11枚以上はNG!意外と知らないInstagram広告の落とし穴と対策

- Instagram広告では、画像や動画あわせて10枚までの投稿しか出せない
- 広告に使用できる音源には制限がある
- 投稿形式ごとの広告ルールを理解しておくことが大切
- SNS広告以外にも、運用時の落とし穴が多い
- 「投稿→振り返り→改善」のサイクルがSNS運用の基本ステップ
読了目安:約分
Instagramの投稿を広告に出そうとしたとき、「えっ、これって出せないの?」と驚くこと、ありませんか?
例えば、
- たくさんカルーセル投稿を作って、より多くの人にリーチしたい。
- パートナーシップ広告で、コラボした投稿を広告として配信したい。
こんなとき、ちょっとしたルールを知らなかったために、せっかく作った投稿が広告に出せなかった…というケースが意外に多いんです。
この記事では、Instagram広告に関する「意外と知られていないけど大切なルール」を、わかりやすく解説します。
Instagram広告 |実は投稿枚数に制限がある?基本ルール

Instagramでは、通常の投稿で最大20枚の画像や動画をカルーセル形式でアップできます。
ただし、広告に出すとなると話は別です。
Instagram広告に出せるのは10枚まで
広告として出稿できるカルーセル投稿は、上限が10枚までです。11枚以上の投稿を作成しても、広告としては使えません。
たとえば、普段のフィード投稿では20枚の情報を盛り込めるからといって、そのまま広告化しようとすると、「審査に通らない」「広告として表示されない」ということになります。Instagramの仕様は定期的に変わる可能性がありますが、2025年4月現在、この10枚制限は変わっていません。
広告を考える際には、この枚数ルールを意識することが大切です。
Instagram広告 |パートナーシップ広告で気をつけたい“音源の罠”
もうひとつ、Instagram広告で見落とされがちなのが「音源」に関するルール。特にリール動画やパートナーシップ広告では注意が必要です。
たとえば、インフルエンサーとのコラボ投稿で使われている音楽が、個人利用はOKでもビジネス用途ではNGな音源だった場合、その投稿は広告に出せません。
ビジネスアカウントで使える音楽と使えない音楽がある

Instagramには、商用利用が許可されていない音源がたくさんあります。そのため、広告として配信する場合には、
- 商用利用が可能な音源を選ぶ
- 自分で撮影した映像の中で使われたオリジナル音声を使う
といった工夫が必要になります。
せっかく反応の良いリールを作ることができたとしても、音源が原因で広告に出せないとなると機会損失にもつながるので、事前に確認しておきましょう。
Instagram広告 |よくある疑問に答えます

Q1. 写真10枚のカルーセル投稿、動画を混ぜても大丈夫?
→ はい、大丈夫です。ただし合計が10枚以内であることが条件です。動画も1枚としてカウントされるため、「動画3本+画像7枚」といった構成でも問題ありません。
Q2. ストーリーズの投稿って広告に出せる?
→ 出せます。ただし、ストーリーズは縦長のフルスクリーン仕様なので、専用にデザインを用意するケースが多いです。ストーリーズ広告では、短時間で視聴者の注意を引く工夫が求められます。
Q3. リール投稿をそのまま広告に出したい
→ 可能です。ただし、使用している音源に注意が必要です。ビジネス利用が許可されている音源や、オリジナル音源(自分で撮影・編集した動画の音声など)であれば広告化できます。
Instagram広告 |表示に関する基本情報

Instagram広告では、テキストの表示にもいくつかの推奨ルールがあります。広告として最適な表示を保つためにも、以下のポイントを意識すると効果的です。
- 見出し(クリエイティブの下に表示):40文字以内(発見タブでは32文字以内がベスト)
- メインテキスト(広告文):125文字以内(リールでは72文字以内が推奨)
- キャプション(見出し下に表示):30文字以内で収めると途中で切れません
特にスマートフォン表示では、3行目以降が「続きを読む」になってしまうため、伝えたいメッセージはできるだけ最初の2行に入れることをおすすめします。
Instagram広告 |SNS運用には“つまづきポイント”がいっぱい!

Instagramの広告運用に限らず、日々の投稿にも注意すべきポイントがあります。
投稿時間のバラつき
ユーザーがよくInstagramを見ている時間帯に投稿できると、反応が高まりやすくなります。
朝・昼・夜などで時間帯をテストし、自社のフォロワーと相性が良い時間を探すのも有効です。
ハッシュタグのつけすぎ
最大30個まで付けられるハッシュタグですが、無理に上限マックスまで使う必要はありません。むしろ、10個前後に絞り、検索されやすい、なおかつ投稿内容とマッチしたタグを選ぶことで、より多くの人に届きやすくなります。
投稿内容のネタ切れ
SNSの運用が長くなるほど、「次は何を投稿すればいいのか分からない」と感じる場面が出てきます。
そんなときは、よくある質問、スタッフの声、制作の裏話など、“人らしさ”が感じられるコンテンツを投稿するのも一つの手です。
Instagram広告 |SNS広告で効果を最大化するためのちょっとした工夫

広告の成果をさらに高めるには、配信時の設定や構成にも工夫が求められます。
- ターゲティングでは、「年齢」「性別」だけでなく、「興味・関心」にも注目する
- A/Bテストで複数の広告パターンを比較し、効果が高いものを選ぶ
- 動画の場合は最初の3秒で引き込む構成を心がける
これらの工夫は、小さな積み重ねですが、反応率や成果に大きな差を生むこともあります。
Instagram広告 |SNS運用、社内でできる?それとも外注したほうがいい?
SNSを自社で運用するか、外部に任せるかは、多くの企業が悩むポイントです。
私たちTaTapでは、「社内でできる範囲でがんばりたい」という方々の支援を行っています。
- 全て外注するのではなく、一部だけ頼みたい
- 投稿はできるけど、広告だけ相談したい
そういった柔軟なご相談にもお応えしています。
Instagram広告 |SNS運用は「やってみること」が一番の学び
SNSは、トレンドやアルゴリズムが頻繁に変わる世界です。だからこそ大切なのは、まず取り組んでみること。完璧さを求めすぎず、ひとつずつ試して、振り返って、改善していくことが何よりの近道です。
「広告に出せるかどうか」「ルールに引っかかっていないか」といった細かな部分も、実際に運用していく中で少しずつ感覚が掴めていきます。もし困ったときには、ぜひ私たちTaTapにご相談ください。同じように試行錯誤してきた経験をもとに、実践的なアドバイスをお届けします。
SNSのことなら、TaTap

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