YouTube Studioの使い方|権限7役割と設定【2026】

YouTube Studioの使い方|権限7役割と設定【2026】

読了目安:約分

結論:YouTube Studioとは、YouTubeチャンネルの投稿、分析、設定、権限管理をまとめて行う管理画面です。PC版とアプリ版があり、アップロードとライブ配信、権限の管理はPC版でしか行えません。企業運用では、最初に「権限の割り当て」と「視聴者(子ども向け)の設定」を確認してください。

株式会社TaTap(SNSマーケティング支援会社)は、累計300アカウント以上のSNS運用を支援してきました。YouTubeの相談で最も困るのが、チャンネルの所有者が退職した社員の個人アカウントになっているケースです。所有者の役割は他のユーザーに譲渡できないため、後から直すのが難しくなります。

この記事の要点

  • YouTube Studioは、投稿から分析、設定、権限管理までを行う管理画面です。
  • アップロードとライブ配信は、アプリ版では行えません。
  • チャンネルの権限は7つの役割に分かれ、ログイン情報を渡さずに任せられます。
  • 所有者の役割は、他のユーザーに譲渡することができません。
  • 「編集者(制限付き)」は収益データにアクセスできないため、外注先に渡しやすい役割です。
  • 権限の招待状は、送信から30日後に有効期限が切れます。
  • 「子ども向け」に設定すると、コメントや終了画面などが使えなくなります。

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YouTube Studioとは何ですか?

結論:チャンネルの管理画面です。投稿、分析、設定、権限管理をここで行います。

視聴者が見るYouTubeとは別に、チャンネルを運営する側が使う画面がYouTube Studioです。動画のアップロード、タイトルやサムネイルの設定、再生数や視聴者維持率の確認、コメントへの返信、チャンネル全体の設定、他の担当者への権限付与までを扱います。

メニューできること企業運用での用途
ダッシュボード最新動画の状況を確認します日次の確認に使います
コンテンツ動画とライブ配信を一覧で管理します一括編集に使います
アナリティクス再生数や視聴者維持率を見ます改善の判断材料にします
コメントコメントに返信します対応ルールに沿って運用します
字幕字幕を追加・編集します視聴環境の改善に使います
設定チャンネル全体の設定と権限を管理します体制づくりの起点になります

従来の「クリエイターツール」から移行した画面であり、一部の設定はYouTube Studioでしか行えません。たとえば視聴者設定について、公式ヘルプには「従来のクリエイター ツールを使ってこの設定を行うことはできません」と記載されています。古い手順を紹介する情報に当たった場合は、画面名を確認してください。

「設定」の中にある権限と視聴者の項目が、企業運用では最も重要です。投稿の作業は誰でも覚えられますが、この2つを間違えると後から直しにくくなります。

YouTube Studioにはどうやってログインしますか?

結論:studio.youtube.com にアクセスします。権限を持つGoogleアカウントでログインします。

  1. ブラウザで studio.youtube.com を開きます。PCからのアクセスが基本です。
  2. チャンネルの権限を持つGoogleアカウントでログインします。個人のアカウントでも、権限が付与されていれば入れます。
  3. 右上のアイコンで対象のチャンネルを選びます。複数のチャンネルに権限がある場合は切り替えます。
  4. 左側のメニューから目的の画面に進みます。設定は左下にあります。

スマートフォンから使う場合は、YouTube Studioアプリをインストールします。同じGoogleアカウントでログインすれば、権限の範囲内で操作できます。

ログインできない場合に多いのは、そのチャンネルへの権限が付与されていないケースです。招待メールから承諾していないと権限は有効になりません。YouTube公式ヘルプには「送信された招待状は 30 日後に有効期限が切れます」と記載されています。期限が切れている場合は、再度招待してもらってください。

PC版とアプリ版を比較すると、何が違いますか?

結論:アップロードとライブ配信、権限管理はPC版だけです。アプリは確認と返信に向いています。

アプリ版だけでは、運用は完結しません PC版(studio.youtube.com) ・動画とショート動画のアップロード ・ライブ配信の実施 ・非公開動画の共有 ・権限の招待と管理 ・コミュニティ投稿の管理 ・子ども向け設定の変更 → 設定はすべてPC版で行います アプリ版(YouTube Studio) ・アナリティクスの確認 ・コメントへの返信 ・動画の情報や公開設定の編集 ・再生リストの作成 ・アップロードはできません ・ライブ配信はできません → 確認と返信に向いています 企業運用での使い分け ・投稿作業と設定変更は、PCの担当者がまとめて行います ・コメント返信は、アプリを入れた担当者が移動中でも対応できます ・アプリで「できない」と感じたら、PC版に切り替えてください ・スマートフォンのブラウザでPC版を開く運用は、操作ミスが増えます

図:YouTube StudioのPC版とアプリ版でできることの違い

公式ヘルプの対応表では、動画やショート動画のアップロードはPC版のYouTube StudioとYouTube本体で可能とされ、YouTube Studioアプリは対象外になっています。ライブ配信、非公開動画の共有、コミュニティ投稿の管理も同様です。

操作PC版アプリ版
動画・ショート動画のアップロードできますできません
ライブ配信できますできません
非公開動画の共有できますできません
権限の招待と管理できますできます
アナリティクスの確認できますできます
コメントへの返信できますできます
動画情報や公開設定の編集できますできます

再生リストの扱いも分かれています。公式ヘルプの対応表では、再生リストの作成はPC版とアプリ版の両方で可能ですが、再生リストの管理はYouTube本体のみが対象とされています。並び順の変更や削除を行う場合は、Studioではなく通常のYouTubeから操作してください。

運用の分担は、この差で決めてください。投稿と設定はPCの担当者、コメント返信はアプリを入れた担当者という形にすると、移動中でも対応が回ります。アプリで操作が見つからない場合は、機能がない可能性を先に疑ってください。

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企業アカウントでは、誰にどの権限を渡しますか?

結論:7つの役割から選びます。外注先には「編集者(制限付き)」が無難です。

権限を分ければ、ログイン情報を渡さずに任せられます 所有者 チャンネルの削除まで、すべての操作ができます ただし、他のユーザーに所有者の役割を譲渡することはできません 管理者 権限の管理と、ほぼすべての操作ができます チャンネルの削除だけができません。社内の責任者に向く役割です 編集者 アップロードと公開ができます 公開済みコンテンツの削除と、権限の管理はできません 編集者(制限付き) 編集者と同じ操作ができます 収益データにはアクセスできません。外注先に渡しやすい役割です 字幕編集者 対象の動画で字幕を追加・編集・公開・削除できます 字幕以外の編集とアップロードはできません 閲覧者 すべての詳細情報を閲覧できます(編集は不可) 収益データの表示とアナリティクスグループの作成ができます 閲覧者(制限付き) 閲覧のみで、収益データは見られません レポートを見せたい関係者に向く役割です

図:YouTubeチャンネルの権限7役割とできること

公式ヘルプには、権限を分ける利点として「パスワードなどの機密性の高いログイン情報を共有するより安全です」と記載されています。制作会社や運用代行に依頼する場合も、アカウントの共有は不要です。

役割ごとの差で押さえるべき点が3つあります。1つ目は、所有者について「他のユーザーに所有者の役割を譲渡することはできません」と明記されていることです。2つ目は、編集者が「チャンネルまたは公開済みコンテンツの削除はできません」「権限の管理はできません」とされていることです。3つ目は、編集者(制限付き)と閲覧者(制限付き)が収益データにアクセスできない点です。

渡す相手向いている役割理由
社内の責任者管理者権限の管理ができます
社内の投稿担当者編集者公開済み動画を消せません
制作会社・運用代行編集者(制限付き)収益データを見せずに任せられます
翻訳・字幕の担当字幕編集者字幕以外を触れません
上司や他部署閲覧者数字を見るだけで足ります
社外の関係者閲覧者(制限付き)収益を伏せて共有できます

所有者を誰にするかは、開設時に決める必要があります。ブランドアカウントで開設し、所有者を組織として扱える状態にしておくと、担当者の異動や退職に耐えられます。開設方法はYouTube企業アカウントの作り方と運用設計|ブランドアカウントで開設すべき理由で解説しています。

なお公式ヘルプには、チャンネルの権限がYouTube Music、YouTube Kidsアプリ、YouTube APIをサポートしておらず、これらには所有者の役割だけがアクセスできると記載されています。外部ツールとの連携を予定している場合は、この制約を踏まえて体制を組んでください。

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「子ども向け」の設定を間違えると、何が起きますか?

結論:コメントや終了画面が使えなくなります。企業チャンネルでは導線が成り立ちません。

「子ども向け」にすると、企業運用の機能が止まります 使えなくなる機能(一部) ・コメント          ・通知ベル ・カードまたは終了画面    ・動画の透かし ・パーソナライズド広告    ・ホームでの自動再生 ・再生リストと「後で見る」への保存 ・チャンネルメンバーシップ → 終了画面もコメントも使えないため、導線設計が成り立ちません チャンネル単位で設定すると、既存の動画にも影響します 公式ヘルプには「この設定は、既存の動画にも、今後制作する動画にも影響します」 と明記されています。各動画の設定はチャンネルの設定に優先します。 企業チャンネルで最初に確認する設定です 設定>チャンネル>詳細設定>視聴者で、現在の状態を見てください 法令遵守が前提の設定であり、集客のために偽って設定してはいけません

図:「子ども向け」設定で使えなくなる機能と影響範囲

YouTube公式ヘルプでは、視聴者の設定は法令遵守のために義務付けられていると説明されています。児童オンラインプライバシー保護法(COPPA)などへの対応であり、所在地にかかわらず動画が子ども向けかどうかを申告する必要があるとされています。

子ども向けに設定すると、ホームでの自動再生、カードまたは終了画面、動画の透かし、チャンネルメンバーシップ、コメント、通知ベル、パーソナライズド広告、再生リストと「後で見る」への保存などが利用できなくなります。企業チャンネルで終了画面もコメントも使えない状態は、導線設計が成り立ちません。

さらに注意が必要なのが、チャンネル単位で設定した場合の影響範囲です。公式ヘルプには「この設定は、既存の動画にも、今後制作する動画にも影響します」と明記されています。過去に公開した動画の機能も止まります。

確認すること場所望ましい状態
チャンネルの視聴者設定設定>チャンネル>詳細設定実態に合った設定です
動画ごとの視聴者設定コンテンツ>各動画実態に合った設定です
「子ども向けに設定」の表示コンテンツの一覧意図しない表示がありません
終了画面とカードの動作各動画の編集画面設定できる状態です
コメント欄の表示公開後の動画ページ表示されています

YouTube側が機械学習で判定し、設定を修正する場合もあります。公式ヘルプには、エラーや不正使用を検出した場合にクリエイターによる視聴者設定をYouTubeが修正することがあり、その場合は自分で元に戻せないと記載されています。誤りだと思う場合は再審査を請求できますが、1つの動画につき1回だけです。

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アナリティクスはどの数字を見ますか?

結論:再生数ではなく、クリック率と視聴者維持率です。改善できる順に見ます。

指標何が分かるか低いときの対処
インプレッション数表示された回数です企画と投稿頻度を見直します
クリック率表示から視聴に進んだ割合ですサムネイルとタイトルを変えます
平均視聴時間どれだけ見られたかです冒頭と構成を見直します
視聴者維持率どこで離脱したかです離脱地点の内容を削ります
チャンネル登録の増減どの動画が登録につながったかです成功した型を増やします
トラフィックソース検索かおすすめかが分かります弱い経路の施策を足します

報告資料に載せる指標は、社内で固定してください。毎月違う指標で報告すると、良くなっているのか悪くなっているのかが判断できません。閲覧者の権限を上司に渡しておけば、同じ画面を直接見てもらう形にもできます。

見る順序を決めておくと、担当者が変わっても判断がぶれません。インプレッションが出ているのにクリック率が低いならサムネイルの問題、クリックされているのに維持率が低いなら中身の問題です。この切り分けができていないチャンネルでは、改善の打ち手が毎回変わります。

検索とおすすめの違いを踏まえた設計はYouTube SEO対策10項目。検索とおすすめの違いも解説にまとめています。

企業運用でよくある失敗は何ですか?

結論:所有者を個人アカウントにしたまま運用を続けることです。

失敗起きることやるべきこと
所有者が個人アカウントです退職時に引き継げません開設時に組織で持ちます
ログイン情報を共有します誰が何をしたか追えません権限を役割ごとに付与します
外注先に管理者を渡します権限を変更されかねません編集者(制限付き)にします
子ども向け設定を確認しませんコメントや終了画面が止まります設定画面で現状を見ます
アプリだけで運用しますアップロードができませんPC版と役割を分けます
再生数だけを報告します改善点が分かりませんクリック率と維持率を並べます

1番目は事故になります。担当者の個人アカウントが所有者のまま退職し、所有者の役割は譲渡できないため、実質的にチャンネルを動かせなくなった相談が複数あります。すでにこの状態であれば、退職前に権限の整理を済ませてください。

外注先の選定で確認すべき点はYouTube運用代行とは?費用相場と選び方で解説しています。

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運用の外注は、どんな企業に向いていますか?費用と成果の期間はどうなりますか?

結論:編集の手が足りない企業に向いています。制作は1本30,000円からです。

メニュー費用含まれるもの
ショート動画制作(ライト)1本30,000円企画・台本・編集
ショート動画制作(ベーシック)1本50,000円〜上記+撮影
ショート動画制作(プロ)1本100,000円〜上記+一眼撮影・アテレコ
コンサルティング(月1回)月200,000円方針設計・数字の読み解き
初期対応費100,000円/回権限整理・初期設定

チャンネル運用そのものを通しで任せる場合は、本数と撮影の有無で金額が変わります。長尺動画を含む運用は別途のお見積りになるため、本数と尺を決めてからご相談ください。

状況向いている進め方
編集できる人がいません制作から外注します
企画は社内で出せます編集だけを外に出します
数字の読み方が分かりませんコンサルティングで整えます
権限が整理されていません初期対応で見直します
月4本以上を続けたいです運用として任せます

成果の判断は3か月が目安です。YouTubeは投稿を積むほど検索とおすすめの両方から流入が入るため、1本目の数字では判断できません。

TaTapが全国の20〜49歳男女435名を対象に実施した「買う場面(CEP)とSNSの関係調査」では、SNSで見たときは今すぐ必要ないと思った商品を、後日その場面が訪れたときに思い出して購入した経験がある人は69.6%でした(SNSで商品情報を見かける336名ベース)。動画は後から見つけられる資産として働きます。

登録者を増やす手順はYouTube登録者の増やし方|企業向け4段階を参照してください。

よくある質問

Q1. YouTube Studioはどこから開けますか?

ブラウザで studio.youtube.com にアクセスします。チャンネルの権限を持つGoogleアカウントでログインすれば、権限の範囲内で操作できます。スマートフォンからはYouTube Studioアプリを使います。ログインできない場合は、そのチャンネルへの権限が付与されているかを確認してください。

Q2. アプリ版から動画をアップロードできますか?

できません。YouTube公式ヘルプの対応表では、動画やショート動画のアップロードはパソコンのYouTube StudioとYouTube本体が対象で、YouTube Studioアプリは対象外とされています。ライブ配信や非公開動画の共有も同様です。アプリはアナリティクスの確認とコメント返信に向いています。

Q3. 制作会社にはどの権限を渡せばよいですか?

編集者(制限付き)が無難です。編集者と同じ操作ができる一方、収益データにはアクセスできません。編集者は公開済みコンテンツの削除と権限の管理ができないため、想定外の変更も起きにくくなります。管理者を渡すと権限そのものを変更できるため、慎重に判断してください。

Q4. チャンネルの所有者を別の人に変更できますか?

権限機能では変更できません。公式ヘルプには、所有者について「他のユーザーに所有者の役割を譲渡することはできません」と記載されています。開設の時点で、組織として持てる形にしておくことが重要です。担当者の個人アカウントを所有者にすると、異動や退職で困ります。

Q5. 「子ども向け」に設定すると何ができなくなりますか?

コメント、通知ベル、カードまたは終了画面、動画の透かし、チャンネルメンバーシップ、パーソナライズド広告、再生リストへの保存などが利用できなくなります。チャンネル単位で設定した場合は既存の動画にも影響します。法令遵守のための設定であり、実態に合わせて正しく指定してください。

Q6. 権限の招待に期限はありますか?

あります。公式ヘルプには「送信された招待状は 30 日後に有効期限が切れます」と記載されています。招待したのに相手が入れない場合は、期限切れの可能性があります。その場合は再度招待してください。なお権限を持つユーザーの名前とメールアドレスを確認できるのは、管理者と所有者だけです。

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最終更新:2026年9月25日/執筆:株式会社TaTap 編集部(監修:代表取締役 富田竜介)

記事監修
富田竜介 プロフィール写真
富田 竜介 Ryusuke Tomita
株式会社TaTap 代表取締役|SNSマーケティングコンサルタント

Instagram・TikTok・X(旧Twitter)・YouTubeを中心に、企業のSNS運用設計・コンテンツ制作・改善まで一気通貫で支援。累計300社以上の支援実績をもとに、業種・予算規模を問わず再現できる運用モデルを体系化している。
現場の一次情報にもとづいた実践的なノウハウを強みとし、自社メディア「SOCIAL TALK」ではSNSトレンドの解説や運用事例を継続発信中。

富田竜介 著書

支援企業の成功事例

指名検索と情報の蓄積で成果を出したTaTapの支援事例を紹介します。自社の課題に近いケースを参考にしてください。

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