とりあえず投稿は逆効果 良いコンテンツでインフルエンサーにも消費者にも選ばれる確率を高めよう!

- とりあえず投稿は逆効果、質重視が必須
- SNSは第2のホームページとして機能
- 良いコンテンツは信頼と選択確率を高める
- 投稿数より質が広告効果を左右する
- インフルエンサーと消費者双方に響く発信
- 生成AI時代は差別化とブランディングが決め手
読了目安:約分
近年、多くの企業がSNS運用に力を入れるようになりました。しかし「とりあえず投稿しなければならない」という考え方で発信を続けると、むしろブランド価値を損なう危険があります。なぜ良いコンテンツが重要なのか、そして「とりあえず投稿」がなぜ避けるべき行為なのか。その理由を整理し、質を重視したSNS運用の大切さについてお伝えします。
SNSマーケティング コンテンツ|とりあえず投稿は危険?SNS運用の落とし穴

企業のSNSアカウント運用は年々増加しています。その中でよく見られるのが「SNSはやらなければならないから、とりあえず投稿しておこう」という姿勢です。確かに、投稿しなければお客様に知っていただけないため、発信を続けること自体は重要です。

しかし、SNSの仕組みはここ数年で大きく変化しました。2年前であれば投稿数が重視され、InstagramやX(Twitter)は投稿量に比例して伸びやすい傾向がありました。 ところがTikTokの登場以降、アルゴリズムがコンテンツファーストへ移行し、質の低い投稿は商品力そのものを疑われる時代になったのです。
このため「とりあえず上げるだけ」の投稿は逆効果となり、ブランドの信頼性を損なう危険性が高まっています。
SNSマーケティング コンテンツ|毎日投稿が正解だった時代は終わった

かつては企業アカウントが少なく、SNS上の投稿数も十分ではなかったため、毎日投稿して存在感を示す戦略が有効でした。
しかし今では、参入企業数も投稿数も大幅に増加しています。その結果、質の低い投稿は埋もれるだけでなく、ブランド全体に悪印象を与える要因となってしまいました。
実際にアカウントを訪れたお客様やインフルエンサーが、質の低い投稿を目にすると「このブランドは魅力がない」と判断してしまうのです。
SNSマーケティング コンテンツ|CanvaやChatGPTの台頭と差別化の難しさ

近年ではCanvaやChatGPTといった生成AIツールの普及によって、誰もが簡単にSNS投稿を作れる時代になりました。
確かに便利ですが、こうしたツールで作った一見おしゃれな投稿が大量に並ぶだけでは、ブランドの世界観や差別化を表現できなくなっています。
だからこそ企業のSNS運用においては、単なる投稿数ではなく、ブランディングと分かりやすさを大切にする必要があります。
SNSマーケティング コンテンツ|1投稿=ブランドの顔として扱う重要性

企業アカウントのSNS投稿は、もはや第2のホームページとも言える存在です。
「1投稿=ブランドの顔」と捉え、ホームページを更新するような気持ちで丁寧に発信することが大切です。

例えば、Instagramでは世界観を意識した投稿が求められ、TikTokではエンタメ性が重視される傾向があります。しかし、高級ブランドがTikTokだからといってふざけた投稿をしてしまえば、ブランディングの毀損につながるのです。
つまり、「とりあえず投稿」はブランドを終わらせてしまうリスクを抱えています。
SNSマーケティング コンテンツ|良いコンテンツがもたらす効果

こそれでは、なぜ良いコンテンツが重要なのでしょうか。
第一に、ブランドの印象を統一できるため、信頼や安心につながる点が挙げられます。これにより、SNSアカウントの投稿は単なる情報発信ではなく、選ばれるブランドへとつながるブランディング手段になります。
この「選ばれる」対象には大きく2つあります。
- クリエイターやインフルエンサー フォロワー数1万人以上の方々から「紹介したいブランド」と思ってもらえることが重要です。自社で無理にバズを狙うよりも、第三者に自然と取り上げてもらえる流れを作ることが効果的です。
- 生活者・消費者 購入を検討する際にアカウントを訪れたお客様に、統一されたブランドイメージを与えることで「買いたい」と思わせることができます。
つまり、良いコンテンツはインフルエンサーからも消費者からも選ばれる確率を高めるのです。
質の高い投稿は数より強い
たとえ毎日Canvaで作った軽い投稿を続けても、アカウント全体の印象は良くなりません。
一方で、週に1回でも質の高い投稿を丁寧に作り込む方が、ブランド価値は確実に高まります。
これは生成AIの普及によって「誰でも量を担保できる」ようになったからこそ、質こそが差別化の要因になっているのです。
SNSマーケティング コンテンツ|良いクリエイティブがもたらす具体的な効果

良いコンテンツの効果はさらに広がります。
- シェア率の向上 軽く作られた投稿はシェアされにくいですが、写真や表現にこだわった投稿は「共有したい」と思ってもらえるため、自然に拡散が生まれます。
- エンゲージメントの向上 質の高い投稿ほど「いいね」「コメント」といった反応が増えます。これは単なる数値ではなく、ブランドへの好意的な関与として売上に直結しやすい効果を持ちます。
- UGCの発生 インフルエンサーや消費者が「このブランドを取り上げたい」と思うことで、口コミ投稿(UGC)が生まれ、広告効果も高まります。
さらに、広告を配信した際にも、半数近くのユーザーが企業アカウントを確認します。そこで質の高い投稿が並んでいれば、広告効果そのものを押し上げるのです。
SNSマーケティング コンテンツ|まとめ

ここまで見てきたように、SNS運用においては「とりあえず投稿」がいかに危険か、そして良いコンテンツがなぜ重要なのかが明らかになりました。
整理すると次の4点に集約されます。
- 売上直結は「欲しい」より「好き」 ブランド好意を高めるブランディングが重要です。
- 投稿数よりも質が評価される時代 SNSはすでに第2のホームページとして機能しています。
- クリエイター・消費者双方に選ばれるブランド作り 統一された世界観が選ばれる確率を高めます。
- クリエイティブの質が広告効果を左右する 投稿の出来が、そのまま広告の成果に直結します。
もし「なんとなく投稿していた」と感じる企業担当者の方がいれば、ぜひ質の向上にシフトする必要があります。
そして「質の高い投稿とは何か」「戦略はどう作るのか」と悩む方も多いでしょう。その際には教育や支援、代行サービスを活用する方法もあります。気になる方は、まずは弊社TaTapの無料相談を検討されてみてはいかがでしょうか。
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