Instagramパートナーシップ広告大全|「企業発信」よりも「生活者目線」で信頼を勝ち取る、新時代のInstagram広告

- パートナーシップ広告は第三者アカウントから配信する広告
- インフルエンサーや一般ユーザーの投稿を広告化
- ブランド広告+パートナーシップ広告で効果が飛躍的に上がる
- 中小企業でも売上直結の成功事例多数
- ミドルファネル〜購買フェーズで特に効果大
読了目安:約分
Instagram広告において、いま最も注目されている手法のひとつが「パートナーシップ広告」です。企業自身が広告を出すのではなく、インフルエンサーや一般ユーザーなど“第三者”の投稿を広告として活用することで、生活者の視点に近い発信が可能になります。従来のブランド広告よりも高いエンゲージメントや購買効果が期待できるとして、大手から中小企業まで幅広く成果を上げている事例も増加中。今回は、パートナーシップ広告の仕組みやメリット、具体的な活用事例、適したファネル段階についてわかりやすく解説していきます。
Instagram パートナーシップ広告|今、Instagramで最も注目されている広告手法とは?

Instagramで今、とても注目されている広告手法をご存じですか?
それが「パートナーシップ広告」です。最近では「ずっと熱い!」とも言われており、特にMeta社のInstagram広告をすでに活用している企業さまにとっては、マストで取り入れるべき広告手法になってきています。
とはいえ、以前は「ブランドタイアップ広告」と呼ばれていたものなので、「パートナーシップ広告って結局、何のこと?」と混乱されている方も少なくないかもしれません。
Instagram パートナーシップ広告|パートナーシップ広告とは?

企業のかわりに“第三者”が広告主になる時代
パートナーシップ広告をひとことで言うと、第三者配信の広告です。
つまり、企業自身のInstagramアカウントから広告を出すのではなく、インフルエンサーや一般ユーザーのアカウントから広告を出す形式になります。
この形式にすることで、見る側にとっても「生活者目線のリアルな発信」と感じられるため、エンゲージメントが得やすくなり、結果としてCTR(クリック率)やCVR(コンバージョン率)も高い傾向があります。
企業アカウントからの広告は、どうしても“広告感”が出てしまいがち。でも、パートナーシップ広告は、まるで知り合いや好きなインフルエンサーのおすすめ投稿を見ているかのように感じられるため、自然と興味を引きやすいのです。
Instagram パートナーシップ広告|資生堂の成功事例に学ぶ

第三者と組み合わせることでブランド広告の効果が11倍以上に!
実際にこのパートナーシップ広告を活用して、大きな成果を上げた事例として資生堂さんのケースがあります。こちらはMeta社が公表している事例です。
もともとInstagramでは、資生堂さんのブランド広告だけを出していました。ですが、そこにパートナーシップ広告を加えていくことで、ブランド広告単体のときと比較して効果が大きく向上したのです。
具体的には、
- ブランド広告+パートナーシップ広告の両方に接触したユーザーは、 ブランド広告単体に接触したユーザーの11.1倍も反応を示した
- SNS上での会話量(エンゲージメント)も3.8倍に増加
という結果が出ています。
この取り組みによって、その後の売上にもきちんと繋がっていったという非常に注目すべき成功事例です。
Instagram パートナーシップ広告|中小企業でも効果アリ!
EC企業での活用でも売上アップに直結
こうした成功事例は大手企業だけの話ではありません。
弊社が支援させていただいている中小規模のEC企業さまの中にも、このパートナーシップ広告を活用することで、売上に直結した成果を出されているケースが多数あります。
やはり、第三者の投稿を広告に使うというだけで売上が変わってくるというのは、今の消費者の購買行動からも読み取れます。
Instagram パートナーシップ広告|なぜ“第三者の声”が信頼されるのか?

ユーザーが「いちばん信じるのは、企業ではない」
ある調査では、
「商品の購入を迷っているとき、最も参考にするのは誰ですか?」という質問に対して、
- 1位:家族や友人(41%)
- 2位:販売員
- 3位:専門性のあるマイクロインフルエンサー
という結果が出ています。
つまり、企業が一方的に発信する内容よりも、身近な存在のリアルな声のほうが購買意欲に直結しやすい、ということです。
パートナーシップ広告は、まさにこの「一般の人の声を活かす」広告手法なので、今の時代の消費行動と非常にマッチしていると言えるでしょう。
Instagram パートナーシップ広告|ファネル別で見る広告の効き方

パートナーシップ広告は“ミドルファネル”に強い!
広告戦略には、「認知」「興味関心」「比較検討」「購買」といったファネルごとの段階があります。
それぞれのフェーズに対して、適切な広告手法を当てていくことが大切です。
Instagramのブランド広告は、どちらかというと**「認知拡大」や「初期の興味関心」**を高めるフェーズに向いています。
一方で、このパートナーシップ広告は、そこからさらに一歩進んで、
- 興味を持ったユーザーに比較検討してもらう
- 商品やブランドについて深く理解してもらう
- 購入の最終的な意思決定を後押しする
といった「ミドルファネルから購買にかけて」のフェーズで、非常に効果を発揮します。
Instagram パートナーシップ広告|「やらない理由がない」
ここまで、Instagramでのパートナーシップ広告について、仕組みや事例、活用効果について見てきました。
まとめると、この広告手法の魅力は次の3点に集約されます。
- 企業ではなく第三者視点の投稿で、信頼性・共感を得やすい
- 中小企業でも売上アップに直結しやすい
- 比較検討〜購買のフェーズで高い成果が出やすい
Instagram広告において、「ブランド広告だけ」では限界があることは、すでに多くの企業が感じ始めています。
だからこそ、生活者視点を取り入れたパートナーシップ広告が有効なのです。
まだ試されていない企業さまは、ぜひ一度トライしてみてください。
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