2024.07.19

Instagramのコラボ(共同)投稿で売上最大化を狙え!

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Pointこの記事でわかること

読了目安:約

目次

今回は、『Instagramのコラボ投稿で売上最大化』というタイトルでお話しします。

Instagramに関しては、近年、2つの大きなテーマがあります。

1つは、ARやVRといった『没入型体験』です。Instagramでは動画としてリールを強化していますが、もう1つのテーマである『コラボ投稿』については、まだまだ企業やブランドが十分に活用できていない状況です。しかし、うまく活用できている企業やブランドは、弊社の支援先を含め、売上を大幅に伸ばすことに成功しています。

ここでは、Instagramのコラボ投稿で売上最大化を実現する方法と、コラボ投稿とはどのようなものかについてお話しします。

コラボ投稿(共同投稿)とは?

コラボ投稿(共同投稿)とは、1つのアカウントで投稿されたものを、2つのアカウントで一緒に投稿するものです。

コラボ投稿のメリット

エンゲージメントが2アカウント合算して付くため、多くの人に見てもらいやすい。
②いずれか1つのアカウントでコンテンツを作ればよいので、制作リソースが半減する。
フォロワーを相互送客することができるので、お互いのフォロワーにリーチがでる。
④企業×個人(クリエイター)の場合、自分ごと化した訴求が可能になる。

事例紹介①ニトリ

ニトリの事例を見ると、インフルエンサーと共同で投稿していて、インフルエンサーに投稿物を制作してもらう手法をとっています。
実際の投稿では、ニトリが用意したショールームにインスタグラマーを招き、室内に用意されたニトリ製品を使用して投稿物を作成してもらっています。
自社が制作する通常の投稿よりもエンゲージメントが高まり、投稿自体が伸びているという好例です。
第三者による投稿は認知を獲得することもでき、比較検討や購買意思決定、ブランドリフトが起こりやすいというメリットもあります。

事例紹介②無印良品

無印良品の過去のアカウントを遡ってみると、約10名のアンバサダーに声を掛けて、複数の共同投稿をしています。
共同投稿は2つのアカウントを合算してエンゲージメントを獲得できるため、投稿が伸びやすく、複数で一気に投稿していくことにより、波を作ることができます。

事例紹介③ひなたライフ

ひなたライフのアカウントは、約2年前からインフルエンサーマーケティングを行い、数千名のアンバサダーを活用しています。最近は特に共同投稿の数を増やしている印象です。
アンバサダーの制作した投稿を、ひなたライフとのコラボ投稿として実施しているため、2アカウント合算でエンゲージメントを獲得することができ、投稿が伸びやすくなっています。

コラボ投稿の現況

このように見ていくと、雑貨や暮らし系の企業が参入していることが分かりますが、化粧品系の会社も一部始めているので、どんな業種の企業でもコラボ投稿にトライする価値があると言えるでしょう。

PR投稿にはブランドタイアップラベルが必要

コラボ投稿をする上で、PR的な投稿には『ブランドタイアップラベル』を付ける必要があります。ラベルを付けることで、広告として活用することが可能になります

ブランドタイアップ設定方法(ブランド側)

ブランド側が行う設定は次の通りです。
①プロフィール画面右上の3本線から『設定』を選択
②『ビジネス』を選択
③『ブランドコンテンツ』を選択
④『コンテンツクリエイターを承認』を選択
⑤インフルエンサーを検索し『承認』を選択

ブランドタイアップ設定方法(クリエイター側)

クリエイター側の設定は次の通りです。
①通常通りに投稿する。
②『詳細設定』から『タイアップ投稿ラベルを追加』をオンにする。
③『有効にする』を選択。
④『ブランドパートナーを追加』からブランドを検索して『追加』し、申請をリクエストする。
⑤ブランドコンテンツ(タイアップ)投稿が完了。

投稿が完了すると、投稿に「〇〇さんとのタイアップ投稿です」というタイアップラベルが付きます。

ブランドタイアップラベルが設定された投稿例

タイアップラベルが付くと、meta社のビジネスマネージャーからの広告として配信することができます。

広告の種類

広告には、『ブランド広告』『ブランドタイアップ広告』の2種類があります。

通常のブランド広告とは、ブランドとしてクリエイティブを作成して投稿したものを指します。
一方、ブランドタイアップ広告は、パートナーシップ広告として第三者の投稿を広告配信できます。このブランドタイアップ広告は、コラボ投稿も広告として配信できるため、非常に効果が高くなっています。

その理由として、InstagramやFacebookのmeta広告が広告に対しての単価だけではなく、「好き」「欲しい」を作るという思想を持っているので、エンゲージメントが付くものをより低単価で配信するというアルゴリズムがあるためです。
そのため、通常の投稿よりエンゲージメントが付きやすいものは、広告の効果も高くなると言えます。

ブランドタイアップ広告事例

Instagram公式が発表した事例によると、通常の広告と比較してブランドタイアップ広告はクリック率が40%改善しています。さらに、購入見込みは4倍コンバージョン率は6.8%改善しています。
また、ダイレクトマーケティングにも大きな成果があり、ブランドリフト調査においても広告想起率や利用意向も大きく伸びています

事例紹介①ビオレ

ビオレUVのブランドタイアップ広告のコラボ投稿事例では、広告への非接触者と比較して、広告接触者の購入行動は19倍に上り、会話の量は3.9倍に増加したというデータがあります。これは、非常に高い成果が出ていると言えます。

Instagramのフェーズごとの発信効果

Instagramにおけるフェーズごとの発信の効果を見ると、新しい商品やサービスを見つけるという観点に関しては、ブランド公式による発信が認知に最も関与しています。
しかし、「詳細を調べて購入する」「購入の意思決定をする」に関しては、利用者やコミュニティといった一般の方の投稿がより大きく貢献していることがわかります。

まず、知ってもらうという観点においては、ブランドの発信や広告が重要であり、次に比較検討や購買、売上げを上げる観点では、第三者の投稿の活用が重要です。

買い物の参考は「家族や友人」

買い物の参考にしているのは、有名人より家族や友人など身近な存在という意見が最も多く、メガインフルエンサーや芸能人に投稿してもらっても不満を感じる場合が非常に多いようです。
このような結果を見ると、発信の内容を考えていく必要があると言えます。
Instagramのコラボ投稿をまだ活用していない企業は、ぜひ検討してください。

【実績】

プロフィール

富田竜介:株式会社TaTap代表
企業様向けSNSアカウント運用代行/コンサルティング/社内化支援/社内研修承ります。

著書:「99%の経営者は知らない中小企業のための正しい SNSマーケティング

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