2024.12.13

SNSマーケティング支援会社の選び方について徹底解説!

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Pointこの記事でわかること

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目次

今回は、「SNSマーケティングの支援会社の選び方」というテーマでお話しします。年末に向けて忘年会などのイベントが増えている時期ですが、先日参加した交流会で、以前に比べてSNS支援会社が少し増えていることに気付きました。そこで、個人で参加している方から「どんな人に依頼すればいいのか分からない」という相談を受けました。確かに、どのような基準でSNS支援会社を選べばよいのか分からず、とりあえず相見積もりを取るという企業が増えているようです。そこで、今回は事業会社の方がSNS支援会社をどのように選べばよいのかについてお話しします。

はじめに

ここでお伝えしたいポイントがいくつかありますが、まず最初に強調したいのは、事業会社が偉いとか支援会社が偉いということは一切なく、両者は対等な立場であるということです。これは、どちらが優位に立つかという問題ではなく、両者が協力し合い、補完し合う関係であるべきだという考え方です。つまり、どちらも相手の強みを活かし、共に成長することが求められます。ですので、支援会社を選ぶ際には、同じように支援会社にもクライアントを選ぶ権利があることを意識していただきたいと思います。もちろん、弊社もクライアントのご依頼に応えるべく最大限努力しますが、どうしても成果が出にくい相談内容や、相手に対して不安が残る場合には、受けることができないこともあります。また、もし相手の態度が明らかに横柄だったり、仕事に対して誠実でない場合、こちらからお断りすることもあります。両者にはそれぞれの権利があり、相手に対してお互いの立場を尊重することが大切です。こうした前提を踏まえた上で、ここから本題に入っていきます。

支援会社選びのポイント

1)契約期間

SNSに関する施策は、短期間で結果を出すのが非常に難しいということを、まずご理解いただきたいと思います。SNSは一度に多くの情報が流れる中で運営されるため、迅速な結果を求めすぎると焦りや無理な施策に繋がる可能性があります。特に、アカウント運用やインフルエンサーマーケティングに関しては、いきなり短期間で目を見張るような成果が上がるわけではありません。これらの施策は、中長期的に運用していく必要があります。例えば、契約期間が6ヶ月や1年であることもありますが、そういった期間に進む前に、まずは少し立ち止まって考えていただきたいと思います。弊社では、こうした施策が効果を発揮するには6ヶ月から1年ほどの期間が必要であることを事前にお伝えしていますが、契約更新については1ヶ月単位で柔軟に対応できるようにしています。特に、まだあまり親しくない関係性で、最初からいきなり1年契約を提案されると、少し重く感じるかもしれません。実際に施策を進めてみて、担当者との相性が合わなかったり、最初に聞いていた内容と大きく異なる場合もあります。こうした不安を抱えたまま1年契約でスタートしてしまうと、途中で解約するのが難しくなり、気まずくなってしまうこともあります。そのため、最初は1ヶ月試してみて、担当者との相性や施策が自社に合っているかを確認することを強くお勧めします。1ヶ月であれば、担当者との関係性や施策が自社の方向性に合っているかどうかが大体わかります。それで問題がなければ、その後半年や1年契約に切り替えることができるので、無理なく進めることができます。

2)提案がテンプレート式であるかどうか

支援会社によっては、「私たちはフォロワーを増やすために〇〇を実施しています」「~という方法を取っています」という形で、やり方が固定化されている場合があります。しかし、このアプローチがすべてのジャンルやクライアントに当てはまるわけではありません。たとえば、フォロワー数の増加を重視するビジネスもあれば、売上向上やブランド認知を目的とする場合もあります。弊社としては、もしフォロワー数の増加がビジネスにとって重要な場合には、それに特化した計画を立てますが、最終的に売上げを伸ばすためには、必ずしもフォロワー数自体が最も重要でない場合もあります。結果的に、フォロワー数が必ずしも売上げに直結するわけではないからです。そのため、もしテンプレートに沿った、決まりきった提案しかできない支援会社に依頼すると、自社の特性やビジネスモデルに合わない施策が提案されてしまう可能性があります。クライアントそれぞれのビジネスモデルや目指す結果に合わせて、柔軟に対応できる支援会社を選ぶことが非常に重要だと考えています。SNSを活用して実現したいことがある場合、既存の方法論に無理に合わせるのではなく、自社のビジネスに最適な方法を提案してくれるパートナーを選ぶことが理想的です。固定された方法にとらわれない、柔軟で創造的な提案をしてくれる支援会社を選ぶことが、長期的に見て良い結果を生むことになります。

3)信頼できる人からの紹介が一番

結論としては、やはり「紹介」が最も信頼できる方法だと私は考えています。実際、弊社にお問い合わせや発注をいただくクライアントの約8割が、何らかの形でリファラル(紹介)を通じて知り合った方々です。残りの2割は、私がラジオやYouTubeチャンネルで発信している内容を見てお問い合わせいただいた企業の方々で、それ以外の方法でご依頼を受けることはほとんどありません。紹介の良さは、紹介する側がその企業やサービスを本当に信頼していない限り紹介しないという点です。これによって、紹介された企業もその信頼に応えようとするため、通常の営業活動よりもスムーズに信頼関係が築けることが多いです。逆に、「とにかく6ヶ月でも契約を取ろう」といったテレアポや強引な手法で無理に需要を作ろうとする場合、結果的にお互いにうまくいかないことが多いです。こうした手法では、契約後の関係がぎこちなくなり、双方の満足度が低くなる可能性が高いです。支援会社を選ぶ際には、信頼できる人からの紹介を優先し、他の選択肢も検討することが最も良い方法だと思います。

ちなみに、私たちの会社も支援会社として活動している一方で、他の企業から支援を受けることもよくあります。たとえば、弊社のホームページを改修した際には、知り合いから紹介されたホームページ制作会社に依頼しました。その結果、非常に満足のいく仕上がりとなり、期待以上の成果を得ることができました。このように、紹介を通じて得られた信頼関係から、非常に良い結果が生まれることが多いです。信頼を基盤にした関係こそが、長期的で安定した成果をもたらすと感じています。皆さんもぜひ、信頼できる人に紹介してもらうことを最優先に考え、紹介以外の選択肢も考慮しつつ、最適な支援会社を選んでいただきたいと思います。このような考え方を基に支援会社を選ぶことで、より満足のいく結果を得ることができるはずです。

【実績】

【プロフィール】

富田竜介:株式会社TaTap代表
企業様向けSNSアカウント運用代行/コンサルティング/社内化支援/社内研修承ります。

著書:「99%の経営者は知らない中小企業のための正しい SNSマーケティング

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