LLMO対策の事例|5か月で問い合わせ10倍【自社実測】
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LLMO対策の効果を知りたいとき、他社の事例より自社の実測のほうが説明になります。TaTapは2026年3月からSEO記事と長尺YouTubeに注力し、AI検索経由の問い合わせが月1件から月10件へ、5か月で10倍に増えました。受注率も他の経路より高い水準で推移しています。本記事では、何をやってこの変化が起きたのかを、施策の内訳と期間で公開します。
LLMO対策の効果とは、生成AIの回答をきっかけに自社へ問い合わせが入る状態のことである。TaTapの自社実測では、着手から5か月で月1件が月10件になり、効いた施策は長尺のYouTube動画とLLMOを意識したSEO記事の2つだった。まず用意すべきは、問い合わせ経路を記録する仕組みである。
この記事の要点
- TaTapの自社実測:LLMO経由の問い合わせが月1件から月10件へ。
- 着手は2026年3月。10倍になるまで約5か月かかった。
- 効いたのは長尺YouTubeとLLMO対策のSEO記事の2つ。
- LLMO経由は、他の経路より受注率が高い水準で推移している。
- TaTapのコンサルティングは月20万円から(初回限定・月1回)。
LLMO対策の効果はどのくらい出ますか?
結論:TaTapの自社実測では、2026年3月に月1件だったAI検索経由の問い合わせが、5か月後に月10件になった。増加率にすると10倍である。着手した施策はSEO記事と長尺YouTubeの2つで、広告費は投じていない。
TaTapの自社アカウントで観測した数値を示す。
| 項目 | 2026年3月(着手時) | 2026年8月(現在) |
|---|---|---|
| AI検索経由の問い合わせ | 月1件 | 月10件 |
| 増加率 | — | 10倍 |
| 経過期間 | — | 約5か月 |
| 受注率 | — | 他経路より高い水準 |
| 投じた広告費 | 0円 | 0円 |
4行目は具体的な数値を公開していないが、他の流入経路と比べて受注率が高い状態が続いている。理由は次章以降で説明する。
5行目も重要な前提である。この増加は広告ではなく、コンテンツの蓄積によって起きている。したがって配信を止めても、成果がすぐに消える構造ではない。
一方で、5か月かかっている点も事実として押さえておきたい。3か月で判断していれば、途中で止めていた可能性がある。
図:TaTap自社実測 LLMO経由の問い合わせ推移
何をやって問い合わせが増えたのですか?
結論:長尺のYouTube動画と、LLMOを意識したSEO記事の2つである。どちらも「質問に対する答え」の形で情報を出し、AIが引用しやすい構造にした。SNSの短尺投稿やフォロワー数を増やす施策は、この文脈では直接の要因になっていない。
着手した施策と、その位置づけを整理する。
| 施策 | やったこと | 効き方 |
|---|---|---|
| 長尺YouTube | 質問に答える解説動画の継続投稿 | 直接の要因 |
| LLMO対策のSEO記事 | 質問形式の見出し・結論先出し・表での提示 | 直接の要因 |
| 料金の公開 | 金額をページ上に明記 | 引用の材料になる |
| 自社調査の公開 | n数と数値を明記して発表 | 引用の材料になる |
| 短尺のSNS投稿 | 継続 | 直接の要因ではない |
1行目と2行目が直接の要因である。共通するのは、どちらも「1つの質問に、まとまった答えを返す」形式だという点である。
3行目と4行目は下支えになった。料金を金額で公開し、自社調査の数値をn数つきで出したことで、引用される材料が増えた。この2つが無ければ、AIが参照しても書ける内容がない。
5行目は正直に書いておく。短尺のSNS投稿は継続しているが、AI検索経由の問い合わせが増えた直接の要因とは切り分けている。
図:TaTapが着手した施策と効き方の内訳
なぜ長尺YouTubeが効いたのですか?
結論:AIで知ったあとに動画で確認する行動が広く存在するためである。TaTapが全国20〜49歳の男女250名(AI利用者)を対象に実施した調査では、AIで知った商品をYouTubeで確認する人は25.6%だった。しかもこの確認先は、20代24.2%・40代28.0%と年代差がほぼない唯一の媒体である。
TaTapが2026年8月に公開した「AI検索時代の購買行動調査」の主要数値を示す。
| 項目 | 数値 | ベース |
|---|---|---|
| AIで知った商品をYouTubeで確認する | 25.6% | n=250 |
| 同・20代 | 24.2% | n=250 |
| 同・40代 | 28.0% | n=250 |
| 企業にあると助かる発信:解説・レビュー動画 | 26.2% | n=321 |
| AIの回答だけで購入を判断する | 2.4% | n=250 |
2行目と3行目の差の小ささが、YouTubeを選んだ理由である。他の媒体は年代によって利用率が大きく変わるが、確認先としてのYouTubeはどの年代でも一定の割合で使われている。
4行目も後押しになった。企業にあると助かる発信として、解説・レビュー動画を挙げた人は26.2%である。求められている形式と、AIに引用されやすい形式が一致している。
実務上の作り方も、この構造に沿って決めた。1本の動画で1つの質問に答え、冒頭で結論を述べ、あとから根拠を説明する。検索されそうな質問をそのままタイトルにする。
LLMO対策のSEO記事は何を変えたのですか?
結論:質問文をそのまま見出しにし、見出しの直後に結論を置き、数値と価格を表で提示する形に変えた。網羅性で長く書く従来型から、引用されるブロックを密度高く置く型へ切り替えている。文字数を増やす方向では変えていない。
変更前と変更後を整理する。
| 項目 | 従来型の記事 | LLMO対策の記事 |
|---|---|---|
| 見出し | キーワードを含む名詞句 | 質問文をそのまま使う |
| 見出し直後 | 導入・背景から入る | 結論を2〜3行で言い切る |
| 数値の提示 | 本文に埋め込む | 必ず表にする |
| 価格 | 金額を書かない | 金額を明記する |
| 不利な情報 | 書かない | 向いていないケースを明記 |
| 文字数 | 網羅性を優先して長く | 密度を優先して抑える |
4行目が、実は最も効いた変更だと考えている。金額を書いていないページは、AIにとって情報が存在しないのと同じである。
5行目も意図的な選択である。向いていないケースを書いた記事のほうが、客観的な情報源として扱われやすい。宣伝一色の記事は引用されにくい。
1行目と2行目は、そのまま実装できる。既存記事の見出しを質問形に直し、直後に結論の段落を足すだけでも構造は変わる。
LLMO経由の受注率が高いのはなぜですか?
結論:生成AIに質問する時点で、課題が言語化されているためである。TaTapの実測では、LLMO経由の問い合わせは他の経路より受注率が高い水準で推移している。検討が進んだ状態で来るため、初回の商談で認識のずれが起きにくい。
経路ごとの前提の違いを整理する。
| 流入経路 | 来訪時の状態 | 初回商談の内容 |
|---|---|---|
| AI検索経由 | 課題が言語化されている | 手段の比較から入れる |
| 指名検索経由 | 会社を認識している | 条件のすり合わせ |
| 一般検索経由 | 情報収集の段階が混在 | 課題の整理から |
| 広告経由 | 興味の度合いに幅がある | 前提の説明が必要 |
| SNS経由 | 認知の直後が多い | 関係づくりから |
1行目が示すとおり、AIに質問する行為そのものが検討の証拠になる。「◯◯の費用相場は」「◯◯と△△はどちらがいいか」と聞いた人は、すでに手段を比べている。
ただし件数は多くない。月10件という規模であり、広告のように短期間で量を作れる経路ではない。この点は正直に書いておく。
AI検索経由の問い合わせはどう見分けますか?
結論:参照元だけでは特定できないため、問い合わせフォームに「どこで知ったか」の項目を置く。生成AIの回答からの遷移は計測ツール上で判別しにくく、直接流入として記録される場合がある。申告ベースの記録が、最も確実な把握手段になる。
把握に使える方法と、その限界を整理する。
| 方法 | 分かること | 限界 |
|---|---|---|
| フォームでの申告 | 本人が認識している経路 | 回答が得られる範囲に限る |
| 参照元の記録 | 遷移元のドメイン | 直接流入に混ざる場合がある |
| 商談での聞き取り | 詳しい経緯 | 商談まで進んだ分のみ |
| 指名検索の推移 | 名前で調べられた量 | AI経由かは特定できない |
| AIへの実際の質問 | 引用されているか | 再現性がなく網羅もできない |
1行目が最も実用的である。フォームに選択肢を1つ足すだけで、月次で経路を集計できるようになる。
TaTapが月1件から月10件という数字を把握できているのも、この記録があるためである。計測環境を先に用意しておかないと、増えたかどうかを議論できない。
同じことをやっても効かないのはどんな場合ですか?
結論:サイトに料金や実績が載っていない、答えるべき質問が社内に蓄積されていない、5か月待てない、この3つに当てはまる場合は同じ結果にならない。TaTapはこの条件の企業にLLMO対策を提案しない。先に材料を揃えるほうが確実である。
条件で整理する。感覚ではなく、この基準で判断してほしい。
| 同じ設計が機能するケース | 機能しないケース |
|---|---|
| 料金・実績を公開できる | 金額を出せない事情がある |
| 顧客からよく聞かれる質問がある | 質問が蓄積されていない |
| 5か月以上の視野で判断できる | 3か月で成果を求めている |
| 動画を継続して出せる | 撮影も編集もできない |
| 自社で答えられる専門領域がある | 一般論しか書けない |
| 問い合わせ経路を記録している | 計測環境が無い |
右列に3つ以上当てはまる場合、同じ施策を実行しても再現しない。とくに1行目は決定的である。金額を書けないなら、引用される材料がそもそも作れない。
2行目も前提条件になる。TaTapの場合、営業や支援の現場で繰り返し聞かれる質問がそのまま記事と動画のテーマになった。質問が無い状態から始めると、書く内容を作るところから必要になる。
3行目については、本記事の実測がそのまま根拠である。着手から10倍になるまで5か月かかっている。
同じ設計を導入する費用と期間はどのくらいですか?
結論:TaTapのコンサルティングは初回限定で月1回20万円、隔週30万円、週次50万円である(3か月からの契約・初期提案費用は無償)。動画の制作を含める場合はショート動画が1本3万円から、YouTubeのアカウント運用は月50万円になる。期間は5か月を目安に見込む。
関連するメニューと費用を示す。金額はすべて税別・2026年8月時点である。
| メニュー | 費用 | 含まれる内容 |
|---|---|---|
| コンサルティング(月1) | 20万円/月 | 設計・KPI・施策立案・チャット対応 |
| コンサルティング(隔週) | 30万円/月 | 同上・頻度が上がる |
| YouTubeアカウント運用 | 50万円/月 | 月4本の撮影・制作・投稿(8〜15分尺) |
| ショート動画制作 | 3万円〜/本 | 企画・台本・編集 |
| 研修・勉強会 | 15万円〜/回 | 社内に知見を残す場合 |
3行目が、長尺YouTubeを外注する場合の費用になる。月4本を8〜15分の尺で制作し、投稿までを含む構成である。
費用の考え方については、別記事で詳しく扱っている。
図:TaTapが実行した施策の内訳と再現の条件
まとめ:LLMO対策の効果は5か月で10倍だった
結論:材料を揃えてから着手し、5か月は待ってください。
- TaTapの自社実測で、LLMO経由の問い合わせが月1件から月10件に。
- 着手は2026年3月。10倍になるまで約5か月かかった。
- 効いたのは長尺YouTubeとLLMO対策のSEO記事の2つ。
- 広告費は0円。コンテンツの蓄積で起きた変化である。
- AIで知った商品をYouTubeで確認する人は25.6%(n=250)。
- LLMO経由は他経路より受注率が高いが、件数は多くない。
- 把握にはフォームでの申告記録が最も確実である。
- 料金を金額で書けない企業では、同じ結果にならない。
金額はすべて税別・2026年8月時点のものです。本記事の実測値は株式会社TaTapの自社アカウントで観測したもので、業種や商材によって再現性は変わります。まず問い合わせフォームに経路を記録する項目を追加するところから始めてください。
LLMO対策の事例と効果に関するよくある質問
Q1. LLMO対策でどのくらい問い合わせが増えますか?
TaTapの自社実測では、2026年3月に月1件だったAI検索経由の問い合わせが、5か月後に月10件になりました。10倍です。ただし件数の規模は大きくなく、広告のように短期間で量を作れる経路ではありません。
Q2. 効果が出るまでどれくらいかかりますか?
TaTapの場合、着手から10倍になるまで約5か月かかりました。3か月時点で判断していれば、途中で止めていた可能性があります。広告と違いコンテンツの蓄積で効いてくる施策のため、5か月以上の視野で見てください。
Q3. 何をやれば増えますか?
TaTapで直接の要因になったのは、長尺のYouTube動画と、LLMOを意識したSEO記事の2つです。どちらも1つの質問にまとまった答えを返す形式にしています。加えて、料金の金額公開と自社調査の数値公開が引用の材料になりました。
Q4. AI検索経由の問い合わせはどう計測しますか?
問い合わせフォームに「どこで知ったか」の項目を置き、申告ベースで記録してください。生成AIの回答からの遷移は計測ツール上で判別しにくく、直接流入に混ざる場合があります。TaTapが月次で把握できているのも、この記録があるためです。
Q5. TaTapに依頼した場合の費用と進め方を教えてください。
コンサルティングは初回限定で月20万円から(月1回・3か月契約・初期提案費用は無償)。長尺YouTubeの運用を含める場合は月50万円(月4本・8〜15分尺)です。まず答えるべき質問の棚卸しから始めます。詳細はAI検索対策(LLMO)コンサルをご確認ください。
Q6. どんな企業でも同じ結果になりますか?
なりません。料金や実績を金額で公開できること、顧客からよく聞かれる質問が蓄積されていること、5か月以上待てることが前提になります。とくに金額を出せない事情がある企業では、引用される材料そのものが作れません。
最終更新:2026年8月14日/執筆:株式会社TaTap 編集部(監修:代表取締役 富田竜介)
本記事の実測値は株式会社TaTapの自社アカウントで観測したものです。生成AIの仕様は頻繁に更新されるため、最新の内容はGoogle検索セントラルおよびOpenAIなどの各提供元の公開情報でご確認ください。
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指名検索と情報の蓄積で成果を出したTaTapの支援事例を紹介する。自社の課題に近いケースを参考にしてほしい。



