミーティング(30〜60分)は月額に含まれず、撮影はTaTap Creative Studioで6万円からです(税別・2026年9月時点)。
Q4. 発注するときに法律上必要な手続きはありますか?
自社が取適法の委託事業者に当たる場合、給付の内容・代金の額・支払期日・支払方法等を書面又は電磁的方法で明示する義務があります。取適法は2026年1月1日に施行され、従業員基準(300人・100人)が追加されました。個人事業主や一人法人に発注する場合は、資本金や従業員数の要件なくフリーランス法の明示義務が適用されます。
Q5. 見積から値下げ交渉をしてもいいですか?
範囲や数量を減らして再見積を依頼する形にしてください。公正取引委員会は取適法の禁止事項として、通常支払われる対価に比べ著しく低い代金を不当に定めること(買いたたき)と、価格協議の求めに応じず一方的に代金を決定することを挙げています。他社見積の金額だけを提示して合わせさせる進め方は避けてください。
Q6. 相見積もりは何社くらい取ればいいですか?
条件を揃えたうえで3社までが目安です。対象SNS・投稿本数・画像枚数・素材の提供元・コメント対応の範囲・レポートの回数・契約期間を1枚にまとめ、同時に渡してください。あわせて「月間稼働時間」「含まれない費用」「無償修正の回数」を見積に書くよう依頼すると、そのまま比較表にできます。
制度の原文は公式資料で確認してください。取適法の義務と禁止事項は取適法の概要(公正取引委員会)、フリーランス法の明示事項はフリーランスの取引適正化に向けた公正取引委員会の取組(公正取引委員会)に掲載されています。
最終更新:2026年9月2日/執筆:株式会社TaTap 編集部(監修:代表取締役 富田竜介)
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