2024.03.05

Webマーケティングで知っておきたい基礎用語集

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Pointこの記事でわかること

読了目安:約

目次

WebマーケティングやIT関連の仕事を始めてみようと思った際に、一番最初に立ちはだかる壁は、多すぎる専門用語ではないでしょうか?

「聞きなれないカタカナ語で覚えられない」「似たような言葉があって混乱する」等の苦手意識があると思います。今回はWebマーケティングでよく使われる用語4つと、その他に似たような意味の用語も合わせて解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

よく使用される用語と意味

まずは、Webマーケティングの仕事をする上で、重要とされる用語4つ

これらについて、解説していきます。

インプレッション

インプレッションとは、Web上で表示されたデジタル広告や記事コンテンツの回数を指します。

インプレッションという言葉は「印象」という意味であり、ファーストインプレッション(第一印象)のように使われます。

デジタル広告や記事コンテンツが消費者に見られたことで印象を与えた回数を表すため、デジタル広告の世界では、最も重要な数値指標ともいえます。

エンゲージメント

エンゲージメントとは、「ブランドとユーザーの親密さ・結びつき・絆・共感」のことです。

エンゲージメント指標とは、エンゲージメントが発生・上昇したことを数値で表すことができる指標です。例えば、SNSの効果測定でよく使用されており、主にユーザーの「いいね」や投稿の「シェア・コメント」などのアクションを指します。

コンバージョン

コンバージョンとは、Web上で達成された成果を意味します。

例えば、Webサイトの閲覧者が商品を購入することがコンバージョンとなったり、他にも、資料請求することがコンバージョンになったりと、各Webサイトの目的によって異なります。

フリークエンシー

フリークエンシーとは、1人の消費者が同じ広告を見た回数です。インプレッションとリーチ数(広告等の到達率、何人にその広告が見られたかを表す指標のこと)から計算することが出来ます。

フリークエンシーが高いということは、同じ人が同じ広告を何回も見ている、ということになります。同じ広告を何度も見る事により、印象付けられる利点はありますが、必ずしもその印象がポジティブなものだとは限らず、「何度も同じ広告ばかりでしつこい」とネガティブな印象を持たれてしまうリスクもあるため注意が必要です。

混同されやすい用語と違い

Webマーケティング用語の中でも、混同しやすい用語も多数存在します。

ここでは、間違えやすい用語と、その意味や違いを解説します。

ページビュー

ページビューとは、ページが閲覧された回数を指し、「PV」と表記されます。

インプレッションと混同されがちです。

例えば、1つのWebページに2つの広告が掲載されていれば、1回の閲覧で、PVは1回となりますが、インプレッションは2回ということになります。

主にメディアの運営者が重要視する指標となります。

リーチ数

リーチ数とは、その広告を見た人数のことです。

こちらもインプレッションと少し似ていますが、リーチ数はある人が広告が掲載されたWebページを見て、しばらくしてから同じページを見た場合、PVとインプレッションはそれぞれ2回とカウントされますが、リーチ数は同じ人が見ているので、1人となります。

従来のメディア広告では、広告を見てから購入と行動を取る前に時間差があったため、リーチ数が重要な数値であるとされてきましたが、デジタル広告では、広告を見てクリックするだけで購入などの行動に結びつきます。このため、広告が表示された回数=インプレッションが重要であると考えられるようになりました。

デモグラフィック

デモグラフィックとは、「Demographic」の英訳通り、「人口統計学」という意味です。

マーケティングにおいては、人口統計学に関する属性を表し、一般的に顧客を分析する際に使われます。

主に、顧客の年齢、性別、年収、学歴、宗教、職業といった様々な経済的データのことを指します。

また、同時によく使われる言葉で、「ジオグラフィック」と「サイコグラフィック」があり、

ジオグラフィックは、地理学統計属性である国籍、領域、居住地、地域、現在地などを指し、

サイコグラフィックは、心理学的属性である、ライフスタイル、性格、価値観、日々の習慣、生き方などのことを指します。

ビューアビリティ

ビューアビリティとは、「View」(見える)「Ability」(可能)を意味し、目的の広告が「広告を見せたい人に見えているかどうか」を指す用語です。

例えば、Webページに見てほしい広告を設置した際、ページを開いた時点で見える位置に広告が配置されている状態であれば、「ビューアブル」な状態、スクロールしないと見えない位置に配置されている時は、「ビューアブル」ではない状態といえます。

「アクティブビュー」とは意味的にはほぼ同じですが、若干用途が異なります。ビューアビリティはインプレッションの「量」を語るときに多く使われますが、アクティブビューは、ビューアブルな1つ1つの広告インプレッションを語る時に多く使われる表現となります。

ユニークユーザー

ユニークユーザーは、Webサイトに訪れたユーザー数のことを指します。

Webサイトに1人のユーザーが何度訪問したとしてもユニークユーザーは1とカウントされ、日別、週別、月別などで見ることができます。

注意点として、多くのWebサイトのアクセス解析ツールにおいて、ユニークユーザーはcookie(Web上のブラウザなどに保存される個々の情報のこと)単位となるため、同一ユーザーが別デバイスでWebサイトを訪問した場合、重複してカウントされることがあります。

まとめ

Webマーケティングで使用する用語は、英語をベースとした略語が多くあり、使いこなせるようになるまで時間がかかるかもしれません。

もちろんこれらの用語を完璧に覚えることは大切ではありますが、企業や業種によってはWebマーケティングの専門用語だけで話をされても理解できない場合があり、ただ用語を覚えて使うだけでは意味がありません。

ひとつひとつの用語の意味を理解し、「この数値を指標にしたら、どのような効果が生まれるか」「この手法を使えば、どんな成果に繋がるのか」など、Webマーケティングに活かしていきましょう。

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