Substackとは|企業活用の料金と手取り80%の実態【2026】

Substackとは|企業活用の料金と手取り80%の実態【2026】

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結論:Substackとは、記事の公開とメール配信、有料購読の課金までを1つで扱える海外発のプラットフォームです。公開自体は無料で、有料購読を有効にすると各取引の10%がSubstackに支払われます。ただし日本企業が使う場合は、日本円の表示に対応していない点と、独自ドメインを設定してもメールの差出人がsubstack.comのままである点を、先に確認する必要があります。

株式会社TaTap(SNSマーケティング支援会社)は、累計300アカウント以上の運用支援を行ってきました。発信の置き場所を選ぶご相談では、海外の事例を見てSubstackを検討されるケースが増えています。ただ、日本語の読者を相手にする前提だと、判断の材料が変わります。

この記事の要点

  • Substackは、記事の公開・メール配信・有料購読の課金を1つで扱えるプラットフォームです。
  • 公式ヘルプには「Publishing is free on Substack」と記載され、購読者数にかかわらず公開は無料とされています。
  • 有料購読を有効にすると、Substackが各取引の10%を受け取ると記載されています。
  • これとは別にStripeのカード決済手数料(2.9%+$0.30)と継続課金手数料(0.7%)がかかります。
  • 公式サイトは「Writers keep 90% of their revenue minus credit card fees」と明記しています。実際の手取りは80〜86%程度です。
  • ローカライズ価格の対応通貨は13種類で、日本円(JPY)は含まれていません。
  • 独自ドメインは一度きり50米ドルで設定できますが、メールの差出人は自社ドメインになりません。
  • AI学習を拒否する設定がありますが、公式は発見性が下がる可能性があると明記しています。

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Substackとは何ですか?noteや自社のメール配信と何が違いますか?

結論:記事の公開とメール配信、有料購読の課金が最初からつながっている点が違いです。

Substackは、書いた記事をそのまま購読者のメールボックスに届けられるプラットフォームです。無料で読める記事と有料購読者だけが読める記事を、投稿ごとに切り替えられます。決済はStripeを通じて行われ、購読者リストは発行者側が保有します。

Substackは「メール配信」と「有料購読」が最初からつながっています Substack ・公開は無料で始められる ・購読者リストは自分のもの ・有料購読は手数料10% ・英語圏の読者網がある ・日本円の表示は非対応 ・管理画面は英語 note ・日本語の読者網が大きい ・法人向けは月額制 ・メール配信は主役ではない ・日本円で完結する ・管理画面は日本語 → 国内向けなら扱いやすい 自社のメール配信 ・差出人を自社にできる ・読者網はゼロから集める ・配信数で費用が変わる ・設計の自由度が高い ・運用の手間は大きい → 既存顧客向けに向きます 選ぶ基準は「読者がどこにいるか」と「誰から届くか」です ・読者が英語圏にいる、専門性で読ませたい → Substackが候補になります ・読者が国内にいて、日本円で課金したい → noteや国内サービスが素直です ・既存顧客に自社名義で届けたい → 自社のメール配信が確実です → 3つとも「メールを送る道具」ですが、届く相手がまるで違います

図:Substack・note・自社メール配信の違い

noteとの違いは、読者がどこにいるかです。noteは日本語の読者網が大きく、日本円で完結します。Substackは英語圏の読者網が中心で、管理画面も英語です。どちらが優れているかではなく、読ませたい相手がどちらにいるかで決まります。

自社のメール配信ツールとの違いは、差出人です。自社で配信すれば、メールは自社のドメインから届きます。Substackでは、後述のとおり差出人が自社ドメインになりません。既存顧客に自社名義で届けたい用途には向きません。

比べる点Substacknote自社のメール配信
読者の母数英語圏が中心日本語圏が中心ゼロから集める
初期費用公開は無料法人向けは月額制ツール費用が必要
課金の通貨日本円の表示は非対応日本円自由に設計できる
メールの差出人substack.com のままメール配信は主役ではない自社ドメイン
管理画面の言語英語日本語ツールによる

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日本企業が導入するとき、注意することはありますか?

結論:日本円の表示に対応していない点が最大の注意点です。読者には外貨の価格が表示されます。

Substackにはローカライズ価格という機能があり、読者の地域に応じて現地通貨で価格を表示できます。公式ヘルプの対応通貨一覧には、CAD、GBP、AUD、EUR、USD、BRL、CHF、DKK、MXN、NOK、NZD、SEK、PLNの13種類が挙げられています。日本円(JPY)はこの一覧に含まれていません。

日本の読者には、発行者が設定した既定通貨のまま価格が表示されます。米ドル建てであれば、購読を検討する日本の読者は為替を頭の中で換算することになります。有料購読を主な収益源に据える計画であれば、この一点だけで判断が変わります。

確認する点現状影響
日本円の表示対応通貨一覧に含まれていません読者に外貨の価格が見えます
メールの差出人substack.com のままです自社名義での配信はできません
管理画面の言語英語です担当者の選定に影響します
サポートの言語英語ですトラブル時の対応に時間がかかります
決済の仕組みStripeアカウントが必要です法人の登記情報などの確認が入ります

逆に言えば、英語で発信して海外の読者や採用候補に届けたい場合は、有力な選択肢になります。判断の分かれ目は、読者が日本語で読む人かどうかです。BtoBの発信設計はBtoBのSNSは認知から始めない|4段階の設計で整理しています。

Substackの料金はいくらですか?手数料は本当に10%ですか?

結論:公開は無料です。有料購読にはSubstackの10%に加えてStripeの手数料がかかり、実際の手取りは80〜86%程度になります。

Substackヘルプセンターの料金ページには「Publishing is free on Substack– no matter how many subscribers you have!」と記載されています。購読者が何人になっても、公開そのものに費用はかかりません。

有料購読を有効にすると、費用の構造が変わります。同じページには、Substackから「10% of each transaction」、Stripeからカード決済手数料(2.9%+$0.30)と継続課金手数料(2024年7月時点で0.7%)がかかると記載されています。

「手数料10%」の内訳は、実際には3階建てです 出典:Substackヘルプセンター「How much does Substack cost?」 Substack 10% 各取引から Stripe カード決済 2.9% + $0.30 1件ごとに発生 Stripe 継続課金 0.7% 2024年7月以降の料率 TaTapによる試算(公式の料率をそのまま当てはめた計算値です) 月額 $5 の場合 手取り 約$4.02 約80%が手元に残ります 少額ほど固定額が重くなります 月額 $10 の場合 手取り 約$8.34 約83%が手元に残ります 月額より年額が有利です 年額 $100 の場合 手取り 約$86.10 約86%が手元に残ります 固定額の比率が下がります 公式表記は「90%が手元に残る」ですが、カード手数料を除いた額と明記されています 社内の収支計画は、90%ではなく80〜86%で置いてください

図:Substackの手数料構造と手取りの試算

公式サイトの表記は「Writers keep 90% of their revenue minus credit card fees」です。90%という数字の後ろに「カード手数料を除く」という条件が明記されています。ここを読み飛ばすと、社内の収支計画がずれます。

購読価格手数料の合計手取りの目安手取りの比率
月額 $5約$0.98約$4.02約80%
月額 $10約$1.66約$8.34約83%
月額 $30約$4.38約$25.62約85%
年額 $100約$13.90約$86.10約86%

表の数字は、公式に記載された料率をそのまま当てはめたTaTapの試算です。$0.30という固定額があるため、単価が低いほど手取りの比率が下がります。月額よりも年額のほうが有利になるのは、この固定額が年1回しか発生しないためです。

発信の置き場所を決めきれていませんか?

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独自ドメインは使えますか?メールの差出人は自社ドメインになりますか?

結論:独自ドメインは一度きり50米ドルで設定できます。ただしメールの差出人は自社ドメインになりません。

公式ヘルプの独自ドメイン設定手順には「Substack charges a one-time $50 USD fee to use a custom domain for your publication」と記載されています。あわせて「Sales tax or VAT is not charged for the Substack custom domain fee」とも明記されています。月額ではなく一度きりの支払いです。

企業にとって重要なのは、その先の記述です。同じページには差出人についての質問があり、「No, even if you change your custom domain, you will not get your own Substack inbox」と回答されています。ウェブサイトのURLは自社ドメインにできますが、届くメールの差出人はsubstack.comのままです。

項目内容
独自ドメインの費用一度きり50米ドル(消費税・VATの対象外と記載)
設定の権限発行者本人かグループ管理者が必要です
反映までの時間設定後、最大36時間かかると記載されています
ルートドメインwwwなどのサブドメインが必要です
メールの差出人自社ドメインにはなりません

既存顧客への案内や請求に関わる連絡を同じ導線に乗せる計画であれば、ここで止まります。読み物としての発信はSubstack、顧客への連絡は自社の配信環境、という分け方が現実的です。

Substackはどうやって始めますか?

結論:公開までは無料の範囲で進められます。有料購読とドメインの設定は、方針が固まってからで構いません。

順序を間違えると、使わない設定に時間を取られます。まず無料で数本公開し、続けられると分かってから課金とドメインに進んでください。

手順やること費用
1アカウントを作り、発行媒体の名前とURLを決める無料
2Aboutページに、誰に何を届ける媒体かを書く無料
3無料の記事を数本公開し、書ける体制を確かめる無料
4SNSと自社サイトから購読の導線をつなぐ無料
5必要であればStripeを接続し、有料購読を有効にする手数料が発生
6必要であれば独自ドメインを設定する一度きり50米ドル

3の段階で止まる組織が多くあります。長い文章を書く担当が決まっていないまま媒体だけ作ると、更新が止まります。月に何本を誰が書くかを先に決めてください。

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AI検索やAIアシスタントとはどう関係しますか?

結論:AI学習を拒否する設定がありますが、オンにすると発見されにくくなると公式が明記しています。

公式ヘルプのAI学習設定の説明には、設定画面のPrivacy欄にあるトグルについて「This setting indicates to AI tools like ChatGPT, Claude, and Gemini that their models should not be trained on your published content」と記載されています。

同じ段落には続きがあります。「This will only apply to AI tools that respect this setting, and blocking training may limit your publication’s discoverability in tools and search engines that return AI-generated results」とされています。設定を尊重しないツールには効かず、かつAI検索での見つかりやすさが下がる可能性がある、という両面が書かれています。

AI学習をブロックすると、AI検索での見つかりやすさが下がります 設定画面のPrivacy欄にある「AIツールに学習させない」トグル オフのまま(初期状態) AI検索で引用される可能性を残します オンにする 学習を拒否する一方、発見性が下がります 企業の発信は、この順でつなぐと迷いません SNS 論点を1つ出して 気づかせます Substack 長い記事で説明し メールで届けます 自社サイト 仕様と価格を 確認してもらいます 問い合わせ フォームか 資料請求で確定 日本企業が先に確認する3点 1. 日本円の表示に対応していません。読者には既定通貨の価格が見えます 2. 独自ドメインを設定しても、メールの差出人は substack.com のままです 3. 管理画面とサポートは英語です。運用担当を先に決めてください

図:AI学習設定の分岐と、企業がSubstackを組み込む導線

目的AI学習の設定理由
知ってもらいたいオフのままにするAI検索での引用の芽を残せます
採用の候補に届けたいオフのままにする社名で調べた人に届きます
文章の二次利用を避けたいオンにするただし発見性は下がります
外に出したくない情報がある設定では解決しません公開しない判断が確実です

そもそもAI検索がどう使われているかはAI検索とは|利用率77.9%の実態と、AIの回答だけで買う人が2.4%しかいない理由で解説しています。

企業の判断は、この記事を何のために書くかで決まります。知ってもらうために書いているのであれば、学習を拒否する理由は薄くなります。守りたい情報があるなら、そもそもSubstackに載せない選択のほうが確実です。AIクローラーの扱いはAI検索に引用されるには|許可すべき4クローラーで解説しています。

2026年に追加された仕組みとして、SubstackのMCPサーバーがあります。公式ヘルプには、ClaudeやChatGPTなどのAIアシスタントから購読者数や記事の成果を読み取れると説明されています。ただし利用にはBestsellerバッジのある媒体であることが条件とされ、読み取り専用で投稿はできないと記載されています。

AI関連の機能何ができるか条件
AI学習の拒否設定学習に使わないよう意思表示する尊重するツールにのみ有効
MCPサーバー連携購読者数や成果をAIから読み取るBestseller媒体かつ管理者権限
AI文章の検出投稿がAI生成かを確認するヘルプに機能の説明があります

AI検索・LLMO対策の支援内容を見る →

効果はどのくらいの期間で確認しますか?

結論:公開の体制は1か月、開封と購読の伸びは3か月、商談や採用への影響は6か月で見てください。

最初の1か月で見るのは、決めた本数を出せているかだけです。1本や2本では、内容が良かったのか偶然だったのか判断できません。

期間見る数字やること
1か月目公開した本数書き手と本数の体制を固める
2〜3か月目購読者数、開封率反応の良いテーマを増やす
4〜6か月目商談、採用の応募記事から次の行動への導線を直す

期間を短く見積もらないほうがよい理由は、購入までの時間差にあります。TaTapが2026年9月に公開した「買う場面(CEP)とSNSの関係調査」では、SNSで見た商品を後日思い出して購入したことがある人が69.6%でした(n=336)。読んだその日に動く人だけを数えると、効いている発信を止めてしまいます。

AI検索からの流入をどう見るかはAI検索の流入計測は3手段|表示回数のみ【2026】で整理しています。

Substackを使わないほうがいいのはどんな場合ですか?

結論:読者が日本語話者に限られる場合と、自社名義でメールを届けたい場合です。

読者が国内にいて日本円で課金したいのであれば、通貨の一覧に日本円がない時点で不利になります。国内向けのサービスを選ぶほうが素直です。

既存顧客への連絡に使いたい場合も、差出人がsubstack.comのままである点が壁になります。請求や契約に関わる案内を同じ経路に乗せるのは避けてください。

状況判断
読者が日本語話者に限られる国内のサービスを優先する
自社名義でメールを送りたい自社の配信環境を使う
英語で書ける担当がいない体制を整えてから検討する
海外の読者や採用候補に届けたいSubstackが候補になる
専門性の高い長文で読ませたいSubstackが向いている

よくある質問

Q1. Substackは無料のままでも企業が使えますか?

使えます。公式ヘルプには、購読者数にかかわらず公開は無料と記載されています。費用が発生するのは有料購読を有効にしたときと、独自ドメインを設定したときです。まず無料で数本公開し、書ける体制が続くと確かめてから課金の設定に進む進め方をおすすめします。

Q2. 手数料の10%以外に、毎月かかる費用はありますか?

毎月の固定費は記載されていません。発生するのは取引ごとの手数料です。Substackの10%に加えて、Stripeのカード決済手数料(2.9%+$0.30)と継続課金手数料(0.7%)がかかります。独自ドメインは一度きり50米ドルで、月額ではありません。

Q3. 日本円で課金することはできますか?

公式ヘルプのローカライズ価格の対応通貨一覧に、日本円は含まれていません。日本の読者には、発行者が設定した既定通貨の価格が表示されます。日本円での課金を前提にする場合は、別のサービスを検討してください。この点は導入前に社内で共有しておくほうが安全です。

Q4. 購読者のリストは持ち出せますか?

公式サイトには「Own all of your content and your subscriber list」と記載され、購読者リストは発行者のものだと説明されています。あわせて「free to start and free to leave」ともされています。移行の実際の手順はヘルプで確認し、契約前にエクスポートの可否を見ておいてください。

Q5. AI学習を拒否する設定はオンにすべきですか?

目的によります。公式ヘルプには、この設定を有効にするとAIが生成する検索結果での見つかりやすさが下がる可能性があると記載されています。知ってもらうために書いている記事であれば、オフのままにする判断が自然です。外に出したくない情報は、そもそも公開しない選択のほうが確実です。

Q6. 社内の何人で回せば続きますか?

最低でも、書く人と公開の責任者の2名を決めてください。英語で発信する場合は、原稿の確認ができる担当も必要です。月2本であれば、書く人1名で1本あたり3時間から5時間が目安です。素材の収集を別の担当に分けると、書く時間そのものは短くできます。

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最終更新:2026年9月15日/執筆:株式会社TaTap 編集部(監修:代表取締役 富田竜介)

記事監修
富田竜介 プロフィール写真
富田 竜介 Ryusuke Tomita
株式会社TaTap 代表取締役|SNSマーケティングコンサルタント

Instagram・TikTok・X(旧Twitter)・YouTubeを中心に、企業のSNS運用設計・コンテンツ制作・改善まで一気通貫で支援。累計300社以上の支援実績をもとに、業種・予算規模を問わず再現できる運用モデルを体系化している。
現場の一次情報にもとづいた実践的なノウハウを強みとし、自社メディア「SOCIAL TALK」ではSNSトレンドの解説や運用事例を継続発信中。

富田竜介 著書

支援企業の成功事例

指名検索と情報の蓄積で成果を出したTaTapの支援事例を紹介します。自社の課題に近いケースを参考にしてください。

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