マーケティング内製化の進め方|6か月の3段【2026】
読了目安:約分
マーケティングの内製化は、「誰に・どの場面で・何を言うか」という判断を社内に残し、撮影や編集など作業量の多い仕事から外部に任せる形で進めるのが基本です。いきなり全部を社内でやろうとせず、6か月ほどかけて型を作り、一緒に回し、社内で回す順に移します。研修を使う場合は、厚生労働省の人材開発支援助成金の対象になるかも確かめます。(最終更新:2026年11月)
株式会社TaTap(SNSマーケティング支援会社)は、SNSで知り、AIで調べ、買うという新しい「買う場面」を、一次データで設計する会社です。古着・自社EC・楽天やAmazon・飲食・小売店舗・人材など9業種を自分たちで運営してきた経験と、月次の独自調査(第1回n=321/第2回n=363/第3回n=435/第4回n=342/第5回n=334)をもとに、累計300アカウント以上のSNS運用を支援してきました。
本記事では、マーケティングの内製化のメリット・デメリット、社内に残す仕事と任せる仕事、6か月の進め方を整理します。SNS運用に絞った内製化はSNS運用の内製化(インハウス化)完全ガイドで解説しています。
マーケティングの内製化とは、外部に任せていた企画・発信・分析などを、社内の担当者が回せるようにすることです。目的は外注費を減らすことだけでなく、判断を早くし、知見を社内に残すことです。最初に、今外部に任せている仕事を「判断」と「作業」に分けて書き出してください。
動画「SNS内製化支援・SNSコンサルティングの伴走プログラム6か月」では、研修1回では回せない理由と、6か月で何をするかを解説しています。
この記事の要点
- マーケティングの内製化は、判断を社内に残し、作業量の多い仕事から任せる形で進めます。
- 進め方は6か月で、型を作る・一緒に回す・社内で回すの3段です。
- 厚生労働省の人材開発支援助成金には7つのコースがあり、公式ページは「訓練経費は無料になりません」と注意を呼びかけています。
- メリットは判断の早さと知見の蓄積、デメリットは人に依存することです。
- TaTapのSNSコンサル/インハウス支援は月200,000円からで、6か月で1,200,000円からです(税別)。
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マーケティング内製化のメリット・デメリットは何ですか?
メリットは、判断が早くなり、知見が社内に残ることです。デメリットは、担当者の時間と育成の期間がかかり、担当者が辞めると止まることです。
図:マーケティング内製化のメリットとデメリット
| 比べる点 | 内製化 | 外注 |
|---|---|---|
| 判断の速さ | 社内で決められて早い | 依頼と確認の往復がある |
| 知見の蓄積 | 社内に残る | 外部に残りやすい |
| 費用の形 | 人件費と育成の時間 | 月額の外注費 |
| 止まるリスク | 担当者が辞めると止まる | 契約が続く限り止まらない |
社内に残す仕事と任せる仕事は、何が違いますか?
違いは、判断か作業かです。誰に・どの場面で・何を言うかという判断は社内に残し、撮影・編集・広告の細かい調整など作業量の多い仕事は任せてもかまいません。
図:マーケティング内製化で社内に残す仕事と任せる仕事
| 仕事 | 社内か外部か | 理由 |
|---|---|---|
| 買う場面と言葉の判断 | 社内に残す | 商品と顧客を一番知っているのは社内 |
| 月次の振り返り | 一緒にやる | 外部の視点で見落としを防ぐ |
| Instagram・TikTok・YouTubeの投稿の企画 | 社内に移していく | 判断に近い仕事 |
| 撮影・編集 | 任せてよい | 作業量が多く、道具と技術が要る |
| 広告の入札や予算の細かい調整 | 任せてよい | 毎日の作業が多い |
マーケティング内製化の進め方は、どのくらいの期間でどう進めますか?
進め方は、6か月で3段です。1〜2か月目に型を作り、3〜4か月目に社内が実行して外部が確認し、5〜6か月目に社内で回します。
図:マーケティング内製化を6か月で進める3段
| 時期 | 社内がやること | 外部がやること |
|---|---|---|
| 1〜2か月目 | 判断の基準と手順書を一緒に作る | 型を示し、最初の実行を見せる |
| 3〜4か月目 | 投稿・分析を実行する | 週1回確認し、直す点を伝える |
| 5〜6か月目 | 自分で回し、月次で振り返る | 月1回の振り返りだけ |
研修を1回受けるだけでは、翌月から回せるようにはなりません。実際の運用を回しながら型を移すのが、6か月かける理由です。
社内に残す判断の中には、顧客が知りたい情報を出すことも含まれます。TaTapが全国の20〜49歳男女321名に実施した「AI検索時代の購買行動調査」では、企業にあると助かる発信の1位は「公式サイトの詳しい商品情報・FAQ」で、28.7%でした。数値は2026年8月公開・全体321名ベースです。
研修に助成金は使えますか?
使える可能性があります。厚生労働省の人材開発支援助成金は、従業員に職務に関連した訓練を計画どおりに行った場合に、訓練経費や訓練期間中の賃金の一部を助成する制度です。対象になるかは、訓練の中身と計画の届け出で決まります。
「研修が実質無料」という案内は、そのまま信じていいですか?
信じないほうが安全です。厚生労働省は人材開発支援助成金の公式ページで、「訓練経費」は無料にならないと明記しています。2026年5月14日の支給要領の改正からは、受講料の価格設定について説明する疎明書(様式第28号)の提出も求めています。いずれも2026年11月1日に公式ページで確認した内容です。
| 確かめる点 | 公式ページの内容(要旨) | 内製化の研修での意味 |
|---|---|---|
| コースの数 | 人材開発支援助成金には7つのコースがある | 研修の中身に合うコースを確かめる |
| 訓練経費 | 「訓練経費」は無料にならない | 「実質無料」の案内に注意する |
| 受講料の説明 | 2026年5月14日の改正で、価格設定に関する疎明書(様式第28号)の提出が必要 | 研修会社に価格の根拠を確かめる |
| 制度の改正 | 2026年4月8日・8月3日に改正の告知がある | 申請前に最新の支給要領を確認する |
つまり、助成金は研修費の一部を後から受け取る仕組みで、最初の支払いと社内の手続きは必要です。研修会社に依頼する前に、管轄の労働局に対象になるかを確かめ、計画届を出してから受講してください。助成率や上限額は改正で変わるため、最新の支給要領で確かめます。助成率や上限額は改正で変わるため、本記事では書かず、最新の支給要領を正とします。公式ページは厚生労働省「人材開発支援助成金」で確認できます。
マーケティング内製化の支援は、いくらかかりますか?
TaTapのSNSコンサル/インハウス支援は月200,000円からで、6か月で1,200,000円からです。研修1回から始める場合は、現場向けが150,000円からです。
| メニュー | 料金(税別) | 向いている会社 |
|---|---|---|
| SNS研修・勉強会(AI×SNS) | 1回150,000円〜(経営層・マネジメント向けは200,000円) | まず考え方をそろえたい |
| SNSコンサル/インハウス支援 | 月200,000円〜(6か月〜) | 型を作り、社内で回せるようにしたい |
| コンサル/進行費のみ | 月100,000円(制作は依頼企業側) | 社内で制作し、判断と振り返りを外部と行いたい |
株式会社TaTapのSNSコンサル/インハウス支援の料金は、月200,000円です。表示価格はすべて税別です(2026年11月時点)。6か月の進め方はインハウス支援・体制構築のサービスページにまとめています。
内製化の注意点は何ですか?
よくある失敗は4つあります。どれも、人と仕組みの準備が足りないことから起きます。
| よくある失敗 | 起きること | 防ぎ方 |
|---|---|---|
| 担当者を兼務のまま任命する | 本業に押されて止まる | 週の作業時間を決めて確保する |
| 研修1回で終える | 翌月から回らない | 運用を回しながら型を移す |
| 手順書を作らない | 担当者が辞めると止まる | 判断の基準と手順を文書に残す |
| 全部を一度に社内に移す | 品質が落ちる | 判断から移し、作業は任せたままにする |
効果は、Search Consoleの指名検索、Googleアナリティクスの流入、X(旧Twitter)やLINEでの反応を、内製化の前後で比べて確かめます。
マーケティングの内製化を今はしないほうがいいのは?
おすすめしないのは、次の3つのタイプの会社です。内製化より先に整えることがあります。
| 会社の状況 | 先にやること | 理由 |
|---|---|---|
| 担当者を置けない | 外注で型を作る | 社内に回す人がいない |
| 何が効いているか分からない | 外注のまま振り返りの数字を整える | 移す型がない |
| 3か月で成果を求める | 評価の期間を決め直す | 型を移すのに6か月ほどかかる |
まとめ:マーケティングの内製化は、判断を残して作業を任せる
- マーケティングの内製化は、判断を社内に残し、作業量の多い仕事から任せます。
- メリットは判断の早さと知見の蓄積、デメリットは人に依存することです。
- 進め方は6か月で、型を作る・一緒に回す・社内で回すの3段です。
- 研修に助成金を使う場合も、訓練経費が無料になるわけではありません。
- TaTapのSNSコンサル/インハウス支援は月200,000円からです(税別)。
よくある質問
Q1. マーケティングを内製化するメリットは何ですか?
判断が早くなり、知見が社内に残ることです。商品と顧客を一番知っている社内で「誰に・どの場面で・何を言うか」を決められるため、方針がぶれません。外注費が減る効果もありますが、担当者の時間はかかります。判断から順に社内へ移すと、メリットを早く得られます。
Q2. 内製化のデメリットは何ですか?
担当者の時間と育成の期間がかかり、担当者が辞めると止まることです。判断の基準と手順を文書に残し、月1回は外部の振り返りを入れると、人に依存するリスクを小さくできます。担当者は兼務のままにせず、週の作業時間を決めて確保します。
Q3. 内製化はどう進めればいいですか?
6か月で3段に分けて進めます。1〜2か月目に判断の基準と手順書を作り、3〜4か月目に社内が実行して外部が確認し、5〜6か月目に社内で回します。研修1回で終えず、実際の運用を回しながら型を移します。撮影や編集は、外部に任せたままでもかまいません。
Q4. 研修に助成金は使えますか?
厚生労働省の人材開発支援助成金の対象になる可能性があります。ただし公式ページは、訓練経費は無料にならないと注意を呼びかけています。受講の前に管轄の労働局に確認し、計画届を出してから受講してください。助成率や上限額は改正で変わるため、最新の支給要領で確かめます。
Q5. 内製化の支援を頼むといくらかかりますか?
TaTapのSNSコンサル/インハウス支援は月200,000円からで、6か月で1,200,000円からです。研修1回から始める場合は現場向けが150,000円から、社内で制作する場合はコンサル/進行費のみの月100,000円も選べます(税別)。
Q6. 効果が出るまでどのくらいかかりますか?
社内で回せるようになるまで6か月ほどが目安です。発信の成果は、内製化の前後で指名検索や流入、反応を比べて確かめます。初月から外注と同じ品質を求めず、判断から順に移していきます。5〜6か月目に、外部の関わりを月1回の振り返りまで減らします。
最終更新:2026年11月1日/執筆:株式会社TaTap 編集部(監修:代表取締役 富田竜介)
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