「SNSなしでは戦えない時代」に突入! 採用活動にSNSを活用すべき理由

- 若手求職者の情報収集源はSNS中心に変化
- SNSは職場の空気感やリアルを伝える手段
- SNS経由の応募者は志望度・定着率が高い
- 採用後のギャップ低減や社員のエンゲージメントにも効果
- 中小企業こそSNS活用が差別化になる
読了目安:約分
かつては、求人サイトに情報を掲載すれば自然と応募が集まり、採用活動が進んでいく時代がありました。しかし今、多くの企業が「人が集まらない」「ミスマッチが多い」といった課題に直面しています。
背景にあるのは、求職者側の“情報収集の仕方”の大きな変化。特に若手層では、InstagramやTikTok、YouTubeといったSNSが、企業を知るための重要な情報源となりつつあるのです。
ここでは、なぜいまSNSが採用活動に欠かせない存在となっているのか。その理由と実践的な活用方法、さらによくある不安への対処法まで、わかりやすく整理してお届けします。
採用 SNS運用|採用の世界で起きている、大きな変化

近年、採用市場では大きなパラダイムシフト(それまで当たり前とされていた考え方や価値観が、劇的に変化すること)が起きています。
それは、「本当に人材が足りない」という現実です。従来のように求人サイトや採用ページに掲載しておけば自然と応募が集まる、といった時代ではなくなりました。
エージェントを使っても思うように採用できない、そんな企業様も増えているのではないでしょうか。
この背景には、特に若手求職者の“情報収集の方法”が大きく変化してきたことがあります。新卒や第二新卒といった20代の層では、企業の情報収集にSNSを活用するのが当たり前になってきているのです。
採用 SNS運用|求職者の6割以上がSNSで企業を調べている

実際に、リクルートワークス研究所の調査によると、新卒の約65%が「企業情報をSNSで調べる」と回答しています。つまり、Instagram、TikTok、YouTubeといったSNSが、今や就職活動における主要な情報源となっているということです。
求人票を見ただけでは、その企業が自分に合っているのかどうかまではわかりません。だからこそ、「どんな人が働いているのか」「職場の雰囲気はどうか」など、もう少しカジュアルに情報を得たいというニーズが高まっているのです。
採用 SNS運用|求人広告では伝えきれない“空気感”をSNSで

SNSが採用活動に有効な理由は、とてもシンプルです。
それは、求人広告や採用サイトでは伝えきれない“職場の空気感”を伝えることができるからです。
たとえば…
- 働いている先輩社員のインタビュー
- オフィスの日常風景
- 社内イベントの様子
- 教育制度や研修の雰囲気
- 実際のプロジェクト紹介
こうしたコンテンツを、特にショート動画で発信することで、職場のリアルな姿がぐっと伝わりやすくなります。
採用 SNS運用|実際にSNSで採用成功している企業も多数

大手企業でもSNSを活用して採用に成功している事例が増えてきています。たとえば、ニトリやANAなどは、InstagramやTikTokを通じて企業の魅力を発信し、認知や応募につなげています。
また、弊社TaTapでも、数多くの中小企業様のSNS活用をご支援してきましたが、「SNSをやってよかった」と実感されるケースがとても多いです。
採用 SNS運用|採用だけでなく、その後にも効果がある

SNSの活用は、実は「採用」だけにとどまりません。
- 内定辞退の防止
- 入社後のギャップ低減
- 自社ブランドの向上
- 既存社員のエンゲージメント向上
このように、SNSでの発信は、企業理解を深める“CRM的な役割”も果たしてくれます。自分がSNSに登場することを嬉しく思う社員の方も多く、社内文化の形成や定着にもつながるのです。
採用 SNS運用|SNS経由の応募者は志望度が高い

求人広告で集まる応募者は確かに多いかもしれません。しかしその一方で、ミスマッチが起きやすいという課題もあります。
対して、SNSを通じて企業を知り、共感して応募してくれた方は、企業理解度や志望度が高く、内定承諾率や定着率も上がる傾向にあります。
採用 SNS運用|コストパフォーマンスでもSNSは優秀

エージェント経由で人材を採用する場合、年収500万円の人材であれば、紹介料として約150万円ほどかかるケースもあります。
それに対して、SNS運用に月30〜40万円をかけて継続的に発信していく方が、中長期的には採用コストを抑えられる可能性が高いのです。
社内で担当者を置くも良し、我々のようなSNS支援会社に依頼するも良し。どちらにしても、SNSで採用に取り組むこと自体が、今の時代には非常に合理的な手段になりつつあります。
採用 SNS運用|採用×SNSは、媒体によって役割が異なる

採用におけるSNSの活用では、各SNSごとの特性を活かすことが大切です。
- Instagram →日常の風景や社内文化の発信に最適。共感や親近感を生みやすい。
- TikTok →ショート動画で職場の雰囲気をテンポよく伝える。若年層への認知に強い。
- YouTube →長尺で会社を深掘り。理念やカルチャーをしっかり伝えるのに適している。
特にInstagramとTikTokは、今や採用における“主戦場”とも言える媒体になっています。
採用 SNS運用|実は誤解が多いSNSをやらない理由

一方で、SNS採用をためらう企業もまだまだ多く存在します。その理由として、よく聞くのが以下の3つです。
「うちは中小企業だから意味がない」
むしろ中小企業こそ、社風や人柄をSNSで可視化することが他との差別化につながります。大手にはできない“人の温度感”を伝えられるのがSNSの強みです。
「炎上が怖い」
確かにリスクはゼロではありませんが、あらかじめガイドラインを作成し、運用体制を整えることで炎上リスクは最小限に抑えられます。
「ネタがない」
そんなことはありません。仕事中のちょっとした風景や、みんなでランチに行った様子、オフィスの紹介など、求職者が“自分ごと化”できる内容を届けることが大切です。バズを狙う必要はありません。
採用 SNS運用|求職者は「リアル」を求めている

SNS時代の採用は「売り手市場」ではなく「共感市場」です。求職者は、リアルな職場を見たいのです。堅苦しい採用サイトではなく、ラフで人間味のあるSNS発信を通して、「ここで働きたい」と感じてもらえることが大切です。
SNSは“中間接着剤”です
SNSは、いわば求職者と企業の間をつなぐ「中間接着剤のような存在」です。知ってもらい、興味を持ってもらい、志望度を高めていく。そのプロセスにおいて、SNSは非常に強力なチャネルになります。
もはや、「やった方がいい」ではなく、「なければ戦えない」時代に入ったと言えるでしょう。
採用 SNS運用|SNS採用、はじめてみませんか?
TaTapでは、SNSを活用した採用支援を行っています。
「何から始めていいかわからない」「中の人がいない」「ネタがない」といったお悩みにも、丁寧に寄り添いながらご支援いたします。
ご興味のある方は、ぜひお気軽にご相談ください。

このほかにも、役立つナレッジを多数ご用意しておりますので、ご興味がありましたらぜひご一読ください。
また、弊社代表・富田竜介の書籍『99%の経営者は知らない 中小企業のための正しいSNSマーケティング』(幻冬舎)もご好評をいただいております。あわせてご覧いただけますと幸いです。
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