Instagramアルゴリズムに効く最善の方法は「シェア」 その重要性を徹底解説!

- Instagramでの成長には「シェア」が最重要である
- シェアされやすい投稿には5つのタイプがある
- 教育コンテンツは保存されやすいがシェアされにくい
- 投稿の冒頭のフックが視聴者の注意を引く鍵となる
- シェアを促すには理由と呼びかけを明確に伝えることが大切
- 投稿の長さやテンポにも工夫が必要である
読了目安:約分
近年、Instagramのアルゴリズムが大きく変わり、多くのユーザーがその変化に戸惑いを感じています。そのような中で、Instagramのアルゴリズムを攻略する最善の方法として「シェア」が注目されています。
Instagramの責任者であるアダム・モッセーリさんも「シェア(またはリーチあたりの送信数)」が成長に不可欠と認めており、実際の「シェア」は1人のユーザーがコンテンツを別のユーザーに渡すこと、つまり“人間的な繋がり”そのものを意味します。
Instagram アルゴリズム シェアの重要性|“シェア”とは?

シェアとは単なるデジタル行為ではなく、「誰かにこのコンテンツはあなたに合っているよ」と伝える強力なソーシャルコネクションです。例えば、あなたが動画や投稿を誰かに送れば、それはあなたがその価値を認識し共有した証拠であり、その時点で「正しい」ターゲット層に届く可能性が非常に高くなるというわけです。
また、アルゴリズムからの無限スクロールの推薦よりも、人から直接送られたコンテンツの方が視聴完了率が高く、アルゴリズム自体も「シェア」を重要指標として扱っています。実際、1つの「シェア」は、1つの「コメント」の約2倍、1つの「保存」の約3倍、1つの「いいね」の約10倍もの追加閲覧数をもたらすとされ、シェアは圧倒的に価値が高いエンゲージメントであることが明らかになっています。
Instagram アルゴリズム シェアの重要性|シェアされやすい5種類のコンテンツ

ここからは、実際にInstagramのフィード投稿(リール、写真、カルーセル)で作成できる「シェアされやすいコンテンツ」のタイプを5つ紹介し、それぞれ具体例も交えながら解説します。全てのタイプは「自分のニッチ(専門分野・対象層)に関連する」ことが必須です。
1. モチベーショナルコンテンツ
モチベーションやインスピレーションを与える投稿です。モチベーションは多くの人が継続的に必要とするテーマです。投稿例としては、力強い名言や日々の肯定的なメッセージ、聖書の言葉、励ましのフレーズなどが挙げられます。制作は非常にシンプルで、白背景に黒文字、あるいはその逆など、見やすく簡潔なデザインが効果的です。例として、心理療法士のアカウントの簡素なモチベ投稿や、制作者自身の「SNSで本当の自分を隠すのは時間の無駄」という投稿が紹介されています。モチベ系は視聴者の共感を呼びやすく、定期的に投稿できる強みがあります。
2. コール・トゥ・アームズ(行動喚起/コミュニティ連携系)コンテンツ
こちらは作成が難しい一方で、爆発的なバイラル化の可能性があります。大きなグループを巻き込む呼びかけで、社会問題の啓蒙や募金、ムーブメントの拡散などが対象です。ALSアイスバケットチャレンジがその代表例。ポイントは「友人をタグ付けしてチャレンジを回すこと」がシェア拡大のカギであり、投稿自体にも明確な「助けてほしい」という呼びかけを入れます。一年に一度でも取り組めば大きな影響を生み出せる可能性がある、貴重な投稿形態です。
3. リレータブル(共感できる/身近な)コンテンツ(特にユーモア)
リレータブルな投稿は日常的に最も多く作りやすいタイプです。特に「共感できる笑い」が効果的。自分の理想的なフォロワーの悩みや日常のあるある、業界の小ボケなど、具体的かつ詳細に表現すると共感度が非常に高まります。例として、映画「タイタニック」の名セリフで引用した投稿や、Instagramアルゴリズムの謎を掘り下げる面白い例がありました。特に「妻が私に送った投稿」から生まれたリアルな体験談は強い共感を呼び、シェアされる好例です。
4. コンテッショナル(論争的な)コンテンツ
最も危険ながらファンを作れる投稿タイプ。単に攻撃的になるのではなく、「みんなが言いたいけど言えないこと、反対意見」を表明することに価値があります。例えば「時間がないは嘘」「Instagramの神話を否定する」といったもの。この種の投稿は、自分の意見に賛同する人々が自ら選びフォローしてくれるため、強力な信者グループを形成します。攻撃的になる必要はなく、アイデアの違いをエレガントに示し、ニッチ内での差別化を図るのに最適です。
5. タイムリー(時事性やトレンドを取り入れた)コンテンツ
流行や話題のポップカルチャーを活用する投稿で、人気ドラマのシーズン最終回や大きなニュースをネタにします。通称「NAPs(ニッチ隣接ポスト)」で自分の専門分野と直接関係ないテーマも織り交ぜ、広範囲へのリーチを狙います。例えば、iPhoneの最新機能やFDAによる規制ニュース、当時人気だったテイラー・スウィフトのミームなど多彩な例があり、時事性が高いほど拡散しやすくなります。
Instagram アルゴリズム シェアの重要性|教育コンテンツは“シェアされにくい”

意外にも「教育的なヒントやノウハウ」はシェアされにくいジャンルとされています。図書館にある数多くの価値ある本が拡散されないのと同様、情報価値は高くてもシンプルな教育コンテンツは「保存」されることはあっても「シェア」されることは少ない傾向です。教育コンテンツはあくまでもファン育成や信頼獲得の役割を担うが、「爆発的に拡散する」ためにはシェアされやすいエンタメ性や感情的要素、関与しやすい要素が必要だ、という重要なポイントが強調されています。
Instagram アルゴリズム シェアの重要性|シェアされやすい投稿を作るための5つの重要なコツ

動画の最後には、シェアされやすい投稿を作成する上での具体的な5つのポイントも解説されています。
1. 「フック(興味を引く導入)」を徹底的に磨く
全ての投稿は「最初の数語・数秒」で視聴者の注意を引き付ける必要があります。シンプルな言葉(小学生レベルの単語)を使い、短く(5~8語が理想的)し、ネガティブワード(「しないで」「やめて」など)を適度に取り入れることで人間の本能的な注意を引きます。具体的な25のフック例も無料ガイドで紹介しています。
2. シェアを促す呼びかけとその理由を伝える
単に「シェアして!」だけでなく「なぜシェアしてほしいのか」を明確に伝えることが重要。例:「共感したらシェア」「学んだことがあればシェア」「応援したいならシェア」など、呼びかけと理由はターゲットや投稿の種類に応じて変えましょう。呼びかけは画面上かキャプションに明確に入れること。
3. 成功例は自分のニッチ外から学ぶ
自分の業界や同じジャンルのライバルの成功投稿に過度に頼らず、別ジャンルや全く違う分野のシェアされているコンテンツから着想を得るべき。実際に友人間で送受信されている楽しいコンテンツや話題性のある投稿がヒントになります。
4. 「ミニスカートルール」で投稿の長さを最適化する
動画やリールは「伝えたい内容をカバーできるのに、余計な長さはない」ことがベスト。つまり、必要な説明をしっかり行いながらも短く、冗長や繰り返しを排除した尺にすること。長すぎる動画は飽きを招き、短すぎると情報不足になります。
5. 「2秒ルール」で映像のテンポを保つ
動画編集の基本として「2秒ごとに画面に変化やカット、動きがある」ことが視聴維持に効果的。視聴者の注意力が短いため、このリズムを守ることで「飽きさせない動画作り」が可能です。
Instagram アルゴリズム シェアの重要性|まとめ

この動画では、Instagramの新しいアルゴリズムに惑わされず、効果的に成長するためには「シェアに特化したコンテンツ作り」が必要であると強調されました。シェアは純粋な拡散だけでなく、正しいターゲット層に届ける強力な手段です。
モチベーション投稿、行動呼びかけ投稿、共感系ユーモア投稿、論争的投稿、そして時事ネタ投稿の5種類の「シェアされやすいコンテンツ」をバランスよく組み合わせることが推奨されます。さらに、投稿のフックや長さ、テンポ、シェアを促す言葉の工夫が成功の鍵を握っています。
教育コンテンツは重要ですが、拡散力を重視するなら「シェアしたくなるエンタメ性や共感性」が不可欠であることも押さえておきましょう。
この知識を活かしてInstagramでの影響力を高め、ビジネスやブランドの成長に繋げてください。
SNSのことならTaTap

弊社TATAPはこれまでに、累計300アカウント・約600万フォロワーの拡大支援実績があります。
また、単なる運用代行ではなく、「成果から逆算した戦略設計」に強みを持つ戦略コンサル兼クリエイティブ制作会社として、多くの企業様の支援を行っております。
ワンストップ支援でSNS施策を加速させる
弊社では、SNS運用、インフルエンサーマーケティング、ギフティング、広告運用などをワンストップで支援できる体制が整っています。
SNSを活用した売上向上やブランディング、流入設計、ちょっとした疑問まで、もしご興味やお困りごとがございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

このほかにも、役立つナレッジを多数ご用意しておりますので、ご興味がありましたらぜひご覧ください。
また、弊社代表・富田竜介の書籍『99%の経営者は知らない 中小企業のための正しいSNSマーケティング』(幻冬舎)もご好評をいただいております。あわせてご覧いただけますと幸いです。
支援企業の成功事例
TaTapが支援した企業の成功事例をご紹介します。