Pinterest(ピンタレスト) 運用を成功させたい企業やブランドは必見!「Pinterest運用の教科書」

- Pinterestは未来志向の検索型SNS
- 月1,050万人利用、女性6割が中心
- 相性が良いのは美容・雑貨・旅行系
- 検索重視でSEO設計が成果を左右
- ウィジェット活用で拡散効果大
- 広告は低コストで今が参入の好機
読了目安:約分

ピンタレストってやるべき?と迷っている方へ
「Pinterest(ピンタレスト)って実際どうなんですか?やった方がいいですか?」
この質問、本当に多くいただきます。
結論から言うと、ビジネスのジャンルによっては必ず取り組んだ方がいいほど効果的なSNSです。私自身、事業主としてマーケターの立場で活用していた時期もありますし、今も支援先の企業でPinterestを導入し成果を出しています。ジャンルさえ合えば確かな手応えがある。そう断言できるSNSです。
そこで今回は、Pinterestの基本から運用のコツまでをまるごとまとめた「企業アカウントの教科書」として解説していきます。
Pinterest(ピンタレスト) 運用|ピンタレストとはどんなSNS?

まずは「Pinterestとは何か」をしっかり押さえましょう。
ピンタレストは、暮らしを楽しくするアイデアを発見・保存できるツールです。
たとえば、料理をするときに役立つレシピ、部屋づくりの参考になるインテリア、季節に合わせたファッション、あるいは手作りが楽しめるDIYのアイデアなど。そうした画像や動画を「ピン」という形で保存し、自分の「ボード」に分類しておけます。
他のSNSは「今起きていること」をシェアする要素が強いですが、Pinterestは違います。ユーザーは「これからやりたいこと」や「未来の自分が必要とするもの」を探しに来ています。つまり未来の行動に直結するSNSなのです。
Pinterest(ピンタレスト) 運用|日本での利用状況

日本での利用者数は、月間でおよそ1,050万人。
しかも、利用者の6割が女性で、その中心を占めているのは25歳から44歳までのミレニアル世代です。
この世代は消費意欲も高く、ライフスタイルを自分らしくデザインしたいという意識を持っています。そのため、Pinterestのように「次にやりたいことを探す場所」と非常に親和性が高いのです。
Pinterest(ピンタレスト) 運用|未来志向のSNSが得意とするジャンル

ピンタレストの大きな特徴は未来志向であること。
ユーザーは「欲しい」「やりたい」「作りたい」というポジティブな気持ちで情報を探しています。
そのため、特に以下のようなジャンルとは相性抜群です。
- 化粧品やコスメ
- 雑貨や生活小物
- 食品やレシピ
- 住宅やインテリア
- 旅行
- ネイルや髪型
- DIYやハンドメイド
これらはすべて「未来の自分が楽しみにしている行動」に関連しているため、Pinterestとの親和性が非常に高いといえます。
Pinterest(ピンタレスト) 運用|実際の企業活用事例

Pinterestをすでに導入している企業は少なくありません。いくつか実例を挙げてみましょう。
- ブライダル関連では 「ゼクシィ」 さん
- 暮らしや雑貨では 「北欧、暮らしの雑貨店」 さん
- ファッションでは 「andST(アンドエスティ)」 さん
- 旅行関連では 「楽天トラベル」 さん
いずれもPinterestの特徴をうまく活かし、未来の行動を考えるユーザーに寄り添っています。たとえば、結婚を控えた女性が「ウェディングドレスを探す」、雑貨好きが「新しいアイテムを探す」、旅行好きが「次の旅行先を決める」など、Pinterestをきっかけに購買や行動へと自然につながっています。
Pinterest(ピンタレスト) 運用|検索がメインのプラットフォーム

Pinterestの大きな特徴は、検索メインのSNSであるということです。
ユーザーは自分で調べたいキーワードを入力して情報を探すため、SEO対策が成果を左右するといっても過言ではありません。
投稿数を増やせば増やすほど検索に引っかかる可能性が高まります。具体的には、以下のポイントを押さえることが大切です。
- 投稿数を増やす → 検索ヒット率が上がる
- 週5投稿を目安にオリジナルピンを継続的に作成
- 画像・タイトル・説明文・リンクを最適化
- ボードをカテゴリごとに設計(例:ウェディングドレス/フラワー/タキシード)
- 説明文は200文字以上が推奨
Pinterest(ピンタレスト) 運用|ウィジェットとリピンの活用

また、ウィジェット機能を使ってWebサイトに埋め込み、ユーザーに「リピン」してもらう工夫も有効です。自社のWebサイトに埋め込むことで、訪問者が直接その場でピンを保存できるようになります。
この仕組みを利用すれば、Pinterest内でリピンが広がり、X(旧Twitter)のリポストのように拡散効果が得られます。ウェブサイトとPinterestを連動させることで、ピンがさらに多くの人の目に触れるチャンスを生み出せます。
Pinterest(ピンタレスト) 運用|Pinterest広告の強み

Pinterestには広告機能もあります。
- 掲載場所は「ホームタブ」と「検索結果」
- ターゲティングの仕組みはメタ広告に近い
- 日本では参入企業が少なく、CPM(インプレッション単価)が低い傾向
この条件から、今Pinterest広告を始める企業には大きなチャンスがあります。実際に支援先の企業でも、低コストで効率よく認知を広げられている事例が多く見られます。
Pinterest(ピンタレスト) 運用|まとめ:Pinterestは未来をつかむSNS

最後に整理します。
- 月間1,050万人が利用。女性が6割、25〜44歳が中心
- 未来思考のSNSで「欲しい・やりたい・作りたい」と相性がいい
- 検索が重要。タイトル・説明文・ボード設計が成果を左右する
- 広告は低CPMでブルーオーシャン。今が参入のチャンス
実際に支援先でもPinterest経由での流入や売上アップの事例が数多く出ています。未来の行動を考えるユーザーに出会いたい企業にとって、Pinterestは強力なプラットフォームです。
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