インフルエンサーマッチング比較【2026】登録者数より見る3指標

インフルエンサーマッチング比較【2026】登録者数より見る3指標

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結論:マッチングサービスを比較するとき、登録者数は材料になりません。登録10万人でも、自社の条件で実際に動ける人は数十人ということが起きるためです。見るのは、条件で絞ったときに残る人数、直近3か月の稼働件数、辞退と未投稿の率の3つです。あわせて、ステルスマーケティング規制の対象は広告主であり、サービスを経由しても責任は移りません。

株式会社TaTap(SNSマーケティング支援会社)は、累計300アカウント以上の運用支援を行ってきました。インフルエンサー施策のご相談では、サービスを契約したものの、条件に合う人が見つからずに数か月が過ぎている状態がよくあります。契約前に確認できる数字があります。

この記事の要点

  • マッチングサービスは「探す手間」を買う仕組み、代理店は「判断」ごと任せる仕組みです。
  • 比較で見るのは登録者数ではなく、条件で残る人数、直近3か月の稼働件数、辞退と未投稿の率です。
  • 消費者庁は、規制の対象となるのは商品・サービスを供給する事業者(広告主)であると記載しています。
  • 企業から広告・宣伝の依頼を受けたインフルエンサー等の第三者は、規制の対象とはなりません。
  • 広告には、企業がインフルエンサー等の第三者に依頼・指示するものも含まれるとされています。
  • 個人の感想等の広告でないものや、広告であることが分かるものは対象外です。
  • 発注側がやるべきことは、表記の指定、公開前の実物確認、公開後の表記の見回りの3つです。

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インフルエンサーマッチングサービスとは何ですか?

結論:発注したい企業と、依頼を受けたい発信者をつなぐ仕組みです。人選と交渉を自社で行う点が特徴です。

企業が条件を登録すると、条件に合う発信者が応募するか、企業側から声をかける形で進みます。フォロワー数、ジャンル、地域、年代などで絞り込める機能が用意されているのが一般的です。報酬の支払いも、サービスを経由する形が多くなっています。

手数料の取り方はサービスによって違います。月額の利用料だけを取る形、成立1件ごとに手数料を取る形、発信者への報酬額に対する割合で取る形があります。年に数回しか実施しないのであれば、月額型より成果ごとの手数料型のほうが総額は抑えられます。実施の頻度を先に決めてから、料金の形を選んでください。

代理店との最大の違いは、判断を誰が行うかです。マッチングサービスでは、誰に依頼するか、どんな投稿を求めるか、その投稿でよいかを、すべて自社で決めます。探す手間は減りますが、決める手間は残ります。

工程マッチングサービス代理店
候補を探す自社で検索する提案を受ける
依頼内容を決める自社で書く一緒に設計する
交渉と調整自社で行う任せられる
投稿前の確認自社で行う一次確認を任せられる
公開後の記録自社で行う報告を受ける

サービスの形も一つではありません。企業が案件を掲載して応募を待つ形、条件で検索して直接声をかける形、その両方を備えた形があります。応募を待つ形は手間が少ない一方、条件に合う人が来るとは限りません。声をかける形は確実ですが、断られる前提で人数を当たる必要があります。どちらの機能があるかを、契約前に確認してください。

インフルエンサーの分類や影響力の仕組みはインフルエンサーとは?意味・種類・影響力の仕組みを図解でわかりやすく解説【2026年版】で解説しています。

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マッチングサービスと代理店では、何が違いますか?どちらを選ぶべきですか?

結論:社内に担当者がいて判断できるならマッチングサービス、初めて実施するなら代理店です。

判断の基準は費用ではありません。社内に、投稿の良し悪しを判断できる人がいるかどうかです。人選の基準も、依頼文の書き方も、投稿の確認も、経験がないと時間がかかります。初回に代理店を使い、型ができてからマッチングサービスに移す進め方が現実的です。

「探す手間」を買うか、「判断」ごと任せるかの違いです マッチングサービス ・自社で検索して自社で選ぶ ・依頼文と条件も自社で書く ・投稿内容の確認も自社で行う ・費用は手数料または月額 ・小規模な発信者に届きやすい ・進行の手間は自社に残る → 社内に担当者がいる場合に向きます 代理店・キャスティング ・人選から交渉まで任せられる ・企画と台本の設計が入る ・投稿前の確認を代行してもらえる ・費用は企画費と実施費 ・実績のある発信者に当たりやすい ・進行の手間は減る → 初めて実施する場合に向きます どちらを使っても、変わらないものがあります ・表示の責任は広告主に残ります。サービス側が代行しても移りません ・「誰に頼むか」より「何を伝えてもらうか」を先に決める必要があります ・投稿後の二次利用の範囲は、どちらの場合も契約で決めます

図:マッチングサービスと代理店の使い分け

どちらを選んでも変わらないものがあります。表示の責任です。サービス側や代理店が表記を確認してくれる場合でも、規制の対象は広告主のままです。任せた分だけ責任が減る、という構造にはなっていません。

自社の状況向いている方法理由
初めて実施する代理店人選と台本の基準を学べる
過去に実施し、型があるマッチングサービス手数料のほうが安く収まる
小規模な発信者を多数起用したいマッチングサービス母数を確保しやすい
知名度のある人を1人起用したい代理店交渉と条件調整が要る
担当者が兼務で時間がない代理店進行の手間を外に出せる

サービスを比較するとき、登録者数のほかに何をどう見ますか?

結論:条件で残る人数、直近3か月の稼働件数、辞退と未投稿の率の3つです。

「登録インフルエンサー10万人」という数字は、比較に使えません。登録した時点から更新されていないアカウントや、活動を休止した人も母数に含まれるためです。自社の商材、地域、年代、フォロワー帯で絞ったときに何人残るかが、実際の選択肢の数です。

「登録者数◯万人」は、比較の材料になりません 登録10万人でも、自社の条件で実際に動ける人は数十人ということが起きます 登録の時点から更新されていないアカウントや、活動を休止した人も母数に含まれるためです 代わりに聞く3つの数字 1. 条件で残る人数 自社の商材、地域、年代、 フォロワー帯で絞ったとき 何人が残るか → 管理画面で見せてもらう 2. 直近3か月の稼働 同じ条件の案件が 3か月以内に何件成立し、 何人が実際に投稿したか → 件数で答えてもらう 3. 辞退と未投稿の率 応募後に辞退した割合と、 受注後に投稿されなかった 割合 → 答えられるかも判断材料 3つとも即答できないサービスは、数字を持っていません ・条件を伝えて、その場で検索結果の件数を見せてもらうのが最も速い確認です ・フォロワー帯を1つ下げたときに何人増えるかも、あわせて見てください ・見るべきは「集めた数」ではなく「動かせる数」です

図:マッチングサービスを比較するときに見る3つの数字

商談の場で、自社の条件を伝えて検索結果の件数を見せてもらってください。これが最も速い確認になります。あわせて、フォロワー帯を1つ下げたときに何人増えるかも見ておくと、条件を緩める余地が分かります。

聞くこと望ましい答え方答えられない場合
条件で絞った人数その場で画面を見せる検索機能が弱い可能性
直近3か月の稼働件数件数で答える実績を集計していない
辞退率と未投稿率割合で答える進行の管理が弱い
投稿前の確認の仕組み画面と手順で説明する確認が自社任せになる
二次利用の扱い契約書の条項を示す後から交渉が必要になる

誰に頼むかの前に、何を頼むかは決まっていますか?

人選の基準づくりから表記の確認までまとめて支援します。サービス詳細を見る →

料金はいくらかかりますか?

結論:サービス利用料と、発信者への報酬の2つに分かれます。金額の幅は条件で大きく変わります。

費用の構造を先に把握してください。月額の利用料だけのサービス、成果ごとの手数料を取るサービス、その両方を組み合わせるサービスがあります。発信者への報酬は別途で、フォロワー数や投稿の形式によって変わります。

費用の項目発生の仕方確認すること
サービスの利用料月額または年額最低契約期間と解約の条件
成果ごとの手数料成立1件ごと、または報酬額の割合何をもって成立とするか
発信者への報酬1件ごと支払いの主体と時期
商品の提供商材の原価と送料返送の要否
二次利用の追加費用広告転用や期間延長のとき単価と期間の単位

ギフティング形式の費用の内訳はギフティングの費用相場はいくら?内訳・料金レンジ・失敗回避を完全解説【2026年最新】にまとめています。小規模な発信者を複数起用する設計はマイクロインフルエンサー施策完全ガイド|少額予算で売上を動かす口コミ設計図をご覧ください。

企画と人選を含めて外部に任せる場合、TaTapの定額BPOの料金は次のとおりです。

プラン月額(税別)稼働時間時間単価
LIGHT5万円月7時間7,143円
STANDARD10万円月15時間6,667円
PRO20万円月30時間6,667円

いずれも初期費用10万円、契約期間は6か月からで、月1回の定例ミーティングは月額に含まれません。インフルエンサーを3名アサインする作業の工数目安は4時間です。進め方だけ相談したい場合は、SNSコンサルティングを商談月のご契約に限り月1回20万円、隔週30万円、週次50万円でご提供しています(通常は月1回24万円、隔週36万円、週次60万円)。

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ステマ規制の責任は誰が負いますか?注意点は?

結論:広告主です。マッチングサービスを経由しても、責任は移りません。

消費者庁のステルスマーケティングに関するページは「規制の対象となるのは、商品・サービスを供給する事業者(広告主)です。企業から広告・宣伝の依頼を受けたインフルエンサー等の第三者は規制の対象とはなりません」と明記しています。令和5年10月1日から、広告であることを隠す表示は景品表示法違反の対象になりました。

責任は、間に何社入っても広告主に残ります 出典:消費者庁「令和5年10月1日からステルスマーケティングは景品表示法違反となります。」 広告主(自社) 規制の対象 措置命令の名宛人 マッチング・代理店 対象外 実務は担っても責任は移りません インフルエンサー 対象外 依頼を受けた第三者は対象になりません 消費者庁の記載 「規制の対象となるのは、商品・サービスを供給する事業者(広告主)です。 企業から広告・宣伝の依頼を受けたインフルエンサー等の第三者は規制の対象とはなりません。」 「広告には、企業がインフルエンサー等の第三者に依頼・指示するものも含まれます。」 発注側がやるべきこと ・PR表記の書き方と位置を、依頼文の中で指定する ・公開前に投稿の実物を確認し、記録として残す ・公開後も表記が消えていないかを、期間を決めて見に行く

図:ステルスマーケティング規制の対象と、発注側の実務

責任の所在は、発注側にとって重い意味を持ちます。表記が抜けていた場合、行政の措置の名宛人になるのは自社です。サービス側が確認を代行していても、インフルエンサー本人が表記を忘れていても、対象は変わりません。

対象の範囲も広く取られています。同ページは「広告には、企業がインフルエンサー等の第三者に依頼・指示するものも含まれます」「インターネット上の表示(SNS投稿、レビュー投稿など)だけでなく、テレビ、新聞、ラジオ、雑誌等の表示についても対象です」と説明しています。その一方で、同ページは「個人の感想等の広告でないものや、テレビCM等の広告であることが分かるものは対象外です」と記載されています。

発注側がやること具体的な方法
表記を指定する書き方と置く位置を依頼文に明記する
公開前に確認する投稿の実物を画面で確認し、記録を残す
公開後に見回る期間を決めて、表記が残っているかを確認する
記録を保存する依頼文、確認の履歴、投稿の画面を保管する
社内の基準を作る表記の書き方を統一し、担当者間で共有する

プラットフォームごとの表記の扱いはギフティングのPR表記ルール【2026年最新】|X公式ポリシーが求める開示とステマ規制の両対応で整理しています。

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発注のときに明示しておくことは何ですか?

結論:依頼の内容、報酬、支払期日、支払方法です。相手が個人の場合、書面または電磁的方法での明示が求められます。

インフルエンサーの多くは、従業員を雇用していない個人です。取引条件の明示については、公正取引委員会の取適法や、個人との取引を対象とした法令の考え方が参考になります。この場合、発注側には取引条件を明示する義務が生じることがあります。マッチングサービスを経由していても、発注者が自社であれば、義務の相手は自社です。

明示する項目書いておく内容
依頼の内容投稿の本数、形式、掲載する媒体
報酬の額金額と、商品提供がある場合はその扱い
支払期日と方法いつ、どの経路で支払うか
表記の指定PR表記の書き方と位置
二次利用の範囲広告転用の可否、期間、媒体
修正の回数何回までか、超えた場合の扱い

商品を提供する場合は、返送の要否も書いてください。返送を求めるのか、そのまま使ってよいのかが曖昧だと、投稿後に確認の連絡が必要になります。高額な商品では、貸与なのか譲渡なのかで税務上の扱いも変わるため、最初に決めておくほうが双方にとって簡単です。

二次利用は、あとから問題になりやすい項目です。投稿してもらった動画を広告として配信したい場合、その許諾は投稿の依頼とは別です。最初の依頼文に含めておかないと、配信の直前に交渉し直すことになります。

効果はどのくらいの期間で見て確認しますか?

結論:投稿から2週間で反応、3か月で再現性を見ます。1回では判断できません。

投稿直後の反応は数日で出ます。ただし、1人の投稿がどれだけ伸びたかは、その人のその時の状況に左右されます。同じ条件で複数人に依頼し、その分布を見ないと、施策として効いたのかは分かりません。

期間見る数字判断
投稿から1週間再生数、保存数、コメントの内容内容が伝わったか
2週間自社アカウントのフォロー増、指名検索興味が移ったか
1〜3か月複数人の結果の分布人選の基準が合っていたか
3か月以降二次利用した広告の成果素材として使えたか

複数人に依頼するときは、同じ条件で最低5人は確保してください。3人では、1人が伸びただけで全体が良く見えます。5人以上の分布を見ると、中央値がどこにあるかが分かります。この中央値が、次回の見込みになります。

コメント欄の内容は、数字より早く判断できます。商品について具体的な質問が出ていれば、伝わっています。「かわいい」だけが並ぶ場合、投稿が商品の話になっていません。次の依頼文を直す材料として、必ず読んでください。

マッチングサービスを使わないほうがいいのはどんな場合ですか?

結論:伝えたいことが決まっていない場合と、確認の担当がいない場合です。

何を伝えてほしいかが決まっていない状態で人を探すと、依頼文が「自由に紹介してください」になります。受け取った側も何を書けばよいか分からず、当たり障りのない投稿になります。人選より先に、伝えたい1点を決めてください。

受け皿の準備も欠かせません。投稿を見た人が自社のアカウントやサイトに来たとき、そこで何も分からなければ離脱します。TaTapの「買う場面(CEP)とSNSの関係調査」では、SNSや動画で商品情報を見かけた人のうち37.8%が、必要な情報が見つからずに離脱していました(n=336)。紹介してもらう前に、移動先を整えてください。

確認の担当も必要です。投稿前の確認を誰も行わない運用では、表記の抜けに気づけません。責任は広告主に残るため、確認せずに進めることは避けてください。

依頼する人数が1人か2人で終わる規模であれば、サービスを契約するより、直接連絡を取るほうが早い場合もあります。月額の利用料を払っても、年に2件しか実施しなければ1件あたりの負担は大きくなります。実施の頻度と件数を見積もってから、契約の形を選んでください。

状況先にやること
伝えたいことが決まっていない投稿で触れてほしい1点を決める
確認の担当がいない公開前に見る人を決める
受け皿のアカウントがない移動先のプロフィールを整える
商品の在庫がない紹介後に買える状態を用意する

よくある質問

Q1. PR表記は「#PR」だけで足りますか?

広告であることが一般消費者に分かる形であることが必要です。ハッシュタグを大量に並べた末尾に埋もれている、投稿を開かないと見えない位置にある、といった状態は避けてください。文頭に近い位置で、日本語で明示する形が安全です。表記の方法はプラットフォームごとの規約も確認してください。

Q2. 商品を提供しただけで、報酬を払っていない場合も対象ですか?

金銭の授受がなくても、企業が依頼・指示して行われた表示であれば、広告に当たり得ます。消費者庁は、広告には企業が第三者に依頼・指示するものも含まれると記載しています。商品提供のみの場合でも、表記の指定と確認は同じように行ってください。

Q3. フォロワーの多い人に頼めば成果は出ますか?

フォロワー数と成果は比例しません。見るべきは、その人のフォロワーが自社の顧客と重なっているかです。フォロワー数が少なくても、扱うテーマが一致していれば反応は出ます。人数ではなく、テーマの一致で選んでください。

Q4. 投稿してもらった内容を広告に使えますか?

許諾があれば使えます。ただし、投稿の依頼と二次利用の許諾は別のものです。契約に二次利用の範囲、期間、媒体を書いておかないと、配信の前に交渉し直すことになります。追加費用が発生する場合もあるため、最初の依頼文に含めてください。

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最終更新:2026年9月11日/執筆:株式会社TaTap 編集部(監修:代表取締役 富田竜介)

記事監修
富田竜介 プロフィール写真
富田 竜介 Ryusuke Tomita
株式会社TaTap 代表取締役|SNSマーケティングコンサルタント

Instagram・TikTok・X(旧Twitter)・YouTubeを中心に、企業のSNS運用設計・コンテンツ制作・改善まで一気通貫で支援。累計300社以上の支援実績をもとに、業種・予算規模を問わず再現できる運用モデルを体系化している。
現場の一次情報にもとづいた実践的なノウハウを強みとし、自社メディア「SOCIAL TALK」ではSNSトレンドの解説や運用事例を継続発信中。

富田竜介 著書

支援企業の成功事例

指名検索と情報の蓄積で成果を出したTaTapの支援事例を紹介します。自社の課題に近いケースを参考にしてください。

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