TikTok広告の費用【2026】最低予算と6ステップ

TikTok広告の費用【2026】最低予算と6ステップ

読了目安:約

TikTok広告の費用の下限は、公式ドキュメント上ではキャンペーン50米ドル以上・広告セット20米ドル以上と定められています。ただしこれは米ドル建ての基準値です。日本円建てのアカウントでは、管理画面に円建ての下限額が表示され、その金額が実際の適用値になります。株式会社TaTap(SNSマーケティング支援会社)が、公式ヘルプにもとづいて費用の構造・広告の種類・出し方の手順を整理します。

TikTok広告とは、TikTok広告マネージャーからキャンペーン・広告セット・広告の3階層で設定して配信する運用型の広告です。費用は媒体に支払う広告費と、制作費・運用費の3層に分かれます。まず決めるべきは、日予算と通算予算のどちらで始めるかです。

この記事の要点

  • 公式ドキュメント上の最低予算は、キャンペーン50米ドル・広告セット20米ドルです。
  • 円建ての下限額は公開されておらず、管理画面の表示が実際の適用値です。
  • 配信を開始すると、日予算と通算予算の切り替えはできません。
  • Spark Adsで得た反応は、オーガニック投稿に帰属します。
  • TaTapのショート動画制作は1本3万円からです。

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TikTok広告の費用はいくらからですか?

結論:TikTokの公式ヘルプが明示している最低予算は、日予算の場合キャンペーンレベルで50米ドル以上、広告セットレベルで20米ドル以上です。ただしこの金額は米ドル建ての基準値であり、日本円建てのアカウントに適用される円建ての下限額は、公式ドキュメントには公開されていません。実際の下限は管理画面の表示で確認します。

公式に定められている最低予算をまとめます。

予算タイプキャンペーンレベル広告セットレベル
日予算50米ドル以上20米ドル以上
通算予算50米ドル以上20米ドル × 予定日数
31日間の通算予算の例50米ドル以上620米ドル以上

表の金額は、TikTokが公式ヘルプで公開している米ドル建ての基準値です。円建てのアカウントで実際に適用される下限額については、次の章で説明します。

TikTokは、最低予算を守るだけでなく、キャンペーン予算が広告セット予算を下回らないようにすることも注意点として挙げています。設定の不整合は配信の問題につながります。

広告費のほかに、動画の制作費と運用の人件費がかかります。TikTok広告の費用は、この3層で考えてください。

費用の層支払先目安
広告費(媒体費)TikTok管理画面に表示される下限額以上
制作費制作会社または社内動画1本3万円〜(TaTapの場合)
運用費代理店または社内体制によって変わる
TikTok広告の最低予算 TikTok公式が定めている最低予算 日予算を選んだ場合 キャンペーンレベル 50米ドル以上 広告セットレベル 20米ドル以上 通算予算を選んだ場合 キャンペーンレベル 50米ドル以上 広告セットレベル 20米ドル × 予定日数 31日なら620米ドル以上 これは米ドル建ての基準値です 円建てアカウントの実際の下限は、管理画面の表示が正になります TikTok広告マネージャー ヘルプ(2026年7月更新)の記載にもとづきます

図:TikTok広告の最低予算

日本円のアカウントでは最低予算はいくらになりますか?

結論:円建ての下限額は、TikTokの公式ドキュメントには公開されていません。実際のアカウントでは、広告マネージャーの管理画面が円建ての下限額を表示し、その金額が適用されます。出稿前に必ず管理画面の表示を確認してください。

公式ドキュメントと実際のアカウントの関係を整理します。

情報源示されている金額扱い方
公式ヘルプ(公開ドキュメント)米ドル建ての基準値のみ構造と考え方の基準にする
広告マネージャーの管理画面アカウント通貨建ての下限額実際の適用値。これが正
解説サイトの円建ての数値出典が公式に存在しないそのまま鵜呑みにしない

2行目が実務上の正解です。アカウントの通貨を日本円にしている場合、予算の入力欄には円建ての下限が表示され、下回る金額は設定できません。この円建ての下限は為替レートの日次換算ではなく、あらかじめ設定されたしきい値で運用されているため、その日の為替で50米ドルを換算した金額とは一致しない場合があります。

3行目にも注意してください。ウェブ上には円建ての最低予算を断定する解説が多くありますが、TikTokの公開ドキュメントにその金額の記載はありません。金額が変更されても外部の解説には反映されないため、判断の根拠は自社アカウントの管理画面に置いてください。

予算計画を立てる段階では、米ドル建ての基準値(キャンペーン50米ドル・広告セット20米ドル×日数)を概算に使い、出稿の直前に管理画面の表示額で確定させる進め方が現実的です。

日予算と通算予算はどちらを選べばいいですか?

結論:まず日予算で始めてください。TikTokも公式ヘルプで、通算予算を決める前に日予算から開始してパフォーマンスを監視することを推奨しています。配信を開始すると予算タイプの切り替えはできません。

2つの予算タイプの違いを整理します。

比較項目日予算通算予算
意味1日あたりの平均支出額期間中の合計支出額
向いている場面継続的なキャンペーン期間が固定されたキャンペーン
具体例常時の集客・獲得新商品の発売・イベント
日々の調整しやすい配分は自動で調整される
最低額(広告セット・公式基準値)20米ドル20米ドル × 予定日数
配信後の変更金額は変更できる金額は変更できる

最終行に注意してください。金額の変更はできますが、日予算から通算予算への切り替えはできません。最初の選択を間違えると、キャンペーンを作り直すことになります。

予算を増額するときにも制約があります。TikTokは、キャンペーンが学習期間中の場合は1回の調整で40%を上限に、学習期間を終えている場合は30%を上限に増額を抑えることを推奨しています。あわせて、2日以内に頻繁な調整を行わないよう案内しています。

TikTokは、増額幅の推奨についてCPAの安定とアルゴリズムの最適化を助けるためだと説明しています。予算を一気に倍にする運用は、成果を不安定にします。

TikTok広告にはどんな種類がありますか?

結論:配信の形式としてIn-Feed広告があり、その中でオーガニック投稿を使うSpark Adsと、広告専用の動画を使う通常のIn-Feed広告に分かれます。広告のフォーマットは、シングル動画・カルーセル・コレクション広告から選びます。

種類の整理です。

分類内容選ぶ場面
In-Feed広告(オークション)入札で配信量が決まる通常の運用型配信
In-Feed広告(予約型)リーチと頻度を確保する期間と到達量を固定したい
Spark Adsオーガニック投稿を広告化アカウントも育てたい
通常のIn-Feed広告広告専用の動画を使う投稿にしたくない内容
シングル動画動画1本の形式基本の形式
カルーセル複数枚を並べる形式複数商品を見せる
コレクション広告商品一覧を組み合わせるECの回遊を作る

3行目と4行目の選択が、成果を大きく左右します。広告マネージャーでは「アイデンティティ」の切り替えで、Spark Adsにするか通常の広告にするかを選びます。

Spark Adsは何が違うのですか?

結論:獲得した反応がオーガニック投稿に残ります。TikTokは公式ヘルプで、Spark Adsのプロモーションで得たすべての動画視聴数・コメント・シェア・いいね・フォローの数がオーガニック投稿に帰属すると明記しています。広告費でアカウントを育てられる形式です。

通常のIn-Feed広告との違いを整理します。

比較項目Spark Ads通常のIn-Feed広告
使う動画オーガニック投稿広告専用の動画
視聴数の帰属オーガニック投稿に加算広告の実績のみ
いいね・コメントオーガニック投稿に残る広告の実績のみ
フォローアカウントに残る導線次第
配信停止後投稿と反応が残る実績は残らない
制作の前提投稿として成立する必要がある広告として作れる

5行目が実務上の分岐点です。通常の広告は配信を止めた時点で露出が消えますが、Spark Adsは投稿と反応がアカウントに残ります。同じ広告費でも、資産として残る量が変わります。

ここから導かれる結論は1つです。TikTokでは、オーガニック運用と広告配信を分けて設計する意味が薄くなります。投稿を企画する段階から、広告に転用する前提で作ってください。

6行目は制約でもあります。Spark Adsに使うには、その動画が投稿として成立している必要があります。広告としてだけ成立する内容は、通常のIn-Feed広告で配信することになります。

Spark Adsは反応がオーガニック投稿に残る 同じ広告費でも、残るものが違います 通常のIn-Feed広告 広告専用の動画を配信 視聴・いいね・コメントは 広告の実績として計上 配信を止めると残らない Spark Ads オーガニック投稿を広告化 視聴・コメント・シェア・ いいね・フォローが オーガニック投稿に帰属 Spark Adsは、広告費でアカウントを育てられます TikTokが公式に、獲得した反応はオーガニック投稿に帰属すると明記しています だから運用と広告を分けて発注する意味が薄くなります 投稿の企画段階から、広告転用を前提に設計してください TikTok広告マネージャー ヘルプ「Spark Adsについて」の記載にもとづきます

図:Spark Adsは反応がオーガニック投稿に残る

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TikTok広告の出し方の手順は?

結論:TikTok for Businessでアカウントを作り、キャンペーン・広告セット・広告の3階層を順に設定します。予算はキャンペーンと広告セットの両方で設定し、配信開始後は予算タイプを変更できません。

設定の手順は6ステップです。

  1. TikTok for Businessでアカウントを作成し、支払い方法を登録します
  2. キャンペーンを作り、目的と予算タイプを決めます
  3. 広告セットを作り、配信先・期間・入札を決めます
  4. 広告を作り、シングル動画・カルーセル・コレクションから形式を選びます
  5. Spark Adsにするかどうかを切り替えます
  6. 審査を経て配信を開始します

2番目で予算タイプを決める時点が、最も後戻りしにくいポイントです。迷ったら日予算を選んでください。

3番目の広告セットは、キャンペーンの中に複数作れます。配信先や訴求を分けて比較したい場合は、広告セット単位で分けます。ただし、それぞれに最低予算がかかることを忘れないでください。

広告セットが割り当てられた予算に達すると、配信は自動的に停止します。再開するには予算を増やすか、スケジュールを延長する必要があります。

TikTok広告の出し方6ステップ この順番で設定します。3階層の構造です 1 TikTok for Businessでアカウントを作成する 支払い方法と請求先を登録します 2 キャンペーンを作る(1階層目) 目的と予算タイプを決めます。日予算なら50米ドル以上 3 広告セットを作る(2階層目) 配信先・期間・入札を決めます。日予算なら20米ドル以上 4 広告を作る(3階層目) シングル動画・カルーセル・コレクションから形式を選びます 5 Spark Adsにするかを決める オーガニック投稿を使う場合はここで切り替えます 6 配信開始後は予算タイプを変えられません 日予算と通算予算の切り替えは、配信後にはできません まず日予算で始めて、様子を見てから通算予算を検討してください

図:TikTok広告の出し方6ステップ

制作と運用にかかる費用はいくらですか?

結論:広告費とは別に、動画の制作費がかかります。TaTapのショート動画の単発制作は1本3万円からです(税別・2026年8月時点)。継続的な運用まで含める場合は、ショート動画運用が月30万円になります。

制作と運用に関する費用をまとめます。金額はすべて税別・2026年8月時点です。

メニュー費用含まれるもの
ショート動画の単発制作(ライト)3万円/本既存素材を活用・企画・台本
ショート動画の単発制作(ベーシック)5万円〜/本スマホ・小型カメラでの撮影
ショート動画の単発制作(プロ)10万円〜/本一眼での撮影
Creative Studio(撮影)6万円〜素材撮影のパッケージ
ショート動画運用月30万円(月6本)企画・撮影・編集・投稿
SNS売上グロースパック月25万円+広告費の20%運用・UGC施策・広告運用を含む
コンサルティング月20万円(初回限定・月1回)配信設計と改善の助言

株式会社TaTapのコンサルティングの料金は、初回限定で月1回20万円です(税別・2026年8月時点)。6行目のパッケージには広告運用が含まれ、広告費は実費に加えて運用手数料20%が別途かかります。3か月からの契約で、初期設計費用は無償です。

Spark Adsを前提にするなら、投稿用の動画をそのまま広告に使えます。広告専用のクリエイティブを別で作る必要がなくなるため、制作費を抑えられます。

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TikTok広告が向いていないのはどんな場合ですか?

結論:検討期間が長い高単価の商材、動画で見せる要素がない商材、月の広告予算が最低予算に届かない場合には向きません。最低予算を満たすためだけに配信すると、学習が進まないまま費用だけがかかります。

出稿すべき場合と、慎重に判断すべき場合を条件で示します。

出稿したほうがよい慎重に判断すべき
動画で見せられる要素がある見た目に差が出ない商材
単価が数千円〜数万円である単価が数百万円以上である
その場で判断できる商材検討期間が半年を超える
最低予算を継続して確保できる1か月だけ試したい
動画を継続して用意できるクリエイティブが1本しかない
オーガニック投稿も運用しているアカウントを持っていない

右列の4行目は判断を誤りやすい項目です。1か月だけの出稿では、学習期間を終える前に配信が終わります。テストするなら、最低でも3か月分の予算を確保してから始めてください。

右列の6行目も重要です。アカウントがない状態ではSpark Adsを使えず、広告費が資産として残りません。オーガニック投稿を先に始めるほうが、結果的に費用対効果は高くなります。

まとめ:TikTok広告の費用と出し方

TikTok広告は、公式が定めた最低予算と3階層の構造を理解すれば設定できます。着手順に整理します。

  • 公式ドキュメント上の最低予算は、キャンペーン50米ドル・広告セット20米ドルです。
  • 円建ての下限額は公開されておらず、管理画面の表示が実際の適用値です。
  • まず日予算で始めます。配信後に予算タイプは切り替えられません。
  • キャンペーン予算が広告セット予算を下回らないようにします。
  • 増額は学習期間中で40%、終了後は30%を上限にします。
  • Spark Adsで得た反応は、オーガニック投稿に帰属します。
  • 投稿は企画段階から、広告転用を前提に作ります。
  • テストするなら、最低3か月分の予算を確保してから始めます。

6行目と7行目が、TikTok広告で最も費用対効果を左右する判断です。広告と運用を分けて考えると、広告費が資産として残りません。

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TikTok広告の費用に関するよくある質問

Q1. TikTok広告は最低いくらから出せますか?

公式ヘルプが公開している基準値は、日予算でキャンペーン50米ドル以上・広告セット20米ドル以上です。ただしこれは米ドル建ての基準で、日本円建てのアカウントでは管理画面に円建ての下限額が表示され、その金額が適用されます。円建ての下限は公式ドキュメントに公開されていないため、出稿前に管理画面で確認してください。

Q2. 日予算と通算予算はどちらを選ぶべきですか?

まず日予算から始めてください。TikTokも公式ヘルプで、通算予算を決める前に日予算でパフォーマンスを監視することを推奨しています。配信を開始すると予算タイプの切り替えはできないため、迷った場合は日予算を選ぶほうが安全です。

Q3. Spark Adsと通常の広告はどちらがいいですか?

オーガニック投稿として成立する動画があるならSpark Adsです。TikTokは、Spark Adsで得た動画視聴数・コメント・シェア・いいね・フォローがオーガニック投稿に帰属すると明記しています。配信を止めても投稿と反応がアカウントに残ります。

Q4. 予算はどのくらいのペースで増やせますか?

TikTokは、キャンペーンが学習期間中なら1回の調整で40%まで、学習期間を終えているなら30%までの増額を推奨しています。あわせて2日以内の頻繁な調整を避けるよう案内しています。CPAの安定とアルゴリズムの最適化を助けるための推奨です。

Q5. 動画は何本用意すればいいですか?

1本では足りません。広告セットを分けて比較するには複数の動画が必要になり、配信を続けると同じ動画への反応は落ちていきます。オーガニック投稿を継続してSpark Adsに転用する形にすると、広告専用の制作を増やさずに本数を確保できます。

Q6. TaTapに依頼した場合の費用と進め方を教えてください。

ショート動画の単発制作は1本3万円から、継続的な運用まで含めるショート動画運用は月30万円(月6本)です。運用・UGC施策・広告運用を含むSNS売上グロースパックは月25万円に広告費の20%が加わります。まず投稿と広告の設計をそろえるところから始めます。

最終更新:2026年8月15日/執筆:株式会社TaTap 編集部(監修:代表取締役 富田竜介)

本記事の最低予算と仕様に関する記述は、2026年8月時点のTikTok広告マネージャー公式ヘルプの記載にもとづきます。公式ヘルプの最低予算は米ドル建てで示されており、円建てのアカウントに適用される下限額は管理画面の表示が正になります。仕様は更新されるため、出稿前にTikTok広告マネージャー ヘルプ「広告予算について」および「Spark Adsについて」で最新の内容をご確認ください。

記事監修
富田竜介 プロフィール写真
富田 竜介 Ryusuke Tomita
株式会社TaTap 代表取締役|SNSマーケティングコンサルタント

Instagram・TikTok・X(旧Twitter)・YouTubeを中心に、企業のSNS運用設計・コンテンツ制作・改善まで一気通貫で支援。累計300社以上の支援実績をもとに、業種・予算規模を問わず再現できる運用モデルを体系化している。
現場の一次情報にもとづいた実践的なノウハウを強みとし、自社メディア「SOCIAL TALK」ではSNSトレンドの解説や運用事例を継続発信中。

富田竜介 著書

支援企業の成功事例

指名検索と情報の蓄積で成果を出したTaTapの支援事例を紹介します。自社の課題に近いケースを参考にしてください。

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