アパレル会社向け、売上最大化のためにやるべきInsatgramマーケティング施策まとめ
- Instagramアカウントの運用は戦略が一番大事
- フェーズごとに正しい施策を網羅的に行うことが成功の鍵
- ブランドアカウントはInstagram内でのHPの役割
- ブランドメディアアカウントはリーチやフォロワー数が増える
- インフルエンサーマーケティングはリーチの獲得に繋がる
- 効率の良いギフティングがおすすめ
- タイアップ広告の活用がおすすめ
読了目安:約分
今回はInstagramマーケティング施策のファッション篇です。ファッション関連企業の方にとって参考になる内容となっております。ぜひご一読ください。
Instagramは戦略が大事
まず初めに、私がいつも話している内容になりますが、Instagramアカウントの運用は戦略が一番大事です。間違った戦略で施策を実行してしまうと、すべてが無駄になります。施策が点で動くと、レバレッジ(てこの原理)が効かず売上最大化から遠のくことになります。最初にきちんと土台となる戦略を作った上で施策の実行をしていきましょう。
ファッション系の企業がInstagramでやるべきこと
企業がやるべきことは、ブランドアカウントの運用とインフルエンサーマーケティングの実施、多様な広告運用です。
フェーズことによる発信の効果
フェーズごとによる発信の効果を見ていくと、ブランド自身の発信で一番効果が高いのは新しい商品やサービスを見つける段階であり、ブランドの認知や起点になります。
実際にInstagram内でブランドの詳細を知りたい時や比較検討する段階になると、ブランド自身の発信よりもインフルエンサーの発信やUGCといった利用者やコミュニティが参考にされています。
広告のみで自社発信に留まっている企業は、売上げを伸ばすのが難しいです。売上げを最大化している企業は、利用者やコミュニティに対する施策も行っています。フェーズごとに正しい施策を行うことが成功の鍵です。
売上げを伸ばせていない企業の多くは、ラストクリック率で判断しがちです。ブランド自身の発信はファーストクリック率が高いですが、結果的としてコンバージョンに繋がるのは利用者やコミュニティの発信です。費用対効果だけで判断すると、直接的に売上げに繋がっていないように見えますが、マーケティング施策全体で見ると、ブランド自身の発信が起点となり、最終的に利用者やコミュニティの発信を経て売上げに繋がっています。したがって、網羅的に施策を行う必要があります。
ブランドアカウントの運用
ファッション系ブランドアカウントは、世界観によるブランディングとInstagram内の最終CV地点であり、Instagram内でのHPの役割を果たしています。
ブランドアカウントがあることでタグ付けをしてもらいやすくなり、UGCを増やすことができます。ブランドアカウントのフォロワーの多くはファン化しているため、キャンペーンや新商品の告知を効果的に行うことができます。
ブランドアカウントの強みはブランドの世界観や商品性の理解促進ができる点にあります。また、ショップタグを活用し良質なサイト遷移数を向上させることも可能です。
一方で、投稿自体にエンゲージメントが付きにくいというデメリットがあります。そのため、発見タブやハッシュタグの上位に表示されにくく、潜在的なリーチを狙うのが難しくなります。この理由として、アルゴリズムに大きく影響する滞在時間が取れないことが挙げられます。
ブランドメディアアカウントの運用
ファッション系ブランドメディアアカウントは、世界観によるブランディングを行い、Instagram内で最終的なCV地点として機能します。また、Instagram内でHPの役割を果たしつつ、さらにリーチを取ることも可能です。
特徴としてはメディア色が強く、投稿画像に文字が入っていたり、参考になる情報が含まれているため、「保存」が付きやすい点があります。投稿にエンゲージメントが付きやすいため、リーチやフォロワー数が増えるというメリットもあります。
一方で、文字が入るとチープな印象を与えることがあり、世界観を重視する場合には不向きというデメリットがあります。企業は自社にどちらが適しているかをよく考えて、選択すると良いでしょう。
インフルエンサーマーケティング
インフルエンサーマーケティングでは、企業ベースでは難しい第三者視点(UGC)や生活感のあるクリエイティブを創り出すことができます。つまり、利用者やコミュニティなど比較検討層にアプローチできるクリエイティブを増やせるのです。
また、インフルエンサーに依頼することで多くのエンゲージメントを生み出し、滞在時間も伸ばせるため、リーチの獲得に繋がります。
この投稿を活用して、通常のブランド広告より効果が高いブランドタイアップ広告の出稿も可能です。
一方、デメリットとしてはクリエイティブの管理が難しい点、インフルエンサーの選定にかなりの工数を要する点が挙げられます。
インフルエンサーマーケティングの手法
インフルエンサーマーケティングの手法としては、アンバサダープログラムの発足、単発での投稿依頼、ギフティングなどがあります。
広告運用
広告運用に関しては、広告のクリエイティブPDCAをどう回していくのか、そして、ターゲティング、その先には購入率を上げるためのLPO(ランディングページの最適化)やEFO(エントリーフォームの最適化)があります。
ファッション企業施策ステップ
ファッション系企業の施策は3ステップで展開します。
①1step.ブランドアカウントの構築
ブランドアカウントが構築されていないと、タグ付けしてもらえず、インフルエンサーマーケティングを実施できません。また、広告を出稿しても、アカウントがないと見てもらえない可能性があります。そのため、Instagram内での受け皿としてアカウントを作っておく必要があります。
②2step.インフルエンサーマーケディング(ギフティング)
有償投稿は費用対効果が合わないことが多いので、効率の良いギフティングをおすすめします。比較検討や購入の段階で有効な第三者視点でのコンテンツの創出が必要です。ブランドアカウントだけではリーチが取れない可能性があります。
③広告運用(タイアップ広告)
さらに流入をとっていくために、広告運用が有効です。タイアップ広告の活用をおすすめします。
まとめ
今回はファッション系企業のInstagramアカウントの運用についてお話ししました。ぜひ参考にしてください。
TATAPの紹介
弊社TATAPは、SNSマーケティングに特化した成果にこだわる戦略コンサルティング会社です。
SNSの広告運用実績、インフルエンサーマーキング、ギフティングの実績も豊富です。
SNSに関しては、TikTokを含む各プラットフォーム累計で300アカウント以上、さらに600万フォロワーのグロース実績があります。
クリエイターを活用したインフルエンサーのサポートや、新商品の販売支援、さらにはKPIの戦略策定やSNS全体の戦略設計など、幅広いサポートを一貫して提供いたします。Instagramを含むSNSで何かお困りでしたら、ぜひお問い合わせください。
プロフィール
富田竜介:株式会社TaTap代表
企業様向けSNSアカウント運用代行/コンサルティング/社内化支援/社内研修承ります。
著書:「99%の経営者は知らない中小企業のための正しい SNSマーケティング」