2024.06.25

TikTokのオーガニック投稿に商品リンクを追加して売上げに繋げる、TikTok新機能の魅力を徹底解説!

snsinstagramTikTokSNSマーケティングトレンド集客・PRアカウント運用

読了目安:約

目次

今回はTikTok活用方法に詳しいANDGIVEの原田さんをゲストにお迎えして、TikTokの新機能について売上最大化のマル秘施策もまじえ分かりやすく解説します。

富田:まずは、原田さんの簡単な自己紹介からお願いします。

原田:株式会社ANDGIVE(アンドギブ)の原田です。弊社では採用と集客に特化したTikTokの運用代行などを行っています。自社メディアやブランドを運営し、そこで蓄積したZ世代を中心とする生のデータをクライアント企業のSNSアカウント運用に生かしながら、「ヒト」「モノ」「コト」を解決するサポートを行っています。

現在、運用メディアの総フォロワー数が10万人以上、アカウント支援実績は15社を超えており、その実績からさらにメーカーや小売店、クリニックほか幅広いジャンルへの支援が拡大中です。

また、自社でTikTokの集客を起点とするアパレルブランドも運営しており、1投稿から売上げ200万円以上を叩き上げるという実績もあります。ブランド立ち上げ当時には広告費を割くことができず、オーガニックでいかに集客と売上げを伸ばすかが課題でした。

原田:ANDGIVEのコンセプトは「SNSでの出会いを最大化させる」というものです。なぜ、SNSにこだわるのかというと、SNSは「好きなもの」同士が繋がる瞬間を見ることができる場であり、そこに魅力を感じているからです。

TikTokの運用代行サービスの内容は、「採用」「認知獲得」に特化しています。TikTokを活用した自社ブランドサイトの閲覧数は20万回を超えており、こうった自社メディアの生データとノウハウを活用して支援を行っています。戦略策定やPDCAの実施、企画、台本作り、撮影、編集、投稿までを一貫して提供しています。

需要としては、SNSに関するコンサルティングが多く、「担当者を育ててほしい」というご要望を多くいただきます。そういった声に応えられるように、日々の実績を積み重ねているところです。

インフルエンサーをどのようにアサインするかが重要であり、支援するブランドのコンセプトと世界観が同じインフルエンサーを選定して集客する施策を実施しています。

富田:貴社ではブランド運営の実績を積み重ねる一方で、SNS運用代行サービスも併せて行っていらっしゃいます。近頃、TikTokではさまざまな「アツい機能」が登場していますが、それについてお話しいただけますか。

TikTokがアツい!:投稿内に商品URLを貼付けられる

原田:2024年最新の機能として、「LOWYA」の活用事例をもとにお話しします。

投稿内に商品のURLを貼り付けており、「詳細はこちら」というボタンを押すと、TikTokのアプリ内で該当するサイトの画面を開くことができ、そのまま買い物もできます。これにより、今後はTikTok内で買い物していただく機会が増えていくと予測しています。

富田:Instagramでは、そのまま買い物することができませんね。

原田:はい、Instagramで買い物する際には別サイトに移動する必要がありますが、TikTokではアプリ内で購入できることが強みです。

富田:これまではInstagramと同じように、TikTokでも通常の投稿にリンクを付けることができませんでしたが、最近、新機能として導入されました。

ただ、誰でもこの新機能を利用できるわけではなく、直販でサイトを持っているEC企業などは、登録して申請が通れば使用することができるということになりますね。

原田:自社の直販を登録する場合には、コードを入力する必要があるなど設定が難しい点がありますが、そこを乗り越えて登録と申請を行う必要があります。そのサポートも今後、弊社でできるように動いているところです。

富田:それが可能になれば、コンバージョン率がぐんと上がりますね!再生、リーチから売上げに転嫁する可能性がかなりありそうです。

原田:これまで、こういった売上げに繋がる数値化がTikTok内ではなかなか難しいところでした。今後、広告以外のオーガニック投稿で数値が取れるようになると、2024年はTikTokが熱くなると思います。

TikTokがアツい!:投稿内に問合せフォームを設置できる

富田:もうひとつ、TikTokに新しい機能が加わりましたが、その解説をお願いします。

原田:はい、では「A&I」の活用事例をもとにお話しします。こちらもオーガニックでの機能になりますが、投稿内に問い合併せフォームの設置ができるようになりました。

「オファーを受ける」というボタンを押し、メールアドレスなどの必要事項を入力すると、資料や有益な情報を受け取ることができる機能です。これにより、リストの獲得が容易になります。BtoBの企業でもTikTokを活用してリードを獲得できるため、運用代行の支援会社でも企業に提案してみると良いかもしれません。

富田:BtoCだけではなく、BtoBの企業でも「オファーを受ける」というボタンから特典や資料を送ることもでき、そこで取得したリストを利用して営業をかけることもできるようになったわけですね。

ショート動画を活用して売上最大化する方法

富田:TikTokのようなショート動画が盛り上がりを見せていますが、ショート動画を上手に活用して売上げ最大化する方法を教えてください。

原田:必ずしもすべてのジャンルに当てはまるわけではありませんが、TikTokには「再投稿機能」というものがあります。これは、Instagramにおけるタグ付けと同じもので、Instagramでギフティング施策を活用する際に「〇〇というハッシュタグを付けて投稿してください」とインフルエンサーに依頼するように、TikTokではアカウントの投稿を再投稿してくれるように依頼します。自身のアカウントで投稿したものを、第三者に再投稿してもらうという機能は、注目すべきだと思います。

富田:InstagramやXなどでは再投稿やリポストはリーチが伸びづらいと言われていますが、TikTokでブランドが投稿したコンテンツをアカウント内で再投稿すると、リーチへの影響があるんでしょうか?

原田:はい、ブランドアカウントのフォロワー、そのフォロワーのアカウントを観ている層へとリーチが伸びる可能性があります。

再投稿機能で二次拡散が可能に

例えば、自社で投稿するのが難しい場合には、インフルエンサーに月10回ギフティングを依頼することで、インフルエンサーの投稿を活用して二次拡散することができます。

富田:インフルエンサーにギフティングを依頼して終わりではなく、自社のアカウントでも再投稿できるのは、とても有効ですね。

他SNSへの二次利用

原田:弊社のクライアントである大阪の雑貨店の場合、60歳の社長が精力的にストーリーズやインスタライブを活用しています。通常、弊社はTikTokの運用支援を行っていますが、このクライアントに関しては、社長が投稿したショート動画をInstagramのリールに投稿し、再生回数を伸ばすという方法を上手に活用しています。

この手法でお客様とのコミュニケーションがかなり密になっており「地方発のイケてるアカウント」と認識されているほどです。

このように、TikTokの動画をInstagramで活用するなど、二次活用は大変有効ですので、ぜひ実践していただきたいです。

富田:ファン化することは、なかなか難しい課題ですよね。この事例では、インスタライブを通してファンになってもらい、商品の購買に繋げることで、上手にエンゲージメントを高めることに成功していますね。

原田:Instagramのストーリーズは教育能力がとても高いと思います。ストーリーズ上でリンクを貼り付けることができるので、タップしてリンク先に飛ばせられるのは非常に大事な機能だと思います。

TATAPの内製化支援

原田:弊社ではInstagramとTikTokの内製化を支援していますが、富田さんの会社(TATAP)では内製化支援として、どういったことをやっていらっしゃいますか?

富田:私たちは、アカウント運用のみの内製化、インフルエンサーマーケティング、特にギフティングにおけるインフルエンサーの選定やDMの送付方法の内製化など、クライアントの希望に沿った様々なパターンでの支援を行っています。

原田:DM内容まで作成するんですか?

富田:はい、どうやってインフルエンサーを選定して、どういった内容のDMを送付するかというマニュアルも含めた内製化として支援しています。

原田:それは、めちゃくちゃいいですね!

ANDGIVEの内製化支援

富田:では、原田さんの会社ではどのような内製化支援を実施しているんでしょうか?

原田:富田さんの会社に近いのですが、クライアントのニーズに合わせて内容が異なります。例えば、それまでの投稿の中で不要なものを削除し、必要なものだけをアーカイブに残すなど、ブランドのコンセプトに合った投稿だけを残して統一感を持たせることを提案しています。

採用に関して

富田:いろいろとお話を伺いましたが、原田さんは特にショート動画が得意分野です。また、自社でブランドを運営していらっしゃるので、ECでの売上を上げるためのノウハウも豊富にお持ちです。ところで、採用については、どういったところが得意ですか?

原田:クリニックなど、扱うジャンルは多岐にわたりますが、今後ショート動画を強化する上で注目しているのは、新卒採用です。

現在、なかなか新卒採用が進まない企業が多いので、その支援を実施していきたいと考えています。

富田:原田さんはこれまで、ショート動画を活用して人材を採用するという実績を多数お持ちですので、採用に関してお悩みの企業はぜひ、原田さんにご相談ください。

プロフィール

富田竜介:株式会社TaTap代表
企業様向けSNSアカウント運用代行/コンサルティング/社内化支援/社内研修承ります。

著書:「99%の経営者は知らない中小企業のための正しい SNSマーケティング

Related knowledge

関連するナレッジ

TaTapの提供サービス内容や数多くの実績や事例についての資料をダウンロードいただけます。
ぜひ一度ご覧ください。

私たちTaTapはSNSを活用したマーケティングの戦略設計から伴走支援をいたします。課題や要件が明確でなくても問題ございませんので、お気軽にご相談ください。