関連動画リンク機能で滞在時間と評価をアップ!Instagram Reels新機能「Linked Reels」でリールをもっと効果的に活用しよう!

- リール動画に関連動画リンクが可能に
- 滞在時間が伸びアカウント評価向上
- 長い動画は分割して視聴維持率改善
- 商品紹介ではクロスセルに応用可能
- フォロー獲得や売上アップに直結
- 新機能は早期活用で優遇されやすい
読了目安:約分
Instagramは日々進化し、私たちのSNS活用に新しい可能性を広げてくれています。最近ではリポスト機能が実装され、情報の拡散や再利用がしやすくなりました。そして今回さらに注目したいのがリール動画に関連動画リンクをつけられる新機能「Linked Reels(リール連結)」です。
この機能は「リールtoリール」を促す仕組みであり、アカウントの滞在時間を増やし、Instagram全体からの評価を高めるチャンスになります。この記事では、この新機能の特徴や活用方法、実際の運用アイデアについて、具体例を交えながら解説していきます。
Instagram Reels(リール) 動画リンク機能|リール動画専用の新しい仕組み「Linked Reels」

今回リリースされた機能「「Linked Reels」は、リール動画に関連するリール動画へのリンクをつけられるというものです。これを使うとクリエイターは複数のリール動画をお互いにつなげられるので、リールを シリーズものの動画 のようにまとめられます。
つまり、視聴者が「続きが気になる」と思ったら、次のリールへ自然に移動できる仕組みです。

- フィード投稿やストーリーズなどには対応していない
- 無関係な動画をつなげることはできない
- あくまで関連性のあるリール同士を結びつける
といった制約はありますが、その分「視聴者が次の動画へ自然に流れていく」ように設計されているのが特徴です。
つまり、この機能はYouTubeの関連動画に近い役割を果たし、ユーザーの滞在時間を伸ばすことが可能になります。そして滞在時間が長ければ、Instagramアルゴリズムからのアカウント評価も上がるため、結果的にリーチやエンゲージメントの拡大につながります。
Instagram Reels(リール) 動画リンク機能|長い動画の弱点を補う「分割投稿」


では、この機能をどのように使うと効果的なのかを例を挙げて見ていきます。
たとえば雑貨を扱う企業が、「売れてるおすすめ商品ランキングベスト10」をInstagramで紹介するケースを考えてみましょう。
- フィード投稿の場合:10枚のスライドをサッと流すだけで、数秒で全体をチェック可能。
- リール動画の場合:1商品につき7〜10秒紹介すると、10商品で合計100秒(1分40秒)。
このようにリールだと情報を伝えるのに時間がかかり、視聴者が途中で離脱するリスクが高まります。特に冒頭3秒の視聴維持率が低下すると、動画だけでなくアカウント全体の評価まで下がってしまうのが現状です。
そこで有効なのが、ランキング動画を2つに分けて関連リンクでつなげる方法です。
- 最初のリールでは「10位〜6位」を紹介(約50秒)
- 関連リンクから次のリールへ誘導
- 2本目のリールで「5位〜1位」を紹介(約50秒)
これなら1本の動画が1分以内に収まり、視聴者の集中力も続きやすくなります。さらに「続きが気になる」という心理をうまく利用できるため、離脱を防ぎつつ次の動画へ自然に誘導できます。
Instagram Reels(リール) 動画リンク機能|YouTube的な「関連動画レコメンド」の発想

この新機能はランキング動画の分割に限らず、関連商品のレコメンドにも活用できます。
たとえば、ある商品を紹介したリールを見たユーザーに対して、次の動画で「この商品を気に入った方には、こちらもおすすめです」とつなげることができます。
- 視聴者にとっては興味を持ちやすい提案
- 企業にとっては「クロスセル(関連商品の購入促進)」のチャンス
- YouTubeで一般的な「関連動画視聴」の流れをInstagram上で実現
このように、購入データや顧客行動をベースに設計したリール同士をつなげることで、視聴から購入までの流れをスムーズに構築できます。
Instagram Reels(リール) 動画リンク機能|フォロワー獲得や売上アップへの応用

さらに、この機能は「売上」だけでなく「フォロワー数増加」にもつなげられます。
- フォローされやすい動画を起点に → 関連リンクで別の動画を紹介
- 視聴者が複数動画を見て「このアカウントいいな」と思う
- 結果的にフォロー率が上がる
つまり、「フォローを増やしたい」「売上を伸ばしたい」といった目標ごとに、リールの設計と関連付けを戦略的に行うことが重要です。
ポイントは、ただ闇雲にリールを投稿してリンクを貼るのではなく、アカウント全体の目標から逆算して設計すること。滞在時間や視聴維持率、購入動線、フォロー率などを意識したうえで構築することで、Instagramに「評価されるアカウント」に育てていけます。
Instagram Reels(リール) 動画リンク機能|Instagramが「味方」してくれるチャンス

新機能が導入された直後は、Instagram側も積極的に利用促進を後押ししてくれる傾向があります。つまり、早い段階で活用したアカウントはアルゴリズム的に有利になる可能性が高いのです。
これまでの流れを見ても、新しい機能を使いこなすことで露出やリーチが伸びやすいことは明らかです。今回の「リールtoリール」リンク機能も例外ではなく、早期に取り入れることで一歩先の成果を得られるでしょう。
Instagram Reels(リール) 動画リンク機能|まとめ

今回ご紹介したInstagramの新機能、リール動画の関連リンク機能は、
- 滞在時間の向上
- 視聴維持率の改善
- フォロワー数や売上の増加
といった複数の効果をもたらす可能性を秘めています。
特に「長い動画の分割」や「関連商品のレコメンド」といった使い方は、実践しやすく成果も出やすい方法です。アルゴリズムからの評価を高め、アカウント全体の成長を促すためにも、ぜひ積極的に活用してみてください。
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