楽天市場・ヤフーショッピング・Amazonを中心としたECモールの販売コンサルティングと運用代行、そしてEC関係者のためのコミュニティ「ECオタク」の運営を行う株式会社コマースファクトリー様。
「楽天市場のモール内集客が弱まる中で、外部集客の打ち手としてSNSを位置づけ直さなければならない」――そんな問題意識から、TaTapのSNS研修/勉強会を受講された同社で、ECモール支援事業部の事業部長を務める折原祐樹様に、受講に至った背景と研修を通じて得られた気づき、今後の展望についてお話を伺いました。
プレイヤーとマネジメントを兼任。ECモール支援事業部を率いる折原様
富田:それでは改めまして、折原様のお名前と役職、ミッションや目標について簡単にお聞かせください。
折原様:株式会社コマースファクトリーの折原と申します。
現在、コマースファクトリーのECモール支援事業部の事業部長を務めております。
部署としては、モールの販売コンサルティングや運用代行を行わせていただいており、私自身もプレイヤーとしてクライアント様のご支援をさせていただきつつ、事業部のマネジメントを行っているという形になります。
ECモール支援とコミュニティ「ECオタク」の二本柱。クライアントの“パートナー”を目指す
富田:御社の事業概要と、その中でのSNSの位置づけや役割についてお聞かせください。
折原様:弊社の事業概要としましては、まず「クライアントのパートナーになる」ことを一つの目的として、ECモール領域全般のご支援を行っております。
それと並行して「ECオタク」というコミュニティを運営しており、誰でも参加ができるEC関連のイベントを定期的に開催しているのが大きな枠組みです。
ECモール全般の支援としては、楽天市場、ヤフーショッピング、Amazonをメインとした販売支援を展開させていただいており、コンサルティングと運用代行の両面でお手伝いしています。
「ECオタク」については、ECに関係する人もそうでない人も気軽に参加いただけるコミュニティとして運営しており、定期的にイベントを開いています。先月(2026年4月)には「ECオタクカンファレンス」というちょっと大きめのイベントも開催させていただき、120名を超える方々にお越しいただいて、某大手メーカーさんなど、ご支援させていただいている企業さんにご登壇いただいたほか、懇親会も行うことができました。
SNSについては、弊社のSNS活用は現状、モール支援の領域にはあまり登場していない状況です。会社としては、ECオタクのコミュニティ形成の一部としての発信と、もう一つは弊社人事部の採用活動。この二つに活用しているのがメインの内容になります。
「楽天市場の外部からの新規流入が弱まっている」——モール支援の現場で感じていた危機感
富田:弊社と出会う以前、御社でもクライアント様のご支援を通じてSNSへの課題感や問題意識を持たれていたかと思いますが、特に直近で感じていらしたペインポイントについてお聞かせください。
折原様:ありがとうございます。最近のモール支援、特に楽天市場についてなのですが、楽天市場自体が、外から新しいお客様を連れてくる力が直近で弱まっているような状況だと感じています。
そこに対して、SNSや外部広告などをしっかり活用していくことが、クライアント支援の中ですごく重要な施策の一つになってきているのではないかと考えていました。
とはいえ、弊社では現状SNSの運用そのものは行っていません。だからこそ、SNSの基礎知識や、ECとの組み合わせ方を体系的に伺えるという点が、私たちにとって非常に魅力的なポイントでした。
「ECオタク」での代表との接点と、SNS×EC運用の知見が決め手に
富田:数あるSNS支援・研修サービスの中で、弊社にご依頼いただいた決め手をお聞かせください。
折原様:まず、富田様がECオタクに参加してくださっていて、弊社の代表・岡本ともつながりがあったというところが、一番大元の部分にはなります。
その上で、先ほどお伝えしたとおり、SNSのEC運用における活用についていろいろお伺いできるという点が、私たちにとってすごく魅力的でした。結果的には、課題意識と提供いただける内容がきれいに重なったことが決め手になったと思います。
アルゴリズムの基礎から具体的な支援事例まで。体系的にインプットできる内容が好評
富田:実際の研修・勉強会の全体像として、特に「ここが良かった」と感じられたポイントがあればお聞かせください。
折原様:やはり「今、SNSってこういうアルゴリズムなんだよ」という本当に基礎的な部分から教えていただけた点と、具体的にどのように支援をされているかという細かい事例をいくつもご紹介いただけた点が、すごく良かったと思っています。
「外部集客の打ち手としてSNSを活用する」——研修後、向き合い方が変わり始めた
富田:今後、御社のSNS戦略において挑戦したいことや、広げていきたい領域があればお聞かせください。
折原様:現状、具体的に「これをこうしていく」というところまでは決まっていないのですが、間違いなく外部集客が重要になってくるフェーズはもう始まっているので、その打ち手としてSNSを活用していくことは、必ず考えていきたいと思っています。
もう一つ、ECの支援とは少し離れますが、人事の採用活動についても、会社としてSNSを運用していくという文脈で活用できる内容なんじゃないかと思っています。そこもしっかり広げていきたいですね。
EC支援会社・EC事業者の双方にとって「次の打ち手」を考えるきっかけに
富田:最後に、TaTapのSNS研修・勉強会は、どのような課題感を持つ企業・ご担当者におすすめできると感じますか。
折原様:そうですね。
まず弊社のように、EC支援を展開している会社に向けて言えば、SNSの支援までは行っていない会社さんはすごく多いと思うんです。
そうした会社にとって、「改めてSNS支援を考えるきっかけ」になる研修なのではないかなと思っていて、その一つのきっかけとして非常におすすめできると感じています。
富田:なるほど。たとえば御社のクライアント様が受けられるとしたら、どんなところでつまずいている企業に刺さりそうですか。
折原様:クライアント様向けに言うと、私たちEC支援会社が感じているのと同様に、間違いなくクライアント様側も「集客が難しい」と感じられている部分があると思います。
その中の打ち手の一つとしてSNSを活用することが重要だと、クライアント様自身にもしっかり分かっていただける内容になっていますので、そういう意味でもきっかけとしてとてもおすすめできると思います。
モール内集客の頭打ちという、EC業界全体が直面しつつある変化を見据え、SNSという「次の打ち手」をクライアント支援と自社活動の両面に組み込もうとしているコマースファクトリー様。研修後、社内のSNSへの向き合い方が動き始めている――その手応えが伝わるインタビューとなりました。折原様、貴重なお話をありがとうございました。
記事監修
富田 竜介
Ryusuke Tomita
株式会社TaTap 代表取締役|SNSマーケティングコンサルタント
Instagram・TikTok・X(旧Twitter)・YouTubeを中心に、企業のSNS運用設計・コンテンツ制作・改善まで一気通貫で支援。累計300社以上の支援実績をもとに、業種・予算規模を問わず再現できる運用モデルを体系化している。
現場の一次情報にもとづいた実践的なノウハウを強みとし、自社メディア「SOCIAL TALK」ではSNSトレンドの解説や運用事例を継続発信中。
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