SNS アカウント運用、外注だけじゃない!自社で回す「内製化」という選択肢 コスト、スピード、ノウハウ…全部手に入れたい企業のために

- コスト削減・スピード向上・ノウハウ蓄積を狙って企業がSNS内製化を進めている
- 属人化のリスクに注意し、仕組みやマニュアル整備が不可欠
- アカウント・広告・インフルエンサーを連携させることが成果の鍵
- 戦略設計からPDCA運用までのステップで社内体制を構築するのが重要
- 段階的な内製化も可能で、最初は外注から始める方法も推奨される
読了目安:約分
「SNS運用を内製化したいんです」。
最近、こんなご相談をいただく機会が増えています。SNSが企業のマーケティングにおいて重要な役割を果たすようになった今、外部に任せるだけでなく、自社で運用していきたいという企業が増えているのです。
でも、いざ始めようとすると「ノウハウがない」「人が足りない」「何から手をつけたらいいの?」といった課題にぶつかってしまうことも。
この記事では、SNSアカウント運用の「内製化(インハウス化)」に取り組む企業のために、目的や進め方、落とし穴、そして実際の事例をご紹介していきます。分かりやすい内容になっていますので、どうぞ最後までご覧ください。
SNS アカウント運用 内製化|そもそも「SNS運用の内製化」ってどういうこと?
SNS運用の内製化とは、外部の運用代行会社に委託していたSNS業務を、自社の担当者でまわしていくことを指します。投稿の企画から分析、改善まで、一連のプロセスを社内で行うことができれば、コスト面でも、スピード感でも、さまざまなメリットが期待できます。
当社TaTapでは、これまで50社以上のSNS内製化を支援してきました。Instagram、X(旧Twitter)、LINE、YouTubeなど、多様なSNSプラットフォームに対応し、広告運用やインフルエンサーマーケティングも含めたトータル支援を提供しています。
SNS アカウント運用 内製化|なぜ今、SNS運用を「内製化」したい企業が増えているのか?

企業がSNS運用を内製化したいと考える背景には、大きく分けて3つの目的があります。
1. コストを削減したい
SNSの運用を外部に委託していると、毎月数万円〜数十万円のコストがかかります。内製化すれば、その分の費用を他の施策に回すことが可能になります。
2. ノウハウを社内にためたい
外注していると、「どういう運用をしているのか」が社内で見えにくく、知識や経験が社内に蓄積されません。内製化すれば、社内のSNSスキルがアップし、長期的に見て大きな資産になります。
3. スピード感を上げたい
外部パートナーとやり取りする手間が省けるため、企画から投稿までのスピードが上がります。トレンドに即したリアルタイムな投稿も、内製化ならスムーズに対応できます。
SNS アカウント運用 内製化|気をつけて!SNS内製化で陥りがちな「落とし穴」

ただし、内製化には注意すべき点もあります。代表的なのが、“属人化”です。
よくあるのが、「〇〇さん、SNS得意そうだからお願い!」というスタート。そのまま〇〇さんがSNSのすべてを担うことになり、結果的にノウハウが属人化してしまう。もし〇〇さんが退職してしまえば、社内に運用できる人がいなくなる…という事態も。
そのため、内製化を考える際には、担当する人が変わってもまわせる仕組みを作ることが不可欠。マニュアル化、体制構築、ツールの整備など、属人化を防ぐための工夫が大切です。
SNS アカウント運用 内製化|SNSはチーム戦!3つの連携が成功のカギ

もうひとつのポイントが、アカウント運用・広告運用・インフルエンサーマーケティングの3つをバラバラに進めないこと。
SNSで成果を出すためには、
- アカウントで反応のよかった投稿を広告に活用
- インフルエンサーのUGC(ユーザー生成コンテンツ)を広告に展開 といった“連携”が欠かせません。
たとえば、広告チームとSNSチームが別々に動いていると、せっかくの良いコンテンツが活かされないことも。社内での横串での(横断的な)連携こそが、SNS施策を「点」から「線」に変え、売上げへの貢献度を高めてくれます。
SNS アカウント運用 内製化|SNS内製化を成功させるためのステップ

では、実際にSNS運用を内製化するにはどう進めていけばよいのでしょうか?以下がTaTapが提案する基本のステップです。
Step1:SNS戦略を設計する
いきなり投稿を始めるのではなく、まずは「誰に、何を届けたいのか」を明確にします。KGI(最終ゴール)とKPI(中間指標)を設定し、全体の道筋を描きましょう。
Step2:運用体制を整える
誰が投稿を作成し、誰が承認し、誰が効果測定を行うのか。担当範囲を整理し、運用フローを作ることが大切です。
Step3:投稿・分析・改善のPDCAを回す
実際の投稿→効果分析→改善と、PDCAサイクルを回していくことが、アカウントの成長につながります。
SNS アカウント運用 内製化|TaTapの支援事例から見る、内製化のリアル
ここからは、実際に当社が支援した企業様の事例をいくつかご紹介します。
ウィルオブ・ワーク様

InstagramとLINEのアカウントを立ち上げからご支援。戦略設計から投稿運用、LINEへの送客まで一貫して内製化。10ヶ月で1万フォロワーを突破、LINE経由での応募数も大きく増加しました。
アンファー様

1つのブランドでインフルエンサー施策と広告運用を内製化。ギフティング施策とUGCの広告活用で、クリエイティブコストを抑えつつ売上を最大化しました。
アントレス様

リソースゼロの状態からスタート。初期は運用代行、その後に社内での運用へと移行。LINE導線の構築までサポートし、売上貢献につながりました。
ラクフィット様

アカウント運用・広告・インフルエンサーの三位一体を内製化。楽天市場でRPP広告を使わずランキング上位に入り、ROASも大幅に改善しました。
SNS アカウント運用 内製化|最初から全部を“自社だけ”でやろうとしなくて大丈夫です

「興味はあるけど、うちでは人も時間も足りないかも…」という企業様も多いかと思います。
そんなときは、まずは立ち上げや初期運用を外部に委託し、ある程度軌道に乗ったところで内製化へ移行する方法もあります。
TaTapでは、戦略設計から、運用代行、チーム育成まで一気通貫で支援可能。段階的な内製化のご相談も大歓迎です。
SNS アカウント運用 内製化|内製化はゴールではなく「成長の手段」内製化ならTaTap

SNS運用の内製化は、あくまで手段のひとつ。自社にノウハウを貯め、スピード感を高め、費用対効果を最大化するための道のりです。
はじめの一歩をどう踏み出すかが、今後のSNS運用の成否を分ける鍵になるかもしれません。
もし、少しでも「自社でSNSを運用してみたい」と思ったら、ぜひ一度ご相談ください。私たちが、最初の一歩から一緒に伴走いたします。
このほかにも、役立つナレッジを多数ご用意しておりますので、ご興味がありましたらぜひご覧ください。
また、弊社代表・富田竜介の書籍『99%の経営者は知らない 中小企業のための正しいSNSマーケティング』(幻冬舎)もご好評をいただいております。あわせてご覧いただけますと幸いです。
SNSに関するお悩みがありましたら、いつでもTaTapまでご相談ください。豊富な実績と知見をもとに、貴社に最適なサポートをご提供いたします。
支援企業の成功事例
TaTapが支援した企業の成功事例をご紹介します。