Instagram TV面広告日本にもまもなく上陸!?
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Instagram TV面の広告拡張は、2026年10月27日時点では「テレビで見られる場所が増えた」段階で、日本の広告配置にテレビはまだありません。Metaは米国でテレビ向けアプリ「Instagram for TV」を4種類の端末に広げ、10月23日ごろにはApple TV版を告知なしで公開しました。
株式会社TaTap(SNSマーケティング支援会社)は、SNSで知り、AIで調べ、買うという新しい「買う場面」を、一次データで設計する会社です。古着・自社EC・楽天やAmazon・飲食・小売店舗・人材など9業種を自分たちで運営してきた経験と、月次の独自調査(第1回n=321/第2回n=363/第3回n=435/第4回n=342/第5回n=334)をもとに、累計300アカウント以上のSNS運用を支援してきました。
広告主が今できるのは、テレビ面だけの予算を組むことではなく、配置設定と動画素材を先に整えることです。最初の一歩は、自社のリール広告が「Advantage+ 配置」で配信されているかを広告セットごとに確かめることです。
この記事の要点
- Instagram TV面の広告拡張は、2026年10月27日時点で米国の視聴面の拡大にとどまり、Meta公式の広告配置一覧にテレビはありません。
- Instagram for TVは、2025年12月のAmazon Fire TVから始まり、Google TV・Samsung・Apple TVの4種類の端末に広がりました(いずれも米国中心)。
- TaTapが全国の20〜59歳男女342名を対象に実施した「ショート動画と購買行動調査」(2026年10月)では、ショート動画を見ている人の55.6%が、ショート動画をきっかけに購入した経験がありました。
- TV面を見据えた準備は、ショート動画制作(制作のみ)1本30,000円〜と、SNS広告運用代行の手数料(広告費の20%・最低100,000円)から始められます(税別・2026年10月時点)。
- 今やるべきことは、配置設定の確認、縦型と横型の素材づくり、指名検索とEC内検索の記録の3つです。
InstagramのTV面で何が起きているのですか?
米国で、Instagramをテレビで見るための公式アプリが10か月かけて4種類の端末に広がりました。端末を追加した4回のうち、最初の3回はMetaや責任者が発表しましたが、Apple TV版は告知なしで公開されています。日本で「サイレントに広がっている」と話題になったのは、このApple TV版です。
Instagram for TVの展開を、時期・端末・発表の仕方で整理すると次のとおりです(2026年10月27日時点)。
| 時期 | 端末・出来事 | 対象 | 発表の仕方 |
|---|---|---|---|
| 2025年12月16日 | Amazon Fire TVでテスト開始 | 米国 | Meta公式ニュースルームで発表 |
| 2026年2月24日 | Google TVに対応 | 米国 | ニュースルームの更新とThreads投稿 |
| 2026年6月22日 | Samsungのテレビ(2020年モデル以降)に対応 | 米国 | Meta公式ニュースルームで発表 |
| 2026年10月23日ごろ | Apple TV版を公開(tvOS 26.0以降) | 米国ほか | 公式発表なし。App Storeの掲載で判明 |
| 2026年10月26日 | 最長90分の横型動画「Features」の試験を開始 | 米国・ブラジルの一部クリエイター | 責任者のリール投稿。テレビアプリで優先表示の予定 |
図:Instagram for TVの展開と発表の仕方(2026年10月27日時点)
Metaは、2026年6月22日のニュースルーム記事「Instagram for TV Gets Bigger, With New Ways to Watch Together」で、Samsungの追加により米国のコネクテッドTV端末の大半で使えるようになったと説明しています。同じ記事では、横型動画のホーム画面の試験と、テレビでのライブ配信「Live on TV」の検討も挙げています。
Instagram TV面の広告拡張は日本で始まっていますか?
日本では始まっていません。視聴面としてもまだ使えず、広告配置としても公式の選択肢がありません。「TV面に拡張」は、米国で見る場所が増えたという意味で、広告の配信先が増えたわけではありません。
視聴面と広告配置を分けて確認する
視聴面と広告配置のどちらが動いたかで、企業のやることは変わります。2026年10月27日時点の状況は次のとおりです。
| 項目 | 米国 | 日本 | 確認した一次情報 |
|---|---|---|---|
| テレビ向けアプリ(視聴面) | Fire TV・Google TV・Samsung・Apple TVで提供中 | アプリは入手できるがサービスは未提供 | Meta公式ニュースルーム/Macお宝鑑定団(2026年10月26日) |
| 広告配置(Meta広告マネージャ) | テレビ向け配置の案内なし | テレビ向け配置の案内なし | Metaビジネスヘルプセンター |
| Instagramリール配置の対象 | モバイルアプリ・デスクトップ・モバイルウェブ | 同じ | Metaビジネスヘルプセンター(2026年10月27日確認) |
| テレビアプリ内の広告 | 開始時は広告なし・今後検討 | 未提供 | 米Variety(2025年12月) |
Metaは、ビジネスヘルプセンターの「Metaのテクノロジーでの広告配置について」で、Instagramリールの広告はリールタブに表示され、モバイルアプリ、デスクトップ、モバイルウェブが対象だと説明しています。テレビ向けの配置は、2026年10月27日時点の一覧に載っていません。
Metaビジネスヘルプセンターの同じページには、一部の配置は開発段階で、地域によっては使えない場合があるという注記もあります。
日本の状況は、Apple製品の専門サイト「Macお宝鑑定団」が2026年10月26日に報じています。アプリはインストールできるものの、サービス自体はまだ使えないという内容です。
図:視聴面と広告配置の状況(2026年10月27日時点)
YouTubeのテレビ面との違いは何ですか?
いちばんの違いは、テレビで見る習慣と、広告をテレビに出す仕組みがすでにあるかどうかです。YouTubeは米国のテレビで最も長く見られ、テレビへの広告配信も行われています。Instagramは習慣づくりを始めた段階で、テレビ配置はまだありません。
YouTubeとInstagramのテレビ面を、3つの観点で比べると次のとおりです(2026年10月時点)。
| 観点 | YouTube | |
|---|---|---|
| テレビでの視聴 | 米国のテレビ視聴時間の15.8%(ニールセン「The Gauge」2026年8月分) | 米国で4種類の端末に対応。視聴シェアは非公表 |
| 中心となる動画 | 横型の長尺とショート | 縦型のリールが中心。最長90分の横型「Features」を試験中 |
| 広告主が選べるテレビ配置 | あり | 2026年10月時点で案内なし |
ニールセンの「The Gauge」(2026年8月分・10月22日公表)では、米国のテレビ視聴時間に占めるYouTubeの割合は15.8%で過去最高でした。Netflixの7.7%の約2倍で、テレビ視聴に占めるストリーミング全体の割合は49.6%です。
TikTokは2025年6月15日にテレビ向けアプリの提供を終えたと報じられています。米国のテレビで短尺動画を見る選択肢は、YouTubeとInstagramに絞られつつあります。
日本の生活者にとってのテレビとSNS
TaTapが全国の20〜59歳男女342名を対象に実施した「ショート動画と購買行動調査」(2026年10月)では、SNS利用者が最も長く使うサービスはYouTubeで41.0%でした(SNS利用者312名ベース)。
TaTapが全国の20〜49歳男女435名を対象に実施した「買う場面(CEP)とSNSの関係調査」(2026年9月)では、場面と商品を結びつけたきっかけにテレビCM・テレビ番組を挙げた人は26.3%でした(買う場面がある293名ベース)。SNS3種(一般ユーザー・インフルエンサー・企業の投稿)の延べ選択数は211件で、テレビCMの77件の2.7倍でした。テレビで見るSNS動画は、テレビCMとSNSの役割を1つの画面で兼ねる可能性があります。
電通グループの「2025年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析」(2026年3月5日)では、2025年のビデオ広告費は1兆275億円で前年比121.8%となり、初めて1兆円を超えました。
Instagram TV面の広告拡張に、企業はどう備えればいいですか?
備え方は5つの手順です。広告予算より先に、配置の確認と素材づくりから始めます。目的は、日本で配置が案内された日に小さな予算ですぐ試せる状態をつくることです。手順と確認する場所は次のとおりです。
| 手順 | やること | 確認・準備するもの |
|---|---|---|
| STEP1 配置を確認する | 広告セットごとに、Advantage+ 配置か手動配置かを一覧にする | Meta広告マネージャの配置設定 |
| STEP2 横型の素材を持つ | 縦型と同じ企画から、16:9の横型も書き出す | 撮影時の画角とテロップの位置 |
| STEP3 音声でも伝わる構成にする | ナレーションやBGMで内容が伝わるようにする | 台本と音源の権利 |
| STEP4 計測の基準をつくる | 指名検索とEC内検索の数を月次で記録する | Search Console・Googleアナリティクス・モールの検索データ |
| STEP5 公式発表を待って試す | 日本で配置が案内されたら、少額のテスト予算で比べる | Metaビジネスヘルプセンター・Meta公式ニュースルーム |
図:Instagram TV面に備える5つの手順
STEP3で音声を重視する理由
TaTapが全国の20〜59歳男女342名を対象に実施した「ショート動画と購買行動調査」(2026年10月)では、音声オフで見ることが多い人は28.8%でした(ショート動画を見ている243名ベース)。
スマホでは音を消して見る人がいる一方、Metaは2025年12月16日のニュースルーム記事で、テレビ版ではリールが終わると次のリールが音声付きで自動再生されると説明しています。テロップと音声の両方で伝わる構成なら、スマホとテレビのどちらでも使えます。
STEP4で指名検索とEC検索を見る理由
TaTapの「ショート動画と購買行動調査」(2026年10月)では、ショート動画をきっかけに購入した人の55.6%が、Amazon・楽天などのECサイトで検索して購入していました(購入経験者135名ベース)。
テレビではその場でリンクを押しにくく、あとから検索される経路が中心になると考えられます。効果はクリック数ではなく、検索数の変化で見ます。
TV面を見据えた動画と広告の準備はいくらかかりますか?
最小の始め方なら、ショート動画制作(制作のみ)1本30,000円〜と、SNS広告運用代行の手数料(広告費の20%・最低100,000円)で組めます(税別・2026年10月時点)。テレビ専用のメニューは作らず、スマホで成果が出る動画と広告を使い回すのが無駄のない進め方です。
先に半年で指名検索とEC内検索をどれだけ伸ばすかを決め、戦略・制作と運用・広告と拡散の3つを組み合わせます。株式会社TaTapのメニューの費用は次のとおりで、表示価格はすべて税別です(2026年10月時点)。
| 区分 | メニュー | 費用(税別) | TV面に向けた使い方 |
|---|---|---|---|
| 戦略 | コンサル/進行費 | 月100,000円(初回のみ初期対応費100,000円) | 配置設定の点検、KPI設計、月次の振り返り |
| 制作・運用 | ショート動画制作 | 制作のみ1本30,000円〜/運用込み1本50,000円 | 縦型動画の企画・撮影・編集。横型の書き出しは撮影前に相談 |
| 制作・運用 | YouTube運用代行 | 月300,000円〜(初回のみ初期対応費100,000円・長尺は別途見積り) | テレビで見られる横型・長尺の受け皿づくり |
| 広告・拡散 | SNS広告運用代行 | 広告費の20%(最低100,000円)・広告費は実費 | リール広告の配置確認とテスト配信 |
| 広告・拡散 | ギフティング | 1投稿8,000円〜(成果報酬) | 「使っている様子」の素材を集める |
株式会社TaTapのSNS広告運用代行の料金は、広告費の20%で、最低100,000円です(税別・2026年10月時点)。ショート動画(制作のみ)4本と、広告費500,000円のリール広告で試す場合は、制作費120,000円〜と運用手数料100,000円で月220,000円〜となり、別に広告費500,000円がかかります。
料金の内訳と対応範囲は、SNS広告運用・出稿のサービスページに掲載しています。契約は3ヶ月からです。
日本で広告に使えるまで、どのくらい待つことになりますか?
時期は未定です。日本での開始日も、テレビ向けの広告配置の予定も公表されていません。待つ間に準備を進め、配置が案内されたら3か月で判断する計画にしておきます。
Metaは、2025年12月16日のニュースルーム記事で、今後アプリを提供する国と端末を増やすと説明しています。日本での開始を見分けるサインと、そのとき企業がやることは次のとおりです。
| サイン | 確認する場所 | 企業がやること |
|---|---|---|
| Instagram for TVが日本で使えるようになる | テレビのアプリ・Meta公式ニュースルーム | 自社のリールと長尺がテレビでどう見えるかを確認する |
| 配置一覧にテレビ向けの項目が載る | Metaビジネスヘルプセンター | STEP1の一覧をもとに、配信するかを広告セットごとに決める |
| 広告のプレビューにテレビ表示が出る | Meta広告マネージャ | 縦型と横型の両方で表示を確かめる |
判断の目安は3か月です。1か月目は表示のされ方とインプレッション単価を確認し、2〜3か月目に指名検索とEC内検索の変化を見ます。1か月で止めると、あとから検索される効果を取りこぼします。
TV面の準備で失敗しやすい注意点は何ですか?
よくある失敗は4つあります。テレビ用を特別扱いしすぎるか、何も確認しないかのどちらかから起きます。失敗ごとの避け方は次のとおりです。
| 失敗 | 起きること | 避け方 |
|---|---|---|
| テレビ専用の動画を先に作る | 配置が来るまで使い道がない | 縦型と同じ企画から横型を書き出す |
| Advantage+ 配置を確認しない | 配置が追加されたとき、意図しない面に配信される可能性がある | STEP1の一覧を作り、追加の案内で見直す |
| クリック数だけで評価する | テレビ経由の効果が見えず、早く止めてしまう | 指名検索とEC内検索を月次で記録する |
| 再生回数を目標にする | 購入につながらない動画が増える | 「使っている様子」を見せる企画を軸にする |
TaTapが全国の20〜59歳男女342名を対象に実施した「ショート動画と購買行動調査」(2026年10月)では、「欲しい」と思った決め手の1位は実際に使っている様子で45.3%でした。再生回数やいいね数の多さは9.5%で最下位です(ショート動画を見ている243名ベース)。
TV面への対応を今急がないほうがいいのはどんな会社ですか?
急ぐ必要がないのは、3つのタイプの会社です。日本でテレビ向けの配置が案内されていない今は、スマホでの成果づくりを優先したほうが費用対効果は高くなります。
今は見送ってよい会社のタイプと、先にやることは次のとおりです。
| タイプ | 理由 | 先にやること |
|---|---|---|
| リール広告の成果がまだ安定していない | テレビ面の前に、スマホでの勝ちパターンがない | 縦型の企画とクリエイティブの検証 |
| 動画を作る体制がない | 横型や長尺まで広げると、更新が止まる | 月4本の縦型を続ける体制づくり |
| 売り場が店舗の商圏だけ | テレビでの広いリーチが売上につながりにくい | Googleビジネスプロフィールと地域向けの投稿 |
一方で、全国に売る商品があり、リール広告とEC内検索の数字を毎月追えている会社は、今から準備しておく価値があります。配置が来た日に、比べる基準の数字をすでに持っているからです。
Instagram TV面の広告拡張のまとめ
- Instagram TV面の広告拡張は、2026年10月27日時点で米国の視聴面の拡大にとどまります。
- Metaビジネスヘルプセンターの配置一覧に、テレビ向けの広告配置はありません。
- 日本ではInstagram for TVアプリを入手できても、サービスはまだ使えないと報じられています。
- 今やるべきことは、配置設定の確認、縦型と横型の素材づくり、指名検索とEC内検索の記録です。
- 準備はショート動画制作(制作のみ)1本30,000円〜と、SNS広告運用代行(広告費の20%・最低100,000円)から始められます。
よくある質問
Q1. InstagramのTVアプリは日本で使えますか?
2026年10月27日時点では使えません。Apple TV版のInstagramアプリは日本でもインストールできますが、テレビ向けのサービス自体はまだ提供されていないと報じられています。提供は米国が中心で、Metaは日本での開始時期を公表していません。
Q2. Instagram for TVにはいま広告が表示されますか?
Metaは、テレビアプリ内の広告について公式に案内していません。米Varietyは、2025年12月の開始時点では広告を入れず、今後検討すると報じました。Metaビジネスヘルプセンターの配置一覧にも、2026年10月27日時点でテレビ向けの配置はありません。
Q3. Advantage+ 配置にするとテレビに広告が出ますか?
2026年10月27日時点では、テレビは配信先として案内されていません。Instagramリール配置の対象は、モバイルアプリ、デスクトップ、モバイルウェブです。配置はあとから追加されることがあるため、広告セットごとの配置設定を一覧にしておき、案内が出たら見直してください。
Q4. 今から横型の動画を作るべきですか?
専用に作るより、縦型と同じ企画から横型も書き出せる撮り方にするのが効率的です。Instagramは最長90分の横型動画「Features」を米国などで試しており、テレビアプリで優先して表示する予定と報じられています。撮影前に画角とテロップの位置を決めれば、撮り直さずに両方で使えます。
Q5. TaTapに依頼した場合の費用はいくらですか?
TV面を見据えた最小の始め方は、ショート動画制作(制作のみ)1本30,000円〜と、SNS広告運用代行の手数料(広告費の20%・最低100,000円)です。運用代行まで任せる場合は、初回のみ初期対応費100,000円と、Instagram運用代行の月250,000円〜がかかります。表示価格はすべて税別です(2026年10月時点)。
最終更新:2026年10月27日/執筆:株式会社TaTap 編集部(監修:代表取締役 富田竜介)


