今やSEOやCVRよりも重要!SNSマーケティングで指名検索を強化してブランド想起を確立!!選ばれるブランド・サービスになる方法

- 指名検索はブランド名や商品名で検索されること
- 指名検索は購入直前の見込み顧客を示す
- 指名検索はCVR向上と他社流出防止に効果的
- SNSはブランド想起と話題作りに有効
- UGCで第三者投稿を促すと検索につながる
- 「◯◯で検索」と広告で明示すると検索が増える
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本日は、なぜSNSで指名検索を増やすことが重要なのかを、やさしく整理してお伝えします。いまや指名検索は、従来のSEOやCVRよりも重要視される場面が増えています。背景には、検索の見え方そのものを変えるGoogleのAIオーバービューの存在があります。まとめ表示が主流になるほど、「名前で探されるかどうか」がカギになります。この記事では、指名検索の基本から、SNSで増やす実践の手順まで、わかりやすく解説していきます。
SNSマーケティング 指名検索|指名検索が重要視される背景

まず押さえたいのは、検索結果の体験が変わったことです。以前は、SEOで上位表示を獲ればユーザーが記事を比較しながらクリックし、サイトに来てくれる流れが成立していました。ところがAIオーバービューが正式リリースされた現在、AIが検索結果を要約し、ユーザーはその概要を見て判断することが増えています。
その結果、ブランド名や商品名が検索語に含まれていないと、そもそも候補にすら入らないというケースが増えます。これからは「まとめに自社の情報がどう入るか」が勝負。AIオーバービュー時代における指名検索は“通行証”だと考えられます。実際、「今後重視すべき指標は何か?」という調査では指名検索数が41.4%で、CTRやCVRを上回る結果も出ています。見落としていると、知らないうちに選ばれないブランド・サービスになってしまうリスクが高まります。
SNSマーケティング 指名検索|指名検索とは何か

指名検索とは、企業名・ブランド名・商品名・サービス名といった固有名詞で検索されることです。
- 「シャンプー おすすめ」ではなく
- 「◯◯シャンプー」
- 「◯◯株式会社」 のように検索される状態を指します。 この段階のユーザーは、すでにそのブランドに強い興味や関心を持っています。つまり、購入直前や検討の最終段階にいることが多く、熱い見込み顧客が動いている合図です。
SNSマーケティング 指名検索|指名検索がもたらす3つのメリット

- CVRが高い 一般キーワードよりも購入・申込の意思が強い状態で来訪するため、CVRが自然に高くなります。
- 他社への流出を防げる 検索結果に自社名が明確に含まれることで、比較の場でも他社に目移りしにくい状況をつくれます。
- 正しい情報が上位に並びやすい 公式サイトや公式SNS、レビューなど自社発信に近い情報が上位に出やすく、企業イメージをコントロールしやすくなります。
SNSマーケティング 指名検索|どうやって指名検索を増やすのか

方法はいくつかありますが、ここではSNSの役割に焦点を当てます。結論から言うと、SNSは「すり込み」と「話題作り」を同時に進めるのに最適です。
1 すり込み(ブランド想起を高める)
「すり込み」と聞くと堅く感じますが、要は名前を覚えてもらうことです。定期的なSNS発信を続けると、ユーザーの頭の中にブランド名・サービス名がインプットされます。これがブランド想起です。
たとえば「ビール」と言われたとき、最初に思い浮かぶ銘柄がありますよね。ある人にとってはサッポロが真っ先に浮かぶかもしれませんし、SNSでの情報接触を通じて「最近はサントリーの新しいブランドも気になる。ちょっと調べてみよう」という流れも起こります。名前を覚えてもらえるから、検索行動が生まれるのです。
2 UGC(ユーザー生成コンテンツ)を力にする
第三者の投稿は、比較・検討や購買の意思決定にいっそう貢献します。UGCを促す設計を行い、ユーザーが自然にブランド名を書きたくなるキャンペーンを作りましょう。企業の定期的な発信と組み合わせると、想起→検索の流れが加速します。
3 検索ワード付き広告で後押し
SNS広告や動画の最後に「◯◯で検索」と明示する方法は効果的です。YouTubeのTrueView(トゥルービュー)広告でも、最後を「◯◯で検索」で締めるだけで検索数が増えるケースがあります。明確にブランド名を伝えるだけで、指名検索につながる設計ができるのです。
SNSマーケティング 指名検索|SNS施策に組み込むステップ

ここからは、実際にSNS施策へ落とし込む具体ステップを順番に整理します。
◆ステップ1 :アカウント整備
- ブランド名・サービス名を明記したアカウント名/プロフィールに統一。
- 固定投稿でもブランド名を繰り返し露出。
- どこから見ても「このアカウントは何のブランドか」が即伝わる状態に整えます。
◆ステップ2 :UGC設計とブランド想起ワード
ユーザー投稿でもブランド名が自然に書きたくなるよう、キャンペーンの設計を行います。さらに有効なのが、ブランド想起ワードの用意です。
分かりやすい例として、YOLU(ヨル)の「夜間美容」があります。「夜間美容」=YOLUという結びつきができると、ユーザーは「夜間美容」で検索し、YOLUが表示される流れが生まれます。ブランド名そのものだけでなく、連想ワードで想起と検索をつなげる設計が有効です。
◆ステップ3 :検索促進型の広告運用
SNS広告やインフルエンサー起用の際にも、「◯◯で検索」といった指名検索を促すコピーを入れます。広告の目的を「クリック」だけにしないこと。検索という行動を明確に促すことで、指名検索を最大化できます。
SNSマーケティング 指名検索|実践のポイント(運用の勘どころ)

- 頻度と継続 断続的な発信では想起が定着しません。定期的かつムリのない更新ペースを設計します。
- 同じ名前を何度も見せる プロフィール・固定投稿・投稿本文でブランド名を繰り返し露出。「見た回数」が想起を強めます。
- UGCは“自然さ”が命 ユーザーが使いたくなるハッシュタグや呼び名(想起ワード)を用意し、強制感のない仕立てに。
- 広告の締め言葉を統一 「◯◯で検索」を毎回同じ表記で。小さな表記ブレを減らすほど、検索ワードが記憶されやすいです。
SNSマーケティング 指名検索|まとめ

AIオーバービューによって、検索は「比較して選ぶ」から「まとめを見て絞る」へシフトしています。だからこそ、指名検索で最初に思い浮かべてもらうことが重要です。SNSはすり込み(ブランド想起)と話題作りを同時に進められる媒体。
- 定期発信で名前を覚えてもらう
- UGCで第三者の後押しをつくる
- 検索ワード付き広告で行動を明示する この三位一体で、指名検索を設計していきましょう。 ブランド名とブランド想起ワードの両輪で、検索→来訪→成約の道筋を太くできます。AIオーバービュー時代の通行証を、SNSから着実に手に入れてください。
弊社TaTapは、UGCの設計や検索促進型コピーの作成、アカウント整備まで一貫して支援しています。指名検索を設計したい、ブランド名をSNSでもっと認知させたいといったご要望があれば、ぜひお気軽にご相談ください。
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